LTspice (SwCADIII)



 LTspice (SwCAD III)は OSS ではありませんが、リニアテクノロジー社で開発されたWindows で動作するフリーのSPICEシミュレータです。NGSPICE と違って回路図が作成できネットリストも作れます。s関数も扱え伝達関数を組込めます。FFTも可能です。LINUX で使う為にはWineを前もってインストールしておけば良いです。又、ASCOを使えば、回路の最適化ができます。

 LTspice にはサンプルが添付されているので一例として /SwCADIII/examples/Educational/LM741.asc をシミュレーションし出力波形を表示します。



ASCOに添付されているexamplesの中からinvを試してみます。 examplesのLTspiceの中にあるinvの中身( extract inv.cfg inv.net n.typ p.typ )と scad3.exe asco.exe asco-test.exe を WINE のディレクトリに入れます。カレントディレクトリをWINEにして、次ぎのコマンドを入力して実行します。


.wine asco -ltspice inv

しばらくすると次の結果が表れます。


Best-so-far cost funct. value=2.051382051e+35

best[0]=5.47347244

Generation=1 NFEs=20 Strategy:DE/rand-to-best/1/exp
NP=10 F=0.5 CR=1 cost-variance=0

INFO: de36.c - Minimum cost variance reached(cvarmin=1.000000E-06)
INFO: Ending optimization