秋風が肌に冷たく感じるころ直くんは作文の時間にこんなことを書きました。

カブト虫の幼虫

ぼくの家にはカブト虫の幼虫がいます。夏飼っていたカブト虫がたまごを生んだのです。数をかぞえたら全部で10匹いました。今はウィンナー位の大きさです。白くて横に小さな穴があいています。細かい毛があります。頭は茶色でからだは白いゼリーのようで中がすけてみえます。うしろの方は黒っぽい色をしています。この黒っぽいのは食べ物のかすかもしれません。

   
    
土の中にふんが多くなるとふ葉土を入れかえます。幼虫をつぶさないように手ですこしずつ土を出します。新しい土の山をそばに作っておきます。出てきた幼虫をその上に置くといそいでなかへ入っていきます。あわてて入っていくのでぼくは「そんなにいそがなくていいのに。」と思います。でもあっというまに姿をかくしてしまいます。幼虫の数をかぞえながら土の入れかえをします。まちがって古い土といっしょにすててしまったらたいへんだからです。

古い土はわりとあたたかいです。新しい土は冷たいので「かぜをひかないかなあ。」と少し心配になります。土の入れかえはたいへんですがどれくらい育ったかがわかるので楽しみです。

友達が集まってきて、とてもにぎやかです。カブト虫になるのがまちどおしいです。

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