神奈川 → 東京湾
■ 7月4日(土) つづき
ふつう、旅立ちといえば朝5時頃に起きてドタバタして、
早朝の、
いつもと違う空気を吸いながら荷物を担いで……でしょう。
が、23時55分出港ともなると、
様相は全くといっていいほど変わってきます。
事実、その日眠りについたのは朝4時頃ですし、
起きたのは昼過ぎだったりします。
んで、とりあえず、ざーっと荷物の点検。
実際に引っ張り出すのは面倒なので、
頭の中でのシミュレートだけでおしまいにして、
台所へ移動、流し場に放置しておいた食器類のお片付け。
予定では1ヶ月ほど留守にするので、
さすがに水気のある所は奇麗にしておかないといけません。
返ってきたら茸がニョキニョキなんてのは……ねぇ。
で、食事はカップラーメン。
こんなもんです☆
ミ☆
余談ですが、長旅の場合は出発前に、
帰ってきた時に食べるものを用意しておくのが上策です。
疲れ切って帰還した後は、
とりあえず何もしたくないのに、
大抵は胃袋がスカスカですから。
具体的にはカップ麺の類いでしょうか。
これを2〜3個買っておけば問題ないと思われます。
あ、念のために言っておきますけど、
これは飽くまで保険です。
気力が残っていれば自分で作ればいいし、
帰り際に近所のお店に寄ってもいいでしょう。
精根尽き果てて、
おまけに財布がスカスカになってしまった場合。
そーゆー時に役立つわけです。
一人暮らしの知恵とでも申しましょうか、
まぁ、そうでなければ関係ないんですけどね〜。
# 帰ってみたら誰も居なかったりして。
ミ★
てなわけで、昼過ぎに出発しました。
フェリーターミナルまでは単純計算で4時間弱。
もちろん、直行ではいくらなんでも早すぎます。
東京某所で友人に合流。
そう、今日は土曜日なのです。
曜日で出発日を決めたとゆーのは、ここだけの話です。
友人宅に荷物を置いてズバッと居酒屋へ直行、
ギリギリの時間まで飲んでいようという魂胆。
ミ☆
少々のすったもんだの末、フェリーターミナルに到着。
場所は有明、国際展示場のすぐ近くと言えば、
判る人も多いんじゃないでしょうか。
ここには、フジテレビの怪しげな建物を筆頭 ( ? ) に、
船の科学館やレインボーブリッジ、
一時期仕事で通ったテレコムセンターなど、
どーでもいーものから ( 個人的に ) 怨念のこもったものなど、
改めて見てみると、有名なものがひしめいてます。
めざましテレビのお天気おねーさん、
ハナちゃんこと角田華子さんの背後に広がるのがこの辺ですね。
# 詳しい位置関係は知りませんが(汗)
ミ★
手続きを済ませて乗船、
船室はもちろん一番安い二等船室。
みんなで雑魚寝です。
とはいえ、時期がずれているので船内はガラガラ、
詰め込めば20人くらい入れる船室も、
平均で2〜3人といったところでした。
と、荷物を置いてデッキに上がると、
ゆっくりと船が動きだしました。
ぼんやりと視線をめぐらすと、
漆黒という形容が相応しい海原と、
その向こうに輝く東京の街。
空を見上げると、
突如として無限の闇に落ち込んでいくような……。
過去、現在、未来。
数え切れないほどの脳ミソが去来し、
思考は無限に広がって……
いかないんだな、これが。
酒くさい、
ただの酔っぱらいでしたから(笑)
つづく