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釧路港 → 厚岸 (あっけし)


  ■ 7月6日(月) つづき

  さて、道に迷ったと書きましたが、
  そもそも 行き先が明確になっていないので、
  迷ったかどうか判断するのは難しい所です。

  やはり言葉は正しく使わないといけません。
  「 現在地を見失った 」

  閑話休題、釧路に突入。
  定番の「 和商市場でいくら丼を食べよう 」は無視。
  市街をぶらぶら。

  基本的に天の邪鬼なのです。

     ミ★

  コンビニ発見、内地 ( 本州のことね ) でお馴染みのお店。
  記憶曖昧、サンクスだったかな?

  なにはともあれ、
  北海道限定と思われるガラナ系の飲み物をゲット。

  最近は内地でも見掛けるようになりましたが、
  どーゆーわけか北海道、
  ガラナ系の飲み物がハバを利かせています。
  未だに定説を聞かず。

  袋をぶら下げたまま少し走ると、
  具合の良い公園を発見。

  きれいに整備されていて、
  灯台兼展望台からは釧路湾 ( たぶんね ) を一望できますが、
  名前を失念、どこだっけ?

  写真もありますし、啄木 ( だったかな? ) の句碑もあったので、
  まぁ、調べりゃ判るでしょ、うん。

     ミ☆

  で、待望のガラナ系を一口……、んが、激マズ (T T)

  根性で半分飲んで、記念撮影。
  成仏してくれと念仏を唱えながら、廃棄。

  因みに、一緒に食べたのは、
  どーゆーわけか群馬県は伊香保の温泉饅頭。

  餞別を消化しきれなかったんです。

  憧れの北海道、記念すべき上陸後最初の食事が、
  激マズガラナ系と伊香保の温泉饅頭とは。

  小説よりも奇なりってやつですねぇ。
  ……なにやってんだか。

     ミ★

  地図を眺めると、春採 ( はるとり ) 湖。

  けっこー湖マニアなので(笑)、
  「よっしゃ、行ってみよ」
  と、独り言。

  ほんと、一人旅が長いと独り言が増えます。
  伝説の「 ひとりボケ・ツッコミ 」なんて朝飯前です。
  一度お試しあれ。

     ミ☆

  春採湖。
  良いです、これは。

  北海道に散在する、自然の中の湖達とはまた違う、
  市街地の片隅の湖としてはかなり良い雰囲気です。

  水はモチロン美しく、深い水草に囲まれた湖面には、
  毎年数十種類の野鳥が飛来するとのことで、
  湖畔の散策路の整備もそれなりで、
  一幅の絵として私の脳ミソに刻み込まれました。

  2〜3日ぼけーっとしてたら楽しいだろうなぁ、
  なんて考えながらブラブラしてると、
  時計はいつの間にやらお昼過ぎ。

  あうち、もうこんな時間か。

  で、先を急いでしまったのですが、
  今になって考えてみれば、そんな必要は全くないのでした。
  悔やまれます。

     ミ★

  道道142号を東へ。
  道道ってのは、北海「 道 」の「 道 」です、念のため。
  位置的には県道なんかといっしょです。
  読み方はそのまんま「 どうどう 」。ちょっとマヌケ。

  セイコーマート発見。

  おぉ、懐かしい!
  昼飯時なのを幸い、突入。

  再び説明、コンビニです。

  北海道ローカルと思われていましたが、
  噂を寄せ集めると、茨城と京都に一軒ずつ存在するとのこと。

  が、後日茨城に偵察に行ってたら、沢山ありました(汗)

  茨城県は水戸駅から歩いてすぐのところに1軒、
  試しに入ってみましたが、品揃えが北海道と殆ど一緒。
  あなどれません。

  ま、説明つーてもコンビニ以外の何者でもないのですが、
  休めの価格設定、ユニークなオリジナル商品など、
  さらにはその絶対数で、
  ライダーやチャリダーに支持されています。

  ほんと、お世話になりました。

  記録によると「 粋なナポリタン 」を買ったとあります。
  商品名だけ見てレジに運びました。
  いや、ただのナポリタンでしたが(笑)

     ミ☆

  再びコンビニ袋をぶら下げて、
  食事ができそうな場所を探索。

  住宅地へ入っていくと、ごく普通の児童公園を発見。
  ベンチを一つ占領して、ヒルメシ。
  山崎パンは、北海道でも同じ味でした。

  で、30分ほど昼寝。
  ほんと、なにやってんだか(汗)

  で、起きて、ぼーっと辺りを見渡してみると、
  なんのことはない、ドコにでもあるお馴染みの住宅地。

  やはり同じ日本人として染まっちゃってるのだね、
  なんか、面白くないね、やっぱ、こんなもんかね。

  ブツブツ呟きながら、
  少し興醒めして、再び車上の人に。

     ミ★

  道道から更に、辛うじて地図に乗っているような道へ。
  イキナリ行き止まりになったり、
  気が付いたら民家の庭を走っていたり、と、
  やっぱ、
  こーゆーのも見ておかなきゃ北海道は語れないよなー、
  なんてのもヤハリ独り言。

  見るだけじゃ駄目なんだよな、
  せめて原住民……もとい、現地の人と喋らんと。

  まぁ、不思議と誰とも会わなかったんですけどね、この日は。

     ミ☆

  時計と地図と相談して、道道を経由して国道へ。
  いくら時間に余裕があるとは言っても、
  道しかない場所で寝るのは危険なんです。
  熊がいますから、ね。

  国道44号線を東へ。
  地図を見ると「 エゾシカ飛び出し注意 」。

  車ならともかく、
  自転車で体当たりしたら、はて、どうなるかしらん?

  慣性とか運動量なんて言葉が脳ミソをよぎって結局、
  「 勝っても負けても 『 痛い 』 」
  という結論に達しました。

  スピードが出ていれば鹿がふっ飛ぶかもしれませんが、
  自転車に乗ってるヤツもタダじゃ済まんぞ、と。

  幸い、何事もなく生きてます、うむ。

     ミ★

  日が暮れる頃に厚岸 ( あっけし ) に到着。
  地図を引っ張り出すと、
  道の駅・厚岸グルメパーク「 昆布アイスはいかが? 」。

  ほう、そりゃ珍しい。

  ……で、なんだよ、定休日って。

  またもやブツブツ呟きながら、
  食料を補給してキャンプ場へ。

  筑紫恋キャンプ場。
  210円なり。消費税、かな。

  人影はマバラ、遅い時間の到着ということもあり、
  皆さん既に御就寝の模様。

  サスガに叩き起こす訳にもいかないので、
  ちょっと寂しくテントに潜り込んだのでした。

つづく     


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