<BACK> <HOME>

散歩 その3


  放浪中であろうがなかろうが、衣食住は生活の基本です。
  このどれかが欠けても人間は生きていけません、普通の人は。

  普通じゃない人たち ( 人? ) はともかくとして、
  旅の間は、いつもこの三要素を気にし続けることになります。

  ところで、
  旅行に出かける前、最初にするのが荷作りです。

  部屋の中から色々なものを引っ張り出し、
  色々な状況を想定 ( というか多分に空想 ) して、
  「 いざという時のため 」にと、
  カバンは際限なく膨らみつづけることでしょう。

  予定を立てるのと同じで、けっこう楽しいものです。

  とはいえ、積載能力には限界があります。
  無論、一番厳しいのがバックパッカー、
  自転車とバイクは同じくらいかな?
  自動車が最大というのは言わずもがなですね。

    # リアカーや一輪車 ( ねこ車 ) で旅をするというワザもありますが、
      かなり一般的ではありませんので、ねぇ(汗)

       ミ☆

  個人差があります。

  私は自転車乗りですが、極端に荷物が少ないことが、
  ごくごくごくごく一部で有名だったりします。
  秘密はまぁ、機会があったらってことで。

  で、この荷物に衣食住を詰め込むわけですが、
  一通り揃えるとなると、そりゃまあ凄いことになります。

  テントとシュラフ ( 寝袋 )、それに敷布団代わりのマット、
  これだけで一抱えほどになってしまいます。

  衣服についても、
  防寒着、雨対策、キャンプ場で便利なサンダルなど、
  頭痛の種は増える一方です。

  また、自炊をするには調理道具と食材、調味料、
  その他にも非常食など、大変です。

  工具や予備燃料なども必要になります。
  他人を頼るという態度は、
  いずれ大きなツケとして返ってくることでしょう。

       ミ★

  自転車には輪行 ( りんこう ) というワザがあります。

  ある程度ばらして袋に詰めれば、
  そのまま電車やフェリーなどで自転車を運ぶことができます。

  が、この時に大量の荷物を抱えていると、
  自転車の入った袋 ( 輪行袋 ) を抱えて、
  更に余った腕や首や背中でこの荷物を支えることになります。

  地獄です(泣)

  まぁ、それは余談としても、
  旅の空でも、大荷物という形で衣食住がつきまといます。

  どのみち、生きるってことは大変なんですねぇ。
  もっと簡単でも良いような気もするんですが。

  ほんで、
  経済的に余裕があるとか、キャンプ生活は嫌だとか、
  そーゆー場合はホテルや旅館を使うなら、
  そりゃもう「 カバン一つぶら下げて 」旅に出られます。

  くそぅ、羨ましいぞ ( 違ぅだろ


<BACK> <HOME>