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根室駅前 → 納沙布岬


  ■ 7月8日(水)

  根室。日本最東端の街。
  とーぜん、目指すは日本最東端、納沙布 ( のさっぷ ) 岬です。

  因みに。

  最北端の宗谷 ( そうや ) 岬の西隣に、
  野寒布 ( のしゃっぷ ) って岬ってのがあります。
  ヤヤコシイです。

  閑話休題、
  昨日の消耗具合と天気予報と相談して、
  今日はライダーハウスに連泊することに決定。

  辛うじて雨はやんでましたが、
  いつ降ってきてもおかしくないような、
  湿度とお友達な朝。

  なんか、妙にヤル気をなくして、
  なにげにテレビのリモコンをつっつく。

  と、ワールドカップの準決勝、ブラジル対オランダ。

  結果はPK戦までもつれ込んで、ブラジル。
  とはいえ、オランダに魅せられた試合でした。

     ミ☆

  着替えて外へ。
  荷物は、最低限のものをウエストバッグに放り込んで、
  残りはライダーハウスに置き去り。

  これは、それなりに計算した結果ですから、
  よい子の皆さんは真似しないこと。
  運が悪いと旅がそこで終わります。

  とりあえず、東へ。
  地図は置いてきてしまいましたが。
  そこは観光地、どーにでもなります。

  それにしても、
  東の端にあるってだけで観光名所になるのですから、
  ある意味、羨ましいものです。

  アホみたいな税金の使いかたして、
  アホくさい名所を捏造するのはやめましょ、
  アホらしいですから。

  さて。

  実は、納沙布岬は2回目です。
  6年ほど前に、学校のサークルの人達と来ました。
  無論、自転車で。

  あの時は、空はきれいに晴れ上がって、
  気持ちの良い風に吹かれながら疾走していたのですが、
  今回は大曇天。

  湿気にまとわりつかれながら、
  力なくペダルを回し続けました。

  と、看板。曰く 「 島は奪われた! 」 と。

  そっち系の方々が設置したと思われるもので、
  数百メートルごとに、こまめに。

  ロシア兵と思われる人物が銃を持っている絵なのですが、
  よく見てみると、顔だけ狼になっているものがあったりと、
  なかなか楽しませてくれます(苦笑)

     ミ★

  納沙布岬に到着。

  2度目ということで、これと言って感慨はなし。
  海上は霧に覆われているので、北方領土はアウトオブ眼中。
  土産物にも興味はないし、観光にしても、
  前回来た時にあらかた観てしまったので、どーでもいー。

  土産物屋が増えたなぁ、
  などと呟きながらフラフラしていると、
  「 よぉ 兄ちゃん、どっから来た? 」
  なんてのは基本的に客引き。

  物価が高いのは判っているので、
  てきとーに喋って、
  「 まだ腹へってないんで〜 」とか言って逃げること3回。

  ま、シーズンにはまだ早いので、
  あちらさんも暇なんでしょう。

     ミ☆

  団体客発見。
  さり気なく近づいてガイドさんの説明を聞こうと思ったら、
  なんか様子が変。

  ざっと30人、みな紺色のスーツ。
  名札を見ると「 ○○町 」とか「 ○○村 」とか。
  顔つきはイカニモ公務員てな感じで ( 注: 偏見です )
  説明しているのも、
  イカニモ役所の奥で威張ってそうなオッサン ( 注: これも )

  どうにも趣旨の判りかねる集団なので、
  とりあえず関わらんようにして距離をとってぼーっとしてると、
  背中に 「 こんにちわ〜 」 と、女性の声。

  なんか、嫌な予感。

つづく     


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