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雑記 20030428


  行きつけの理容店は店員が3人。
  手の空いた順に呼び出されるシステム。
  予約などという気の利いた、或いは小賢しいものはない。

  空いている時は一番若いのになることが多い。
  とはいえそれは、要するに会社をサボった時なので、
  普通は、昼過ぎまで寝過ごした休日の夕方などとなり、
  さすがにその時間帯はそれなりに待たされることになる。
  もっとも、せいぜい待ち時間は1〜2人程度だけれど。

  さて、その日。

  呼ばれたのは最年長のじーさまからで、
  腕は確かだが、遭遇頻度?は最も低いという、
  まぁ、言うなれば「当たり」である。

  こっそり喜びながら椅子に座り、
  なすがままに諸々を首に巻き付けられる。

  散髪は3ヶ月に2回くらいである。
  単純計算で1年に8回。

  前にこのじーさまに当たったのはいつだったろうか。
  前回は間違いなく他のどちらかで、
  前々回も違ったような気がする。

  なのにこのじーさまは言うのである。

    えーっと、いつものようにやればいいかな?

  と。

  でもなんとなく、鏡越しに答えてしまうのである。

    はい、お願いします。

  って。

     ミ☆

  その床屋へ行く途中。

  ちょうど選挙の時期で、歩いていると、
  遠くから知らない名前を叫ぶ声が近付いてきた。
  言うまでもなく、立候補者の宣伝。

  大きく名前の書かれたワゴンと、後ろにセダンが1台。
  運転手以外の全員だろうか、皆、白い手袋でもって、
  道行く人にひたすら両手を振り続けていた。

  その2台とすれ違った時、周りには誰もいなかった。

  顔は向けずに、目を細め、
  眼球だけ動かしてそちらを眺めてみた。

  あちらも無視されていると分かったのだろう。
  しかし蔑ろにするわけにもいかない、てな所か。

  力の抜けた白い手袋が約1ダース、
  暗い車内でふらふら揺れていたのは、
  まぁ、あまり気持ちのいい光景ではないね。

     ミ★

  叔母に頂いたチケットで横浜へ。
  みなとみらいホールは2度目。

  知らない人のバイオリンを聴く。

  1階の前から9列目だが、壁に一番近かった。
  首が痛くなったが、近くだったから、まぁ、良し。

  前半の後半はほぼ居眠り。
  拍手のたびに目が覚めるテイタラク。

  ただ、しばらく聴いていて分かったのは、
  自分にとって音楽とは、目的にはなりえない、らしいということ。

  らしいが付くあたりがまだまだ曖昧だし、
  全部が全部、これには当てはまるとは思わない。
  実際、引っ張られ続ける音楽に出会うこともある。

  そして、むしろその技術、技量に惹かれるらしい。
  曲とか音とかに、ではなく。

  そんなこと、よしなしごとを考えつつ、
  ぼーっと、ステージの上を眺めていた。

     ミ☆

  大学時代の友人が某市の市議会議員に立候補した。

  技術系のくせに、つい先日までSEやってたのに、
  何を考えているんだか。

  と、半年くらい前に聞いてみたら、
  色々と経緯を教えてくれた。

  で、投票日。

  イコール開票日。

  気になったので、その市のサイトへ飛んでみた。
  選挙速報とあるのでクリックしてみたら、
  時間ごとの投票率が表になっていた。

  のに、肝心の投票結果がどこにもない。

  む〜。

  本人に直接聞くのも怖いしな〜。

     ミ★

  いま、手放しで褒められるマンガが2つ。
  もちろん個人的な好みだけれど。

  「蟲師」と「ラブロマ」。

  ともにアフタヌーンで連載中。

  あ、「るくるく」も。


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