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年末年始点描


  12月30日。

  例によって関東入りした柳井衆と会合。
  敬称略でDEM、しんたろ、小しょう、ぞん。

  私は、海の方から帰ってきた人達と、夕方、秋葉原で合流。
  関東からは他に、優玲、秧鶏、まりあ、ゆきのひと、やはり敬称略。

  初顔合わせは まりあさん(実は表記不明、間違ってるかも)。
  しんたろ先生とは、朝の新橋駅ホームで「つかれず」を渡されて以来。
  あれは、はて、いつのことだったろう。良く覚えてないや。

  因みに「つかれず」とは、クエン酸の粉末である。
  詳しく知りたい方は連絡を下さい。
  先着1名様に実物をプレゼントいたしますので。

  とまれ、あやしげな情報で秋葉原を徘徊する一行。
  気の短い人なら大変なことになっていたかもしれない。

  甘味処へ軟着陸。

  朝から何も食べていなかったので、
  名物と書かれたホットケーキセットを注文。
  うまいものなしとは言うが、可もなく不可もなし。

  メープルシロップを飲み干したDEMさんが印象的だった。

     ミ☆

  なぜか、デザートの後に晩メシ。
  いつの間にやらカレー屋へ行くことになっていた。

  カレーは駄目だと手を挙げたまりあさん。
  しかし、なぜかあっさりと却下され、一行は昭和通り方面へ。

  このまりあさん、個人的には接点がないので、どんな人かは謎。
  ただ、笑いのツボが不思議な所にあるらしいことは間違いないようだ。

  皆が笑っているところで反応なし、
  逆に、我々がなんとも思わないようなところで、
  ひとり、いきなり吹き出している。

  興味深い特性だが、次に会うのは、はて、夏か?

  カレー屋、特筆なし。

     ミ★

  12月31日。

  帰省。
  土産に悩む。

  東武デパートに入り、最初に目に付いた店で買うことにした。
  目に付いたのは、一風変わったドラヤキ。
  1枚の皮を半分に折った、半月状のドラヤキである。

  即決、10個入り1960円を2つ包んで貰う。
  店員さんの接客は、やはり「さすが」と言うべきなのだろう。
  減点ポイントはゼロ、文句なしの満点。

  新宿発の東北本線、宇都宮行き、各駅停車。
  両毛線との接続もぼちぼち。
  珍しいことに関東バスの待ち時間も10分ほどで済んだ。
  いつもなら1時間近く待たされる、ひどい接続なのだ。

  1つ前のバス停で降りる。

  そーすると、埃だらけの街道ではなく、
  河原の土手を歩いて実家の近くまで行ける。

  風が、強い。
  薄着には厳しい。

  けれど。

  どことなく懐かしくて、笑ってしまった。

     ミ☆

  実家PCのメンテナンス。
  プリンタの印字がかすれるのだと言う。

  とりあえずテスト印刷をしてみる。
  確かに半分はその通り。
  黒がスカスカ。カラーは問題なさそう。

  聞くと、インクは交換したばかりだとか。

  埃っぽい場所なので、原因はそれとタカを括る。
  何度かクリーニングと書かれたボタンを押してみる。
  が、一向に改善される気配はない。

  しばし悩む。

  インクのカートリッジにはヘッダも付いている。
  このヘッダが死んでしまったのだろうか。
  買い置きのインクと交換してみる。

  後ろで母が、取り替えたばかりなんだけど、と、ぼそぼそ。

  悪化。

  どーゆー訳か、黒が全く出なくなる。
  もちろん、保護フィルムをはがし忘れるような初歩的なボケは無し。

  しばし悩む。

  元のインクに戻してみる。
  辛うじて黒い筋が出る。

  ふむ?

     ミ★

  たまたま、である。

  2つのカートリッジを両手に1つずつ持った瞬間があった。
  左手はインクのかすれる謎の新品、
  右手のは、ほぼ新品のカラーインク。

  重さが、違う。

  振ってみるに、前者は、空か、その一歩手前。
  後者は、いかにも新品らしく、ずっしりと重い。

  むむ?

  どうやら、純粋に、インク切れでかすれていたらしい。
  原因の追及は置くことにした。
  今はこのPCで請求書を作らなければならない。

  運良く、買い置きの黒インクがもう1つあった。

  封を解き、プリンタに装着。
  と、あっさりくっきり、黒い文字が印刷された。

  む〜。

  2つ目のは、どうも不良品だったらしい。
  ○○電気め。

     ミ☆

  大晦日といえばソバである、年越しソバである。

  が、今年はなぜか、スキヤキ。
  義姉が畜産関係の役人とゆーのがこの謎を解く鍵になりそうだが、
  詳しい事情は敢えて聞かないことにした。

  スキヤキに使うよーな部位の肉を食べても、狂牛病はうつらないのだ。
  と、聞いている。とりあえず今のところは平気(そりゃそうだ)。

  満腹で年越し。
  1時頃にはみな就寝。

  健康的だが、不粋とも言える。

     ミ★

  1月1日。

  元日配達の通販生活・春号(だったかな?)に心を奪われる。
  扱っている商品も良いのだが、他の記事がやけに面白い。

  定期購読を真剣に考える。

     ミ☆

  朝メシが新年会となる。

  が、間があったので、ケータイと座布団を持って縁側へ。
  通信圏内のギリギリなので、
  油断しているとすぐに圏外になってしまうのだ。

  年賀メールを打ち始める。

  昔から、年賀状のあの「元旦」が嫌いだった。

  郵便物の最後には、署名や、それを書いた日付を書く。
  しかし、元旦に届く年賀状を書くのは明らかにそれ以前ではないか。

  屁理屈である。
  だが、嫌いなものは嫌いなのだ。

  なので、正真正銘の元旦に年賀メールを投げたとゆー次第。
  メールが扱えるケータイを持っている人にしか出せないけどね。

  因みに、レスポンス最速は優玲どんの8分。
  次点は学生時代の友人の28分。

  私の端末に届いた時間なので、
  通信中の遅延などは考慮の外。

     ミ★

  バスの時刻が分からなかったので、夕方、
  散歩がてらに調べに行くことにした。

  うってかわって無風、穏やかな元旦である。
  昨日、にやけながら歩いた土手を逆方向へ。

  時刻表をケータイのカメラで撮影。
  便利な世の中になったものだ。

  そのまま帰るのも芸がないので、
  水の減った河原へ降り、しばらく歩き、
  懐かしさに、再びにやける。

  見上げると、空が、広い。

     ミ☆

  ついでに小学校へ行ってみる。
  もちろん誰もいなかった。

  数年前に立て直された校舎。
  皮肉にも、その頃から減り始めた児童。

  私が在校していた頃は120人強だったのに、
  今では50人ほどしかいないそうだ。

  校舎脇のウサギ小屋で、しばしウサギを眺める。
  前に来たときにはセキセイインコとハムスターもいたのだが。

  ま、いいけどね。

     ミ★

  1月2日。

  箱根駅伝を聞きながら、リブレットのキーを叩く。
  仕事、だが、あまりはかどらなかった。

  両親と雑談。
  焼き餅をほおばり、茶をすすり、ミカンを剥く。
  ドラヤキをぱくつき、コーヒーをすすり、甘栗を剥く。

  昼過ぎ、帰る準備。
  荷造り、その他、約10分。

  米だの野菜だの、色々と持たせようとする両親に、
  はて、7〜8回くらいだろうか、いらないと答え、玄関へ。

     ミ☆

  小山駅、14時半頃の快速ラビット。

  大宮あたりだったろうか。
  酔っぱらいの群れが乗車。

  ドアのすぐ近くに座る私の、
  右、左、正面、左手奥など、総勢で約8人。

  半分くらいは既に「出来上がって」いたので、
  どーにもこーにも、逃げる以外に対処の仕様なし。

  正月だし、昼間から酒飲んでいても構いやしないけど、さ。

  やだな〜、などと思いつつ、なんとなしに眺めてみると、
  これがまた、みんな気のよさそうなおっちゃん連中なんだな、うん。

  嬉しそうに酔っぱらって、嬉しそうに騒いでる。

  ま、いいか。
  正月だし。


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