いっき (C)SUNSOFT                                                                戻る               進む              

     二人だけで一揆とは、あまりに無謀である。 「一揆」を極限までデフォルトした結果がこれなのか。
   軽快なBGMの中、プレイヤーの操る農民が次々と忍者や侍を鎌で切り刻む。 う〜む、湯水の如く鎌を投げつけ、いとも簡単に忍者を殺めるこの農民、 「それだけの戦闘能力があれば農民なんかやっていないだろ。」と つっこみをいれたくなるほどのやんちゃぶりである。 途中、幽霊や不細工な姫に付きまとわれる場面などは意味が解らない。 こうしたゲーム全体に流れる軽いタッチの勢いに任せて忍者を殺めることは、 よくよく考えてみれば一揆でも何でもなく、単なる殺人行為である。 しかし、「いっき」特有の心地よい軽快なBGMと、まるで高校球児を彷彿とさせる、農民の爽やかな鎌投げのフォームの美しさがそれを消し去っているのは 特筆すべきであろう。まさに、こってりとしてしまいがちなこの題材を、 素材そのものの風味を殺さずにうまくサンソフトのあっさりソースと絡めているところはさすがと言わざるを得ない。これなら、この手のゲームが苦手な人も そのあっさりとした口当たりに舌鼓をうつことだろう。 事実、この私もおかわりのし過ぎで、危うく消化不良を起こすとこだった。
 
(C)SUNSOFT
 
 

     サンソフトはこの後も東海道五十三次や水戸光圀公をフィーチャリングした 3大日本史ソフトを世に送り出すが、いずれもこの独特の調理方法であっさりと 仕上げている。それでもやはり、今の若い人たちの欧米化した食生活の中では、この薄味に物足りなさを感じてしまうのは否めない。
   それにしてもこのゲーム、PS2やDCで発売されたら凄いゲームになった かもしれないのに…。
(すくるど)
 
りぐ氏の独り言
   なんだか、えらい言われようではあるが、
このソフトの発売当初は「2人同時プレイ可能」という点から、比較的稼働率の高いゲームだったと思う。
だからこそ今現在においても、「竹ヤリ取ってパワーダウン!」などの伝説が語り継がれているのだ。
   それはそうと、かつてのサンソフトは、雑誌感覚のゲーム「ナゾラーランド」や
合体カセット方式(?)の「なんてたって!!ベースボール」、バーコードを利用した「バーコードワールド」など
斬新なゲームを次々と発売していた。
また、技術的にも、「アフターバーナー」や「ファンタジーゾーン」をFCに移植したり
MDにおいては、モデムを使った通信対戦対応ソフト「TEL・TELスタジアム」
「TEL・TELまあじゃん」などを発売している。
   今思うと、非常に実力のあったソフトメーカーであったことに気が付く。
今後のサンソフトには「へべれけ」や「上海」ばかりではないアドバンスドなゲームを期待したい。
これは「アトランチスの謎」を発売日に買った(買ってしまった)りぐ氏の願いだ。
そうそれと、最後に関係の無い話ですが、内田有紀は今でも大好きです。

 

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