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雑記 20010429


  机の上にメモ帳の類いが置いてあることは珍しいことではない。
  既製品や裏紙を切って束ねたものまで、人それぞれ、
  改めて眺めてみるとそのヒトトナリが見えて面白く…はないか。

  隣の中国人技術者L氏のそれは裏紙の束である。
  A4の、経緯の定かでない紙が50枚くらい、
  大きめのクリップで留められている。

  大抵は、中国語と英語と日本語とC言語あたりが混じって、
  判りそうで判らない文字列の群れで埋められている。
  矢印や記号も多い。プログラムのフローチャートであろう。

  で、だ。

  4月のアタマ、桜の花が散り始めた頃であったか。
  そのメモ帳の左隅に、2cm角くらいの文字で。

  故郷。

  ただその2文字のみ。
  なにがあったのだろうかね。

     ミ☆

  先日、熱を出して寝込んだ。
  額に手を当ててみたら、なるほど熱かった。

  けど。

  むむむむむ。
  なんだ、この、デコの広さは。

  母方の血であろう。
  額が微妙に後退してきたらしい。

  うーん、まぁ、どちらの家系も禿げてる人はいないし、
  広い額は知性の象徴でもある(らしい)し……。

  ま、いいか。

     ミ★

  ソフトを作る会社なので、
  オフィスを眺めると、どの机にも1台、
  当たり前のようにPCが置いてある。

  で、それとほぼ同数のモニタが存在するわけだが、
  ざーっと見た感じでは2種類に分けられるようだ。

  ブラウン管か液晶か、ではない。
  きれいか、汚いか、である。

  主に指のアブラである。
  次点はヤニ、そしてホコリ。

  個人的な経験からいうと、
  現時点で30歳以降かそれくらいの、主に男性。

  なんのためらいもなく無造作に、
  ベタっと、その、脂やヤニにまみれた指を、
  グイグイっと押し付けるのである。

  まぁ、指でもって画面を指し示しているわけだが、
  別に触らなくても十分通じるし、
  最近では当たり前のようにマウスが使えるのだし。

  因みにマウスやトラックボールなどを総称してポインティングデバイスという。
  ほんで、デバイスをディヴァイスと書くと嫌がられる。
  日本語の面白いところとも思う、というのは余談。

  そーゆー連中のモニタを眺めると、
  表面くまなく隅から隅まで、指紋だらけ。

  場所ごとにその頻度は変わると思われるが、
  ある程度は上書きになるらしいので、つまり、
  かなり長いこと掃除をしていないという事なのだろう。
  もしくは毎日満遍なくモニタを触りまくっているか。

  見づらくなるだろうし、なにより、汚い。

  人それぞれだから構いやしないけれど、
  他人のには触らないでくれよ、頼むから、うん。


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