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2001年の夏休み その壱


  日本人の夏休みといえば、盆の帰省や海外旅行などの、
  民族移動などと表現されるいささか極端な行動に代表されるが、
  一部の人達にとっては、やはり例のイベントであろう。
  そう、ほら、海のほうでやる、あれ。

  コミックマーケット、略してコミケ。

  もちろん今年も行かなかった。
  次も、その次もずーっと、行く予定はない。

  別に非難しようとか、そーゆー訳ではない。
  そもそも実際に行ったことすらないのだから。

  ま、それはそれとして。

  今年の夏休みは分散型にしてみた。

  ここ数年は上記の時期に合わせて集中的に、
  世間の皆様と同じように普通に休みを取っていたが、
  今回は諸事情により中国地方からの遠征組への宿の提供はできず、
  また、都合の良いことにふくちょが大宮(のちょっと北)に、
  何を企んだか、
  彼らとその荷物を収納して余りある(と思われる)広さの部屋を確保、
  必然とゆーか なし崩しにとゆーか、ま、そーゆーわけ。

  コミケは金〜日なので、翌月曜日を夏休みの第1日目と設定し、
  彼らのコミケ出撃前後のイベントに顔を出すことにしてみた。

     ミ☆

  休みの取り方からしてやや消極気味のこの夏。

  どのようなイベントが企画されたかは、
  実のところ全ては把握していなかった。

  某掲示板で見かけたのは次の3つである。

    ・ 秋葉原巡礼
    ・ 甘い物ツアー
    ・ ちゃんこ

  巡礼は金曜日。
  会社である、仕事である。
  必然的に不参加。

  ちゃんこは、何割かはこちらから持ちかけたような形だったので、参加。
  甘い物ツアーは、まぁ、内容が内容だけに参加するつもりはなかった。

  なかった、というのは、そう、参加したとゆー意味である。

     ミ★

  11日(土)、くもり。

  天気予報によれば、
  東京上空は大気が不安定で、局地的な大雨もありうるという。

  昼過ぎ、曇天を眺めつつ改札を抜ける。
  エスカレータの真ん中あたりで傘を忘れたことに気づく。

  ま、いいか、と流し、新線で池袋。
  池袋からは無難に山ノ手線で新宿。

  西口から地下道を縫ってヨドバシカメラへ。

  長距離バスのターミナルから店舗へのほんの数メートル、
  頬に感じた小粒の雨にびびりつつ、きもち足早に店内をぶらつく。

  30分くらいで外に出る。
  雨は入った時と変わらず、微か。

  都営新宿線に乗る。

  バスターミナル横の階段を下りたフロアから、
  更にずんずんずんと地下へ潜っていく。

  ホームが地下何メートルかは知らないが、
  実際の数字を聞いてもピンとこないかもしれないが、
  変に不安になるものである。

  特に、どうやら休日の昼下がりっつーのは人気の少ない時間帯らしくて、
  いつの間にやら世界の境界を越えてしまっているのではあるまいか?
  などと、他愛もない空想にひたる暇のあるほど、
  そのエスカレータは長く、のろのろと動いていた。

  神保町で下車。

     ミ☆

  雨は、とりあえず降っていない。

  「茄子」を買いにきた。

  現在アフタヌーンで連載中、
  奇才黒田硫黄の描く変なマンガである。

  関係ないが、黒鯛王と変換されたので ちと焦った。

  他に「大日本天狗党絵詞」(〜えことば)全4巻、
  小品集「大王」と併せて6冊、全て黒田硫黄。

  で、1階で小説を眺めていたら、千代田区の広報車。
  東京地方に大雨洪水警報、だって。

  むむむむむ。

     ミ★

  コミケ組からメールが届く。
  これから秋葉原へ向かうとのこと。

  こちらも、と送り返す。

  まだ降り出す様子はない。
  空の様子を気にしつつ、足早に秋葉原へ。

  途中のJ−PHONEショップ、
  ちらとポスターを見ると、J−D05が8月17日発売とある。

  いま使っているJ−D02の後継機で、
  数少ないフリッパー付きの端末である。

  7月下旬発売と聞いていたが、
  きっと色々色々色々とあったのだろう。
  値段と相談で機種変更の予定。

  数分後、万世橋付近で一行と合流。

     ミ☆

  合計で8人。

  敬称略で列挙すると、DEM、AGE、優玲、水鶏、小しょう、ふくちょ、
  それと最後まで名前を聞き損ねた、痩せた、白いシャツのおにーさん。

  これからの予定を尋ねてみると、
  あにはからんや、甘い物ツアーだそうだ。

  うへぇ。

  コーヒーのふくちょの隣でカフェオレを啜り、甘味をやりすごす。

     ミ★

  次のターゲット、うさ耳。
  コスパショップへ。

  お陰様ですっかり場所を覚えてしまったさ。

  遠目に見た、
  カウンターでブツを受け取った時のDEMさんの表情が印象的だった。

  道すがら、ふと隣を見るとゆきのんさんがいた。
  いつの間に合流したのか不明だが、総勢9名となった。

  これで野球ができる(違)

     ミ☆

  どーゆー成り行きか、カレー屋へ。
  甘い物ツアーで辛い物とはこれいかに?

  ま、いいか。

  チキンカレーの一種とナン、それにマサラティーを注文。
  味は「普通」の範囲かと思われる。

  不味いわけでもなし、
  だからといって、美味いぞ〜〜〜!、と絶叫して口から炎を吐くほどでもなし。
  いや、私の舌には十分に辛かったので、、、いや、なんでもない。

  まぁ、通ってもしばらくは飽きないんじゃないかと思う。

  後で聞いたのだが、ふくちょの現在の勤務地が秋葉原付近なので、
  電気街からちと離れたこーゆーお店を知っていて、で、だそうだ。

     ミ★

  秋葉原駅へ戻り、別行動のグループと合流。
  敬称略で、大しょう、ぞん、それと黒い服の人。

  総勢12人、これでサッカーができる(違)

  すでにいい時間になっていたので、部分的に解散、
  帰って衣装の仕上げにかかるとゆー水鶏さんと山ノ手線に乗ったのだった。


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