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リサイクル その6


  最近は、猫も杓子も運転免許、なので、
  公共交通の発達しそこねた実家付近では、
  年々、バスの本数が減り続けている。

  現状、これ以上減りようのない所まで来たようで、
  次は一気にゼロ、って所だろうか。閑話休題。

  年末、実家へ行った。

  バス、1時間半待ち。

  天気が良かったので、歩いてみた。

  実家まであと5分てところで、
  そのバスに追いつかれた。

     ミ☆

  理由らしい理由もなく、
  実家から通っている社会人。

  なんか、腹が立つ。

     ミ★

  在日中国人技術者のY氏(25歳?)は言う。
  中国の史書は全て事実を伝えている、と。

  時の権力におもねることもなく、
  ひたすらに事実を記してきたのだ。

  それに、記述者同士の相互監視も厳しくて、
  とても改竄なんぞは出来なかったのだ。

  このような理由で、
  彼はそれを、事実の記録と信じて疑わない。

  アホか?

  と言ってやったが、
  どうやら宗教に近いものがあるので、
  放っておくことにした。

  そのくせ、曹操って知ってる? と尋ねると、
  悪いヤツだの一言で片付けたりしてね。

     ミ☆

  関東地方に含まれるとはいえ、
  南東北(ややこしいな)と呼ばれることもある、栃木。

  方言もあれば、訛りもある。

  運の良いことに、と言って良いだろうか、
  小学校の教師陣は標準語で、
  また、いわゆるテレビ世代でもあるので、
  栃木弁にはあまり縁のない環境で育った。

  中学校に入って驚いた。

  隣の小学校出身の連中と、
  言葉が、通じない。

  というのは大袈裟だが、
  うまく聞き取れなかったり、未知の単語だったり。

  それが栃木弁だったようだ。

  などと、成人式をサボった時の、
  バイトの休憩時間に思い出した。

     ミ★

  先日「現代無用物事典」なるものを読んだ。

  朝日ジャーナル編、初版は平成元年とあるので、
  執筆はそれより更に前のことになる。

  目次を見ると、
  戒名、電信柱、プロ野球の引き分け、お色直し等々、
  なかなか興味深げな題名が並んでいる。

  その中の1つ「禁句集」。

  放送禁止用語の類いで、
  巻末にはその例が並んでいる。

  幾つか拾ってみると、

  産婆 → 助産婦
  土人 → 現地人
  裏日本 → 日本海側
  養老院 → 老人ホーム
  どもり → 言語に障害のある者

  などなど。
  この是非はまた別の機会に。

  で。

  ○○きちがい → ○○マニア

  だそうだ。

     ミ☆

  腕にキーボードくっつけてウェアラブルってのは、
  なかなか笑えてよかった。

  開発者は大真面目なのだろうけど。

     ミ★

  旅先から絵葉書を送る、という風習めいたものがある。

  やはり紅葉は嵐山だの、
  水平線に沈む夕日に地球を感じるだの、
  凍死しそうだけどオーロラが観られて幸せだの、
  そーゆー類いである。

  出すほうは楽しいんだ、確かに。

     ミ☆

  1月か2月に一度くらいは、明確な理由があるのかないのか、
  それは多分細かなトラブルの積み重ねだとは思うのだが、
  なんとなく、暗く、沈み、色々と冴えなくなる。

  仕事の性質が変わり、
  小さく、また、他人との関わりの多い作業が増えた。

  ある種の設計やプログラミングなどの、
  どちらかと言えば孤独で大きめの作業と比べると、
  小さなミスの発生する確率が高くなるのは、道理であろう。

  小さいゆえに吹き飛ばすのも容易でもあるのだが、
  一度なにかのはずみでたまり始めると、
  積もり、集まり、なかなか散って行ってはくれない。

     ミ★

  最初の、そしてその会社での最後の配属先は、
  たっぷりと皮肉を込めて、非常に素晴らしい環境だった。

  慣れるまでそれなりの時間が要ったのは仕方あるまい。
  が、社会人のそれに慣れる頃には、
  すっかり残業にも慣れてしまっていた。

  土曜日は当たり前のように休日出勤。
  たまの休みともなれば、泥のように、
  夕方まで目が覚めない。

  そして身体を壊した。
  いや、壊れ始めたので、会社を辞めた。

     ミ☆

  今までこうだったのだから、
  それにならい、同じようにすればよい。

  と、いうわけにも行かないのがこの時代なのだろう。
  全てがそうかというと、そうでもない。
  今まで通りで良いものもあれば、駄目なものもある。

     ミ★

  仕事と通勤と睡眠と風呂と食事とその他。

  そのその他の割合が非常に少なさが、
  単調な生活というものを計る目安ではなかろうか。

  通勤、特に電車の中での出来事は良いネタにはなるが、
  疲労がたまってくると、ひたすらCDを聴いているとか、
  座れば寝ているか、座れなければ、
  寝るのを我慢しているか、立ったまま寝ているか、で、
  それ以外のことにあまり興味をもてなくなる。

  なにか書こうと思ってエディタを立ち上げても、
  このような陰々鬱々の文章を連ねてしまう。

  なら書かなければ、と思われるだろう。

  嫌なのは、サイトの更新が止まることなのだ。
  現在の、月に1回程度のそれは、
  自分自身の感覚からすれば、停止寸前、である。

  久しく更新されていない他人のサイトを見つけると、
  ムっと来るか、腹立たしくなることもある。

  で、自分を省みて、うーむ、と唸る。

  仕事が山を越せば、とは思う。

  怖いのは、越えた後に、以前のようになれるのだろうか。
  いや、そもそも、その山、越えられるのだろうか?
  いやまて、山、越えた後、下れるのか?

     ミ☆

  どうも、仕様書のような文章を書く場合、
  難しい表現を使わなければならないと考えている人が多いようだ。

  が、本当に難しいのは、誰にでも容易に理解できて、
  10人が読めば10人ともが同じ解釈をするような文章である。

  漢字を並べたがるのも悪い癖だが、
  聞き慣れないカタカナの羅列よりはマシかもしれない。

     ミ★

  よく、日本語は曖昧だと言われるが、
  曖昧になるのは、それを紡ぎだす脳ミソが曖昧だからだ。

  曖昧が悪いとは思わない。

  が、曖昧が許されない場所で曖昧な言葉を吐くのは不可である。
  それが意図されたものならば尚更である。

  ただ、それが罠である場合もあるので、注意しよう♪

     ミ☆

  いままで頑ななまでに買わなかったのに、
  2002年の9月、2週間で3本も買ってしまった。

  ビニール傘。

  2本は、乾かした後、
  自宅の玄関で待機中。

  もう1本は、色々あって、新幹線の網棚の上。
  今頃は遺失物保管所で余生を、だろうか。

  それとも案外、それらしい冒険でもしてくれたか。


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