<BACK> <HOME>

連想


  先日久しぶりに会社に戻った時に、
  あのHPはどーにかなりませんか、最悪ですぜ、
  などと、ここぞとばかりにに貶してきた。

  今や、というより今更という感もあるが、
  既にHPは企業の顔なのである。

  ましてやウチは企業向けとはいえソフト会社で、
  HP作成の仕事を受注したこともある。
  センス、技術、もしくは正気を疑わざるを得ない。

     ミ☆

  正気を疑うといえば、この会社PCのモニタ越しに見える、
  隣のシマで作業中の、歳の頃は30台後半であろうか、
  一見やり手に見えるSEさんのデスクトップ画面である。

  解像度は恐らく1024×768であろう。
  全アプリ最小化がお好きなようで、
  席を離れているときは壁紙が見えていることが多い。

  壁紙のセンスもイマイチなのだが、まぁ、いい。
  問題はその手前である。

  アイコンが、実に9行、13列、
  さっき遠目に数えてみたら115個、
  自動整列されて整然と、面積にして9割位であろうか、
  いわばデスクトップに網掛けでもした状態。

  そのほとんどはデータファイルやフォルダらしいが、
  それはそれとしても、とにかく、理解に苦しむ。

     ミ★

  理解に苦しむといえば路上の立ち読みである。

  昼休みは文庫本片手にパンやらおにぎりやらをパクつくのが常で、
  因みにこーゆーのは出勤途中に買っておくのがお利口さんである、
  昼は混むからね、というのはともかく。

  最初のおにぎりの途中で巻末に辿り着いてしまった。
  昼休みは残り50分もある。昼寝するのも芸がない。

  とはいえ。

  終わりそうなのは分かっていたので、
  実は「 次 」をバッグに忍ばせてある。

  の、ハズが。

  これ、こないだ読んだじゃん。
  本屋へ行くことにした。

  ら、外に出してある雑誌棚に群がり、
  4人くらい居たろうか、オッサン連中がが立ち読み。
  しかもなぜか少年誌、即ちジャンプとかマガジンとか。

  雑誌の種類はともかくとして。

  昼休みである。
  ヒナタである。
  真夏日である。
  アスファルトの上である。

  しかもご丁寧にスーツの上着まで着て、
  ハンカチで額の汗を拭いながら。

  ワケわからんなぁ〜。

     ミ☆

  ワケが分からんといえば、
  やはり山口県は柳井市の方々であるが、
  ちとネタがローカルになるけど、まぁいいや。

  とは思ったが、どーも柳井の奇人変人列伝になりそうなので、ヤメ。
  物理的に距離がある方々ならともかく、
  最近では電車でホイホイ来られるよーな所にもいらっしゃるので。

     ミ★

  ホイホイと言えばゴキブリである。

     # 強引だなぁ

  1年くらい前のことになるが、会社の引っ越しがあった。
  辞職したという意味ではない、念のため。

  で、その時は運悪く事務所勤務だったので梱包を手伝わされた。
  社員の性格が良く分かって面白かったというのは置いといて。

  突如、ゴキブリ様登場、直後、すぐ隣で悲鳴。

  たまたまその場に居合わせた。
  机の下からは黒くてちょこまか動く昆虫、全長約4cm。
  第1発見者は私であった。

  あ、ゴキブ…
  きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

  総務のおねーさんの発する高音に痺れる鼓膜。
  濁点が付いていなくて良かった、というのはともかく。

  ほう、やはり女の子なんだな、などと呑気に構えていたら、
  そのあとの行動も、ある意味やはり女の子なのであった。

  素早くサンダルを脱ぎ捨て振りかぶると、すぱぁんっっ★

  一撃、ただの一撃である。
  クリティカルヒットを食らった彼のゴキブリ君は、
  直後にただの黒っぽい粘液質の塊と化した。

  やだやだやだやだやだやだやだやだ、
  などと言いつつも大量のティッシュで手早く戦後処理を済ませると、
  彼女はさっさと元の仕事に戻っていった。

  哀れなるかなチャバネゴキブリ。
  恐るべし、総務のおねーさん。

  それはそれとしても。
  ゴキブリだって生きてるんだよ、忘れちゃいけないよ。


<BACK> <HOME>