蔵元訪問記 滋賀県・今津 池本酒造

 琵琶の長寿 18年6月4日、琵琶湖の北西「琵琶の長寿」蔵元、池本酒造様にお邪魔してまいりました。 

 この時期は、例年田植えを行う季節で、池本さんより度々お誘いを頂いておりましたが、中々日程が合わず参加することが出来ないでおりました。
今年こそはと意気込んでいたのですが、今年は蔵元が日程が合わず「田植え会はなし」との連絡で、がっかりしていたのですが、心優しい池本社長が、お忙しい時間を割いて訪蔵をさせてくださいました。
 今回の訪問で二度目となりますが、前回は冬の造りの季節で蔵の中には、独特な張り詰めた雰囲気がありましたが、6月にもなると、お蔵さんもオフシーズンでのんびりとした感じがします。忙しいときにはしてられない話なども出来また良いものでした。


蔵には、コンテナ冷蔵庫があり、そこにはお宝が沢山寝ているとの情報を事前にキャッチしていた私と今回同行の友人(酒販店)で、池本社長に冷蔵庫内の見学をお願いしました。
 専務さんの案内で、中の商品を見せてもらいましたが、よだれの出そうなものがあちらこちらに埋蔵されいるといった感じでした。
 無理を承知で(図々しいですが)飲みたいな!と言ってみたら・・・   
       いろいろ試飲させてもらっちゃいました!!

コンテナをクリックしてください。

 低温による熟成酒が色々ありました。仲には昭和の時代の酒もありましたが、今回試飲させていただいたのは・・・・・         
 10年熟成の大吟醸・2年熟成生原酒・5年熟成純吟にごり酒・多酸系の酒(内容はメモし忘れた)変わり物で、澱引きをしたときの澱を集めておいた物で、その澱酒を飲ませていただきましたが、真っ白でキメの細かい大変綺麗なものでした。味は、力強い味わいながら、サッパリとキレの良い味で中々のものでした。その他にも色々とご馳走になり大満足!!

 お昼には、琵琶湖の鯉のあらいとうなぎをご馳走になりましたが、琵琶の長寿のコクと甘味は、うなぎのタレと、とても相性が良くまさに地の酒と言ったところでしょう。


 午後は、今回の目的のひとつ「琵琶の長寿の原料米」の田圃を見学させて頂くことになりました。
専務さんの運転する車で先ずは、例年は田植え体験会を行う「山田錦」の水田へ・・・。
 ここは、すでに田植えも終わり梅雨の合間の良いお天気で水面から顔を出す苗が光り輝いて見えました。
この田圃には、鯉を放ち無農薬で稲を育てます。
水田の確認書には、なんと「養魚池」の記載が・・・。





さらに車で移動をし「亀の尾」の田圃へ行くことにしました。
  そこでは、米つくりに情熱を燃やすすごい人に会いました。
 来るまでの移動中に驚きましたが、このあたりの田園にはグルッとフェンスが張りめぐっており、あぜ道に入るのもゲートを開けないと出入りが出来ないようになっているのです。かなり広い範囲にフェンスは、取り付けてありました。後で話しを聞くと、鹿やいのしし、サルなどを避ける為に取り付けてあるそうでご苦労が伝わります。

 

           

亀の尾の水田に行くと、田植えの最中で運良く農業家の篠原さん(写真中央)にお会いすることが出来ました。
この人が実にすごい人でした。米造りのお話を聞くと、実に熱く話を聞かせてくれました。人間の食べるものは安全でなければならない、農薬などで汚染された米は絶対に作らないというのが、篠原さんの理念のようで、琵琶の長寿さんで使用している「亀の尾米」も実は、劇画「夏子の酒物語」感動され、ご自分で種籾を分けてもらいに行き、わずかな量から酒が造れる量まで育て上げたそうです。そしてこの大事な米で、満足のいく酒を醸してくれる酒蔵はどこかと白羽を立てたのが、地元でも手造りの丁寧な仕事をしている酒蔵として知られる池本酒造だったそうです。篠原さん自ら米を持ち込み池本社長に談判のすえ出来上がったのが、「純米吟醸・無農薬亀の尾」だそうです。 知らなかった〜
「亀の尾の実りの季節になると、その姿は1.5メートル以上にもなり本当にかっこいいよ。」と言う篠原さんの言葉がとても印象的でした。
             

夏になると田圃脇の用水には蛍が飛び交うそうです。蛍の卵を探して見せてくれました。亀の尾は、すでに田植えが終わり根を育てるための水抜きがされていました。他の水田と比べると、一株に量が少なく、株と株の間隔が広く取ってあるのが良く分かります。蛙の合唱もにぎやかで、野鳥も多く訪れるこの田園は、本当に「安全・安心」の発信基地です。

琵琶の長寿のお酒は「安全・安心」をテーマに販売

鯉の泳ぐ田圃 ほたる飛び交う田圃
無農薬栽培山田錦100%使用した純米吟醸酒です。たんぼの中には鯉を泳がせ、草を食べさせ、土をかきませ自然の環境を利用した米作りを行います。 農薬を使うことのない田圃には、蛙もいます、野鳥も来ます。周りの用水には、ほたるも飛び交います。安全な食べ物を作る事が美味しい酒につながります
純米吟醸「無農薬山田錦」 純米吟醸「亀の尾」
価格 1800ml  3,300円
 720ml  1,550円  
価格 1800ml  3,060円
 720ml  1,407円