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降臨の確率


  「 うーん、まぁ、世紀末だしなぁ 」


  けっこう便利な言葉です。

  驚いたとき、面食らったときなど、
  ゆっくりと呟いてみましょう。

  それはさておき、
  早いもので、今世紀もあと2年ちょいしかありません。

  1998年の残りの数ヶ月、
  1999年、そして2000年。

  で、どういう訳かこの数字が出てくると、
  会話は必然的にノストラダムスの予言へとシフトしてしまいます。

    「 あれって本当に当たるのかな? 」
    「 来年の7月どーするよ? 」
    「 定期預金、解約しようかなぁ 」
    「 なるようにしかならんだろ…… 」

  まぁ、結論なんて出る訳がありません。
  それこそ時間の問題ですからね。

  ところで、予言が当たっちまったら、
  2000年問題で大金をつぎ込んだ会社、
  悔しいでしょうねぇ。

  もしかしたら、
  宗教が絡んでるソフト屋は信用できないってことかな?

       ミ☆

  あなたは予言を信じますか?

  そう尋ねられたら、私は「 わからない 」と答えるでしょう。
  でも、さらにYesかNoかと聞かれれば、私はNoと言うでしょう。

  「 あまりにも非科学的だよ 」
  「 いや、その科学とやらが解明していない領域に鍵があるのだ 」
  「 じゃぁ尚更信じられない 」
  「 どうして? 」
  「 誰かが考えた空想の産物を真実として受け入れるのかい? 」

  偶然とコジツケとでっち上げだと思いますよ。
  可能性は否定しませんけどね。


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