<BACK> <HOME>

年末ちゃんこ 前編


  年の2回、夏と冬のアレである。
  海の方で開催されるアレである。

  が、個人的には直接は関係ない、
  行く気もないし、実際、行かなかった。

  間接的な関係ならある。

  迎撃である、オフ会である、
  オフラインミーティングである。

  要は、遠く山口や広島からやってくる人達と、
  一緒に、酒でも飲んで鍋でもつつこうとゆー、
  そーゆーアレである。

     ミ☆

  前回、2000年の夏は、
  我がアパートは5人の遠征組を迎え、
  まぁ、色々なことがあった、色々、うん。

    # 3泊のうち2泊を提供。残り1泊は優玲どん宅。

  が、今回の宿は優玲どんの、
  引越後間もないアパートなので、
  コミケに行かない身としては、
  関り合いは消極的にならざるを得ない。

  夕方以降に遊ぼう、でも構わないのだが、
  新幹線組はまだマシとしても、
  18切符で在来線往復組の体力の消耗は無視できない。

  てなわけで、1日目はノータッチ。
  で、2日目の夕方にちゃんこ鍋、
  ってな具合の迎撃スケジュール。

  もっとも、最終的にそれが確定したのは26日頃で、
  まぁ、なんつーか、えーかげんだわな。

  因みに。

  予約が取れたのはちゃんこ屋さんにコネがあったから。
  よい子は真似をしないこと、ご利用は計画的に。

    # 2000年の冬コミは29〜30日の2日間でした。

     ミ★

  で、12月30日、夕方。

  ちゃんこ鍋の会場は中板橋駅から徒歩5分ほど。
  東武東上線の各駅停車で池袋駅から10分弱の所で、
  我が和光市からも同様に10分強だったりする。

  位置関係は、西から、和光市、中板橋、池袋。

  集合時間は18時50分頃。
  単純に考えて18時半頃に出れば良いのだが、
  玄関を出たのは17時半頃である。

  なぜか?

  用事があった。

     ミ☆

  通勤定期で改札を抜け、池袋へ向かう。

  因みに定期は有楽町線のもの。
  これも和光市 〜 池袋を結んでいるが、
  いわずもがな、中板橋は通らない。

  さらに因みに、
  実際に載ったのは地下鉄新線である。
  これもまた池袋までいける。ややこしい。

  とまれ、池袋。

  某Kさんの情報に感謝しつつ、
  西武デパートのLoftへ向かう。
  お蔭で渋谷まで行く手間が省けたよ、うん。

  9階だか10階だかのキャラクターグッズ売り場。

  あまり縁のない場所なので、
  イマイチ勝手がわからない。

  彷徨うこと数分、目標のブツを発見。

  トロのハブ、及びじたばたトロ(笑)

  ところで前者、USBのハブである。
  正しくはUSBハブマスコットと言うらしい。
  ハブ上のトロが通電を関知してぽこぽこ動くとゆー、
  そーゆーグッズである。

  内心照れつつ足早にレジへ。

     ミ★

  ちと余談ぎみ。

  レジで清算していると、
  ご家庭用ですか?、と。

  いいえと答えると、二者択一だったらしい、
  プレゼンと用ですね?、との確認。
  実際そうだったので、ハイと答えた。

  と、包装するからちょっと待っててね、と。

  で、待つこと、実に10分。
  箱が大きかったこともあるが、
  それ以上に不器用だった。

  バイトさんかなぁ。

     ミ☆

  思わぬ所で時間を食ったので、
  急ぎ足で東武東上線の切符売場へ向かう。

  あわよくば優玲どん率いる遠征組と合流、
  なんて思っていたのだが、先の10分が効いた。

  結果的には彼らの1本後の電車に乗った。

  が、東武線のホームで、
  ちと教訓めいた出来事があった。

     ミ★

  切符売場に到着したのは18時37分頃であった。
  電光掲示板の時刻表を見ると、次発は18時41分である。

  ジーンズのコインポケットから小銭を取り出して、
  切符を買い、改札を抜けたのは38分頃。

  ケータイが鳴ったのはその時である。
  メールが届いたのである。

  優玲どんから、池袋に着いた、と。

  むむ?

  遠征組は引率者優玲どんを含めて6名、最大派閥。
  いま着いたとゆーのなら、それほど急ぐ必要はない。
  改札は通ってしまったのが、
  うまく誘導できればこの場所で合流できるだろう。

  どこに居るのか?、とメールを返してみる。

  と、送信した直後にタイムラグとゆー言葉を思い出した。
  慌てて受信メールボックスを呼び出し、
  あちらの送信時間を見ると、18時31分。

  微妙なところである。

  迷宮度抜群の池袋駅である。
  乗り換えで道に迷うことしばしばである。

  とはいえ、先のメールが送られた状況までは分からない。
  到着直後なのか、はたまた別のタイミングなのか。

  頭を抱えていると、発車のベルが鳴り始め、
  その数秒後、メールの着信を告げる着メロ。

  もう少しで中板橋、と。

  ありゃま。

     ミ☆

  まず1つ目の過ち。
  メールが届くまでの時間をごく短いものだと思っていたこと。

  これは一つの錯覚で、
  原因としては、J−PHONEのスカイメールの、
  配信通知機能による所が大きいのではないかと思う。

  スカイメールでは、メールを送信すると、
  相手の端末に届いたかどーかが確認できる。

  双方の電波状態が良ければ数秒で届くので、
  送信に要する時間はその程度だと思ってしまっていた。

    # オプションです。他のキャリアのサービスは知りません(汗)
    # 届いたからといって読まれたとは限らないので注意。

  が、当然、例えば電波の状態に依存するだろうし、
  どーゆー処理を経ているのかは知らないが、
  eメールではより時間がかかるのは想像に難くない。

  余談になるが、これを書いている1月2日、
  友人との雑談中、このタイムラグが話題になった。

  で、私のJ−PHONEと友人のauとで送受信をしてみたら、
  私 → 友人は1分30秒、友人 → 私は25秒ほどかかった。

  アルコールが入っていたこともあったので、
  ふーん、てな感じでこの実験らしきものは終了。
  いわずもがな、あまりにもデータが足りないので、
  これだけではなんの結論も捻り出すことは出来ない。

  なら書くなよ、って?
  うむ、いや、誰か実験してくれないかな、ってね。

     ミ★

  2つ目の過ちは、
  居場所の確認にメールを使ってしまったことである。

  この確認でもタイムラグは発生し得るし、
  返信した場所から動かないのならともかく、
  ○○へ向かうよ〜、なんて言われた場合、
  そこでまた別の誤差が発生し、混乱の原因となり得る。

  こーゆー場合は素直に音声通話をするのがよろしい。

  ただし電車の中ではむしろメールを使うのが良かろう。
  もしくは降りてから電話をかけるか、どちらか、か。

  敢えて3つ目の過ちを挙げるなら、
  池袋での合流にこだわったことであろうか。

  集合場所は飽くまで中板橋なのだから。

  うーむ、ま、これは、いいか。

  そんなわけで、
  優玲どんの返事のメールを読み、
  即座にドアに向かってダッシュ。

  幸い41分の電車に載ることができた。

つづく     


<BACK> <HOME>