料理対決!
ワンダーキッチン(SFC専用ソフト)
VS
クッキングピコ(PICO専用絵本ソフト)

(C)AGINOMOTO


(C)SEGATOYS

というわけで♪
両ソフトの料理部分を徹底比較♪

まず料理道具。
ワンダーキッチン(以下「ワンダー」)は、包丁、スプーン、ボール、菜箸、
まな板、フライパン、鍋、ザル、ガスコンロ、オーブンといったものが揃っている。
(料理道具ではないが、流し台も有り。)
これをマウス(十字キーも可)でクリックすることにより使用する。

クッキングピコ(以下「ピコ」)は、基本は、まな板、ガスコンロ、流し台の3つ。
他にも包丁やフライパンなど多数あるが、アクセサリー的要素が強い。
ピコは、入力デバイスそのものがキッチンになっているので、
クッキングピコ本体の水道レバーを押せば、画面上で水が出、
コンロのスイッチをひねれば、画面上でも火がつく、
フライパンをコンロに乗せれば、
フライパンがのせられた画面が表示されるといった具合だ。

レシピ
ワンダーは、”トマトカップのサラダグラタン””パイナップルのサラダ”
”マヨオムレツ”の3つ。
各料理終了後、更に3つのレシピが出てくるが
それについては、ゲーム上では料理できない。

ピコは、”目玉焼き””サラダ””カレーライス””スープ””ミートソーススパゲッティ”
”ハンバーグ””ケーキ”の7つだ。

いざ料理!!
・ワンダーキッチン
とりあえず、キッチン画面が表示される。
自分が何をすべきかは、画面上部のウインドウで
指示されるので混乱することはない。
料理手順も、ちゃんと理に適ったものになっている。
マウスがプレイヤーの手となり、
フライパンを持ったり、鍋に水を入れたりと、
まさしくバーチャル感覚で料理ができる。
調味料も、塩や胡椒、油、マヨネーズとあり
味付けも自由だ。
‥が、
結果的には、例え、塩をどっさり入れようと
例え、胡椒をどっさり入れようと
もと子ちゃんの試食段階で
「マヨネーズが使ってあっておいしかった♪」の一言で片づけられてしまう。
同じように、野菜をフライパンで小一時間炒めつづけても、
「マヨネーズが使ってあっておいしかった♪」である。
料理の手順を間違えたりもできない。
言わば、ウインドウの指示通りにしか動けないのだ。
バーチャル感覚での料理自体は、よく表現できているだけに残念だ。
一本道であることを意識しなければ、かなり楽しい。
また、操作方法も簡単で、初めてでも感覚でわかる。

・クッキングピコ
こちらも、ワンダーと同じく、ウィンドウに表示される指示通りに
行動していく。
ワンダーと違って、キッチン全体が画面に表示されるのではなく、
手順的に、まな板を使用する場面なら、まな板の画面、
コンロを使うならコンロの画面、と表示が逐一切り替わる方式だ。
よって、ワンダーに比べて少し閉塞感があることは、いがめない。
料理手順は、やはりちゃんと理に適ったものになっている。
まな板で野菜を切るのも、フライパンで炒めるのも
それこそ、おままごと気分で操作できるので苦ではない。
但し、調味料を使ったり、盛り付けをしたりする際には
最初、ボタンの使い方が良くわからず苦戦した。
また、盛り付け方もそんなに自由度がない。
バーテャル感も、なぜかワンダーに劣るように感じる。

ここまで書くと、ピコの方がやや劣勢に聞こえますね‥。f(^-^;;
‥が。
ここからが、ピコのリベンジなのです♪

ピコの注目すべき点

その1:「失敗」があるということ。
コンロは「弱火」「強火」の火力調整ができる。
よって、強火と弱火では炒める(茹でる)時間が変わってくるのだが
もたもたしていると、焦げ付いてしまうのだ。
ある程度炒めていると、お鍋がグツグツ揺れてくるので
火を止めたり、鍋を外したりする必要がでてくる。
(尚、クッキングピコ本体には振動機能が搭載されているので本当に鍋が揺れる)
また、鍋を外した時、コンロの火を付けたままにしていると
怒られてしまう。
調味料も、適量かどうかの判断もしているので
量を間違えると、料理自体も失敗してしまうのだ。

その2:料理の後は‥
ピコは、料理の後もフォローしている。
料理の後というのは、「食べる。」ということではなく
お皿を洗ったりする「お片づけ」のことである。
一人暮らしの経験のあるリグ氏は、コレに一番感動をした。
そうだ。実生活でも料理はつくるよりも、お片づけが大変なのだ。
つくるだけではなく、後片付けも。流石は、教育ソフト。

その3:料理対決
ピコには、料理対決モードがある。
無論、こちらがしっかり手順を踏んで料理すれば
負けることはないのだが‥
やはり、「対決」と聞くと緊張をしてしまう。
この緊張感がまた楽しい。


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