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2001年の夏休み その弐


  12日(日)、くもり。

  本日の予定は夕方から中板橋でちゃんこ。

  コミケ最終日に生命力や魂を削る人達をヨソに、
  惰眠をむさぼり、昼過ぎに布団から這い出る。

  本当は色々と用事を片づけるつもりだったのだが、
  ここのところ仕事が重くなっており、
  また、それを無視してそれなりに夜更かしを重ねていたので、
  まぁ、ネボスケは必然てなわけだ、うん。

  少々悔しい文字通りの休日。

     ミ☆

  ベランダに出る。
  去年の秋頃からカバーを被りっぱなしの自転車へ歩み寄る。

  つーても、ほんの1〜2歩だが。

  カバーをのける。

  うっすらと埃がかかってはいるが、状態は悪くない。
  油は、さすがに飛んでしまっていた。

  駆動系の掃除、そして注油。

  手あかですっかり変色したバーテープを巻き直す。
  バーテープとは、ハンドル部分に巻くアレである。

  乗る時間がなかったのが残念。

     ミ★

  乗る時間はないが、出掛けるまではまだ時間がある。

  再びベランダに出、曇天を幸い、本を読む。
  微かに油の臭い。

  足がしびれたので室内へ。

  と、不在着信、千歳さまから。
  マナーモードにしっぱなしだったので気付かなかった模様。

     ミ☆

  改札を出るとまだ誰もいない。
  約束は17時、5分くらい前に着いた。

  ほどなく一行が到着。

  待ち合わせ場所付近でタムロする面々。
  切符売り場とコンビニ入り口の間、
  距離にして5〜6mってところか、路上である。

  車が来たら避けりゃよい、のだ、が。

  DEMさん、到着早々「履く?」と。

  は?
  これこれ、うさだの。

  言いつつ、やたらと多い手荷物をその辺りにぽいぽいと置き、
  バッグのひとつをなにやらゴソゴソとやり始めた。

  いや、ここ、危ないですよ?
  んー、えーっとね……。

  あ、大丈夫大丈夫、
  車がきたら、こ やって、ぐぃ、って♪

  と、手でDEMさんを押す、いや、転がし飛ばす仕草をしたのは、
  えーと、書いちゃっていいのかな?、ま、いいか、AGEさんである。

  思わずサムズアップで応えてしまった、ぐっ☆、って。

     ミ★

  千歳さまが来ないな〜。

  改札へ近寄り、内側を覗く。
  ん〜、また道に迷ってるのかな?

  などとヒトリゴチながら戻ってみると、
  みんな、いない。

  あり?

  と、20mくらい先をぞろぞろ。

  慌ててケータイを引っ張り出し、
  千歳さまを探してオフフック、アンテナを引っ張りつつ後を追う。

  しかし、呼び出し音が繰り返されるのみ。

  先の不在着信の折り返し電話では、
  交通手段は電車かバイクかと言っていた。

  仮に電車として。

  近くまで来ているのなら、地上を走る東武東上線なら電波は届くだろう。
  着信が認識されていれば それなりの反応は期待できるかと思われた。

  バイクなら。
  移動中なら出られないのは当然であろう。

  後者の可能性を採用。

     ミ☆

  会場に到着。

  さて、問題の配置である。

  なにが問題かっつーと、
  どーゆー訳か、ある特定の鍋だけ異常に減り方が速いとゆー現象が、
  いつも3番テーブルと呼ばれる場所で連発しているのだ。

  1テーブル4人として、今回の参加者は12人、
  ちょうど3つ、即ち3番テーブルを設定するに足る人数なのである。

  事情を知る者の脳裏を何が駆け抜けていったのやら。

  とまれ、大方の理由は分かっているので、
  いや、あいつとこいつの組み合わせはまずい、等々、議論白熱。

  放り投げて、もとい、後は任せて、千歳さまを迎えに出る。

  因みに後からゆきのんさんが加わり、最終的には13人となった。
  あ、そーいや参加者を書いていなかった。

  敬称略で列挙、DEM、AGE、優玲、水鶏、小しょう、ふくちょ、
  大しょう、ぞん、きょう、ちー、ふくちょの後輩、それに私。

  で、配置は次の通り。

         
  大し    ちー    ぞん    きょ    優玲    小し  

1番

2番呪い?
  ふく    後輩    でむ    しば    水鶏    あげ  

     ミ★

  結果から言えば、伝説と称して問題視される、、、
  もとい、語り継がれるよーな特異点は、今回は見出されなかった。

  むしろ特筆されるべきは、猛威をふるったぞんさんの大食漢ブリであろうか。
  いやもう、食べるわ食べるわ食らうわ食うわ、
  ちゃんこ摂取以外のアクションを見かけなかったと皆が一様に証言したほどに。

  その後しばらく赤裸々に語られるぞんさんの無限の食欲遍歴。
  私としては内容からして話し3割くらいで聞いていたのだが、
  本人はぐいっと微笑みつつ、否定とゆーより肯定の気配。

  全てを真に受けて総括を試みるに、
  食事をしている時間としていない時間が普通の人とは逆、って感じか。

  若いっていいねぇ。

     ミ☆

  なにげにバージョン3.0なんて単語を思い出した。
  大しょうさんのことである。

  因みに私はバージョン2.7。
  メジャーバージョンが変わるまでには もう少し間がある。

  メジャーが上がった最初のバージョンは不具合が多いらしい。

  食後に飲む薬を食前に飲み、イキナリごちそうさまモード。
  うーむ、どう解釈するのが妥当なのだろうか。

     ミ★

  今回、集合は最寄り駅の改札に17時で、
  いつもより1時間ほど早い。

  これは、ちゃんこの後にふくちょ宅に乗り込んで、
  みんなで色々と云々したれ等々を考慮してのことだったが、
  ぜひともDEMさんの異次元ヴォイスを、という一部の要望で、
  そのままカラオケ屋へ雪崩れ込むことと相成った。

  ふくちょ行きつけらしきお店。

  もう少ししたら閉店だか移転だかで、
  もしやふくちょの引っ越しと?

  ま、それはそれで凄いな、うん。

  とまれ、総勢13名、2部屋をぶち抜いたような部屋へ。

  件の超音波無差別攻撃は初めてではなかったが、
  カラオケルームでコスプレを試みた人は初めて見た。

  やおらDEMさんのバッグからうさ耳を、
  続けてサイコロとショッキングピンクのヅラを取り出し、
  周りの制止を意にも介さず黙々と、小しょうさん。

  AGEさんはいつの間にやらブラシとヅラ用のスプレーを用意、
  ピンクのそれをブラシでもって静電気と格闘。
  ナイス連携、麗しきは偽姉弟愛ってところか。

  と、いつの間にやらテーブルの上にうさだスーツ。

  え?、これも着るの?

  とーぜん、と、残りの12人がハモる。

  おもむろに我に返り始める小しょうさん。
  しかし既に、こーゆーことにはやけに素早い水鶏さんの激写済み。
  時計の針は戻せても、時間は元には戻らない。

  うーん、と唸ってうさ耳に手をかけたその瞬間、ドアを叩く音。

  えっ?

  と振り返った彼の目と、
  澄まして入ってきた店員さんの目が、果たして合ったのかどうか。

  あちらもサスガにプロである。

  動揺らしい動揺も見せず、
  しかしその視線の外し方に何かを感じさせつつ。

  彼、お飲物お持ちしました〜、と、
  コップをほいほいと置き、去っていった。

  慣れてるのかな?

     ミ☆

  とりあえず池袋方面へ向かう一行と別れ、反対の和光市方面へ。

  ふくちょ宅へ行ったらそのままお泊まりとゆー時間帯である。
  電車の中か、それとも池袋駅で色々とドラマが展開されたのかもしれないが、
  まぁ、それはそれ、健闘を祈るるる〜、なんて呟きつつ、ホームで手を振った。

     ミ★

  8月13日(月)、よい天気。

  どんな天気だったかよく覚えていない。
  日中は部屋の中でごろごろ、外に出たのは日が暮れてから。

  あまり暑くなかったと思うので、晴れか、曇りか。

  ご近所の水鶏さんからお声がかかる。
  山口・広島遠征組の帰りの車に便乗して帰省するのだという。

  大宮のふくちょ宅から出て、和光市で水鶏さんを拾うという手順。

  待ち合わせ場所は和光市駅近くのセガワールド。
  外環を和光インターで降りて くいくぃっと曲がると、
  ちょうどこのゲーセンの横に出るのだ。

  てなわけで、ドリームキャスト入りの、
  見た目の倍くらい密度の高いバッグを預かり、てくてくてく。

  怪しげなデリカを発見。

  近寄ると、運転席にDEMさん、
  なにかを感じて振り返ると、ゲーセン入り口付近に大しょうさん。
  手を振って挨拶をすると、中から小しょうさんとぞんさん。

  とりあえず、ぞんさんがアイスをかじっていたのを覚えている。
  確かにいつも何か食べているらしい。

  後部座席へ回ってみると、ありゃ、きょうさん。
  お泊まり組らしい。

  と、いつの間にやらゆきのんさん。
  そうか、今回のチャレンジャーは2人か、ふむ。

     ミ☆

  ふくちょ宅、人呼んで大宮支部。
  そこを出発したのが確か19時すぎだった。

  詳しくは知らないが、道中、色々色々色々色々とあったらしい。

  柳井に着いたのが14日の22時すぎである。
  単純に計算すると、27時間。

  ご苦労様です。

  セガワールドで本隊とわかれたゆきのんさんを和光市駅へ誘導し、
  そのまま帰宅、さっさと風呂に入って寝てしまう。

  こんな感じで2001年の夏休み、第1日目+αは終わり。


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