「ぼく、おじいちゃんに聞いたんだ。ぼくたちがおりていかないと、こまる人たちがおおぜいいるって ことを。雨がふらないと飲み水がなくなるし、野菜やお米はかれてしまうし、そして、ダムに水がなくなると電気もつくれない。」
「わたしも、おかあさんから聞いたわ。ぜんそくのこどもたちは空気がかんそうすると病気が重くなるって---。だから下におりてみんなのお手伝いをするんだって。でも直くんにあんなことを言われると、何だか悲しくなっちゃう。」
 

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