バトルトード (C)SEGA ENTERPRISES,LTD                                                 戻る               進む              

     一見すると、ごく普通の二人同時プレイアクションゲームであるが、2 面あたりからその様が徐々に変わっていることに気付く。
   2面は敵の本拠地の入り口であるたて穴を、ロープを巧みに操りなが ら降りていくといった、話だけ聞くとなんてことはない単なるアクションゲー ムに見られるごく普通の面である。 しかし、二人同時プレイでプレイしていただくとわかるのだが、これがかな りのマッチョぶりなのである。 とにかく、ロープとは思えないほど弱い強度を余すこと無く我々に見せて くれるロープ(いや、タコ糸か!?)、敵どころか仲間を再起不能にしてし まうほどの破天荒な過剰攻撃。 ごきげんなBGMにもかかわらず、生きていることがこんなにも辛いと思 わせるところは、さすがと言わざるを得ない。
 
2面においてりぐ氏が、すくるど氏を抹殺する瞬間。
その犯行理由について
「僕の心の中のドス黒いナニかによって突き動かされた結果だ。」と
自信満々に語っている。
 
 
3面において吸い込まれるように
バイクへとダッシュする両氏。(バカ2人)

先走る すくるど氏。
それはまるで生き急いでいるかのようだ…。
     このように、2面をクリアする頃にはだいぶ身心共に衰弱しきっている 自分に気付くだろう。 だが、「 とりあえず、2面を終えれば楽になる。」といった考えは今すぐ捨 てるべきだ。
   なぜなら3面は、大変残念ながらより一層のマッチョぶりを我々の目の 前に露呈することになるのだから。 3面をしぱらくプレイしていると、「乗れ。」といわんばかりのポジショニン グをとっているバイク。 できることならこれを無視して先へ進みたい所であるが、不思議なことに このバイクの眩いばかりの肢体を知ってか知らぬか、我先にと先を争っ てしまうのも事実である。
   もう乗ったら最後。(結局のところ、ほぼ強制的に乗せられるのだが。) あとはこちらがノーヘルであろうがなかろうが、おかまいなしにバイクは 暴走を続け、夜の闇へと消えていく。
   ただ暴走を続けるだけなら、こちらもある程度は覚悟ができると いうものだが、意味も無く壁やジャンプ台が待ち構えているのだから、 「死ね。」と言っているようなものである。
   とにかく、この3面は二人の精神力が物を言うと言っても過言ではな い。
 
     可能ならば、少林寺あたりで修行することをオススメする。
   壁をよけてはまた壁に出会い、ジャンプをしてはまたジャンプ台に出会 う。一人が壁をよけてももう一人が当たり、一人がジャンプをしても もう一人がジャンプしたまま冥土へ赴く…。 実はこのゲーム、4面以降はプログラムされていないのではないかと 疑ってしまうほど、2面から3面まで、死に際ポイントの配置が実に良く考 えられている。
   事実、われわれも精神力の無さからか、3面をクリアすることができず、 4面以降は未だ未知数の世界である。取説のステージ紹介を垣間見て みると、5面あたりのマッチョ具合(推定プロテイン投与済)も評価に値す る所ではあるが、 何せそこまで辿り着かないのであるから何とも言えないところが 悔しいところである。
   う〜ん、ナーイスっ、マッチョ♪(すくるど)

 
先走った結果。
物凄い勢いで、絶命する すくるど氏。
尾崎豊のような生き様だった。
 
りぐ氏の独り言
   今回、紹介したバトルトードはメガドライブ版です。
その他に、FC版、GB版、SFC版があります。
また、GENESIS版では「バトルトードVSダブルドラゴン」なるソフトも発売されています。
   FC版はメサイア発売で、FCで良くぞここまで!?といった力作です。
MD版も動きとかがギクシャクしてて、MDで良くぞここまで!?の力作です。
   ステージ間に表示されるデモ画面でダーククイーンなる女性が登場するのですが、
その時に流れるBGMがこのゲームの最大のポイントです。
「ズンズン・タッタ♪ズンズン・タッタ♪」といった妖しい曲調なのですが、
ここでこの曲に合わせて、小声で(桃色吐息混じりで)色っぽく「セクシ〜♪」と、合いの手を入れてみましょう。
なんとなくぼんやりと、このゲームの面白さが2割ぐらいUPします。
「ズンズン・タッタ♪ズンズン・タッタ♪ズンズン・タッタ♪ズンズン・タッタ♪」という所で
プレイヤー側で「セクシ〜♪」と唄ってあげるのです。
「ズンズン・タッタ♪ズンズン・タッタ♪ズンズン・タッタ♪ズンズン・タッタ♪(セクシ〜…)」です。
いいですか?あくまでも、妖艶に唄ってください。
さあ。もう一度。
「ズンズン・タッタ♪ズンズン・タッタ♪ズンズン・タッタ♪ズンズン・タッタ♪(セクシ〜…)」。
そうそれと、最後に関係の無い話ですが、鈴木あみは可愛いから好きです。


敵の骸(むくろ)を、すくるど氏に投げつける りぐ氏。
それに感づいて、逃げる すくるど氏。
その犯行理由については、
「それもこれも全て未来の為だ!」と
神妙な顔つきで答えてくれた。
 

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