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ひと


  仮に結婚して女の子が生まれ、
  その子がそれなりに育ったとして。

  ある日その娘が電話口かなにかでこう言うわけだ。
  あのぉ、、、会って欲しいヒトがいるんだけれど、と。

  もちろん、この場合のヒトとは、
  「男性」と書いて「ヒト」とルビを振るアレである。

  ありがちな絵ではあるが、想像するに、
  うーむ、かなりダメージが大きそうだ。

  ……なんてのを、数年前にさっさと結婚した元同僚に話してみた。
  子供が出来たとゆー連絡をもらったその電話で、である。

  そしたら。

  結婚式の朝、別室で控える父親 ―― ヤツのことだ。
  感情こもごも百面相を渋面かなにかで抑えていると、
  スッとふすまが引かれ、白無垢姿の娘が現れて……。

  と、そーゆー状況で泣くのが、夢なのだそーだ。

  はてさてざっと20年後。
  そーゆー風景は生き延びているだろうか。

  急激に変わってゆくものもあれば、
  昔っからぜーんぜん変わらないものもある。

  この風習?に関しては、
  女性を物扱いしていた名残を感じてしまうので、
  どちらかとゆーと、あまり好きにはなれない。

  まぁ、彼女の言葉次第であろう。
  感謝の類いなら、よし。

  いや、言葉は不要、が、最上か?

     ミ☆

  ヒトはとゆー生き物は、他人と交渉をもつ時、
  初期段階では両者の共通点を探すのだそうだ。
  で、その有無、数が好意へと繋がるとかなんとか。

  そしてそれなりの時間が過ぎると、
  今度は2人の相違点が表面化して来、
  これと好意とのバランスが双方の関係を左右するとかなんとか。

  好みに完璧に合致する人間なんている訳がない。
  そりゃー我慢も必要だが、むしろ楽しむくらいでないと。

  それが嫌だというのなら。
  ま、空想の世界ででも漂っているのがよかろーて。

     ミ★

  たまに。半年に1回くらいの割合だろうか。
  検索系のサイトで自分のハンドルを入力してみる。

  検索エンジンによっても異なるが、
  大体は掲示板やリンクページがひっかかる。

  私の場合は、途中から司馬遼太郎や司馬遷、司馬光、司馬仲達など、
  いわゆる司馬文学や中国史、三国志へと繋がっていくかと思えば、
  数万、数十万とも言われる猫系のそれもリストに挙がってくる。

  先日のことである。

  普通の環境では「しばねこ」と打ち込むと、
  大抵は「芝猫」と変換されるだろう。

  IMEを入れ替えたのを忘れていた。
  ユーザ辞書は引き継がれていない。
  浅慮にも、変換結果も見ずにリターンキィを押してしまった。

  ら、出てきた出てきた、ずばり SIBA-NEKO.com(笑)

  覗いていたら、「しばねこ」で検索すると云々とある。
  なるほど、平仮名は試したことがなかった。

  したら、隔週間メールマガジン「しばねこ」と来た(笑)

  いっそのこと「しばねこ」リンクでも作ってみようかな?

     ミ☆

  人間は過去に対しては神となり得る。
  司馬遼太郎の文章に、たまにこんな感じの言葉が出てくる。

  古い知人に、こーゆー口癖を持つ人がいる。

  なんらかのトラブルが起きたあとに、
  それじゃ駄目だと思ってたんだ、とかなんとか。

  だったら先に言えば良いじゃないか。

  聞くたびに内心ムッとしていたので、
  反面教師ってヤツか、口うるさい人間になってしまった。
  基本方針は人事を尽くして天命を待つ、である。

  また、暗黙の一致のはびこる職業ゆえ、
  言わずもがなのことでも 敢えて口にすることにしている。

  確認といえば聞こえは良いが、
  まぁ、嫌がられることが多いね。


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