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年末ちゃんこ 後編


  中板橋に到着。

  改札を出ると、おお、いるわいるわ、
  怪しくて濃ゆいのがわらわらと。

  引率者は優玲どん、神奈川県民。
  中国地方からの遠征組は以下の5人、敬称略、
  DEM、大しょう、小しょう、ぞん、たかくん。

  数分後、この秋に関東進出を果たした水鶏さんが到着。

  ダッフルコートとタートルネック、妙に丸っこいブーツが、
  そしてその雰囲気が某カノ○の某たい焼き娘を連想させるとのことで、
  そっち系の人達から、なんで手袋がミトンじゃないんだー、とか、
  タイヤキはどーしたー、などとクレームが飛ぶ始末。

  なにやってんだか(笑)

  更に数分後、ちゃんこ屋の回し者ふくちょが合流。
  会場で待ってりゃいいのに、暇なヤツめ。

    # ふくちょの両親がちゃんこ鍋屋さんを経営されてます。
    # 着いたのは水鶏さんのほうが後だったかも(汗)

     ミ★

  参加予定者は上記の8人の他に藤ノ宮の千歳さま。
  これに私を加えてちょうど10人。
  割り勘の計算が簡単でよろしい、というのはともかく。

  9人揃ったのが18時52分頃だったか。

  残すは1人、千歳さまである。
  なにはともあれ19時まで待つとゆー方針で。

  来ない。
  来ない。
  来ない。

  PHSに電話してみる。
  ただいま電話に出られない云々。

  はて、電車の中であろうか?

     ミ☆

  3回くらいかけ直したか。
  繋がった。

  今どちらですか〜?
  かみいたばし〜
  へ?

  上板橋?、って、駅があったな、確か。
  下板橋、中板橋、上板橋。

  あ、中板と上板の間に常盤台があるよ、うん。
  って、なぜにそんな所に?

  はい?
  道に迷った〜

  は?、なんで?
  原付きで来た〜

  なるほど。

  もうしばらく迷走する予定とのことなので、
  お待ちしてます〜、てな感じで、会場へ移動。

  なにやってんだが(笑)

     ミ★

  中板橋の商店街を2列縦隊で移動する一行。
  しんがりは、どーゆーわけか、私とふくちょ。
  そして先頭は、これまたどーゆーわけか、DEMさん。
  道に詳しいヤツほど後ろにいたとゆー。

  DEMさん、会場には、前回、夏のちゃんこで1回来ている。

  密かに何かに期待しつつ、
  最後尾でほくそ笑む2人。

  DEMさんの方向感覚、そして行動には、
  ちと別の、愉快なニュアンスで、定評がある。

  とはいえ、会場までは1本道である。
  歩いていけば右手に看板が見えてくる。

  が。

  しばらく歩き、散在する脇道を通り越すたびに、
  びみょーに下がってくる、歩速。

  心理学だねぇ〜。

     ミ☆

  長方形のテーブルが3つ、それぞれ鍋は1つずつ。
  私が座ったのは壁側のちょうどまん中だったので、
  ここを基点に着席場所を説明してみる。

  右に優玲どん、その更に右にたかくん。
  左に水鶏さん、その更に左に千歳さま(後に合流)。

  正面はぞんさん。

  向かってぞんさんの右、優玲どんの正面にDEMさん。
  その更に右、たかくんの正面が小しょうさん。

  向かってぞんさんの左、水鶏さんの正面に大しょうさん。
  その更に左、千歳さまの正面にふくちょ。

  そして、呪われた3番テーブルの構成員は、敬称略、
  優玲、たかくん、DEM、小しょうの4人であった。

  ま、テーブルで書くとこんな感じ。

         
  ふく    大し      ぞん      でむ    小し  

1番

2番呪い?
  ち〜    水鶏      司馬      優玲    たか  

     ミ★

  偶然と言う人もいる。
  必然と言う人もいる。
  磁場が悪いと言う人もいる。

  奇しくも夏のちゃんこの参加者は11人、
  ほぼ同じ規模、テーブル構成、位置は全く同じで、
  メニューがわずかに異なるのみ。

  なぜだかは知らぬが。

  3番テーブルに載った料理は、
  他の追随を許さず、速攻で消えうせる。

  気がつくと、消えている。

  因みに夏のそれは、敬称略で、
  DEM、おやぢん、小しょう、山口てしかであった。

  なるほど確かにはらぺこ軍団ではあった。

     ミ☆

  しかし、だ。
  今回の、他のテーブルを見てみよう。

  1番テーブルを構成する4人は、
  折り紙つき、鉄の胃袋を持つ男・ふくちょ、
  函館名物イカ羊羹で鍛えられたとゆー千歳さま、
  元祖はらぺこ・水鶏さん。

  もう1人は、初対面なのでよくは知らないが、
  終始、飲み、食い、喋り、大いに笑っていた大しょうさん。
  申し分のない戦力といえよう。

  2番テーブルは私と、これまた初対面のぞんさん。
  私は今回、どちらかとゆーと飲んでいたが、
  それでもそれなりの量は胃袋に放り込んだはずだ。

  ぞんさんも口数少なく黙々と鍋をつついていたし、
  どちらかとゆーと、1番、2番のテーブルは、控え目に、
  ごく普通に鍋と格闘していたよーな印象が強い。

  あ、大しょうさんは別かもしれんが。

     ミ★

  会話でもって場を盛り上げたのは、
  3番テーブルの3人および大しょうさん。

    #その内容はともかくね。

  唯一静かだったのはたかくん。
  黙々咀嚼を続けるその様は、
  さながら激流を秘めた穏やかな淵の如きものか。

  とまれ、喋り続ける4人。

  他のメンツは、それなりに喋りつつも、
  純朴に目前のちゃんことの対話を続けていた。

  なのに、なぜ?

  あっという間に底をつく、3番テーブルの鍋。
  追加のうどんも、その次のおじやも、
  気が付けばどこかへ消え失せている。

  いつ食べてるのさ?

  そして、あの夏を知る人々の脳裏を過る、
  謎の3番テーブル伝説。

  うぐぅ。

     ミ☆

  2時間ほどでお開き。

  原付きのエンジンを回す千歳さま。
  帰りは道に迷わないことを、
  そして次回こそは遅刻しないことを祈る。

  残りの9人はカラオケ経由で中板橋の駅へ。
  時間の都合で、この大人数にも拘らず1時間でおしまい。
  カラオケ嫌いとしてはノープロブレム、むしろ歓迎。

  改札でふくちょと別れ、
  池袋方向へ向かう引率&遠征組とはホームを跨ぐ階段で。
  私と水鶏さんは和光市方面。

  線路を挟んで名残でも惜しんでみようと思ったら、
  ちょうど下りの電車が入ってきたので、載る。
  次の各駅停車までは数十分待たなければならない。

  ドア口に立って隣のホームを見ると、
  あちらの電車も到着しており、皆ロングシートに座っている。
  窓の都合で2、3人の顔と、ほぼ同数のうしろ頭が見えた。

  手を振ってみる。

  が、その2、3人が誰だが忘れてしまったが、
  気付きゃーしない。

  ぶー。

     ミ★

  ドアが閉まり、景色が流れはじめる。
  諦めてシートに座る。

  それなりに飲んだ。頭が痛い。
  十分に食べた。胃袋が重い。
  力の限り笑った。腹筋が痛い。

  けど、体のきしみは、うむ、心地よい。

     ミ☆

  ところで因みに。

  池袋で買ったトログッズは、
  引越祝として優玲どんに進呈。

  使ってね♪


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