アーク ザ ラット (C)Sony Computer Entertainment Inc.
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1995年。まだプレステのゲームソフトが充実していなかった頃、
「光と音のRPG」という肩書きを背に、第一作目の「アークザラッド」が発売された。 アジア調のどこか懐かしい旋律、風光明媚なグラフィック、派手な魔法演出、 さくさくとレベルの上がる戦闘システム、先が気になるストーリー展開、どれをとっても私好みの作品であり、 購入したその日、このソフトだけで丼飯3杯はいけると豪語していた程である。 ところが翌日にもなると、自分の部屋から昨日聞こえていたはずの 「アーク」の旋律が聞こえてこなくなったと、街の人々が噂しはじめたのである。 飽きた訳ではない。音消しでプレイしていた訳ではない。その日、一日中出掛けていた訳ではない。 理由はなんて事はない、ただ購入したその日にプレイし終わっただけである。しかも中途半端に。 先述したとおり、「アーク」はRPGである。なのに、10時間足らずで終わってしまうとは、これ如何に。 確かに、「ゲームは一日一時間」という某高橋名人的発想ならば、10日はかかってしまう大作ではある。 しかし、自分の部屋にテレビが標準装備されているこのご時世、暇とやる気があれば一日中ゲームに興じることのできるこの時代、 誰が10時間足らずのゲームを10日もかけるのだろう。 仮に100歩譲って、「アーク」は10時間で終わるRPGなのだと理解するとしても、 最後が「END」や「FIN」、ましてや「劇終」でもなく、「TO BE CONTINUE」って、何?わたしゃ探しましたよ、 あるはずのない2枚目のディスクを。う〜む…。プレイしたことのある人はわかると思うが、 終わり方がゲーム史上まれにみる中途半端ぶりなのだ。普通、ストーリーが次作に引き継がれるとしても、 とりあえず、それなりに納得のいく終わり方をするものである。だが、「アーク」はそんなのはお構いなしに、 自分勝手な都合で終わらせてしまっている。これでは、レポートの提出期限に間に合わず、 「とりあえず何か書いてあれば良いだろう。」ってな感じで、てきと〜にレポートを仕上げた学生のようなものである。 |
WANTED! アーク1・2・3の主人公達 1の主人公アーク 2の主人公エルク サマルトリアの王子 すくるどさん。気合の入り過ぎた絵をありがとう。 |
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ゲーム中で使用される 【ロマリア文字】なんだって。 うーん。当サイトに使える画像がないか 開発会社のサイトを覗いて見た所…こんなのしか無かった…。 せっかくだから、使ってみた。 なんか…かっこいい…。 |
その後、「アーク」の続編っていうか、2枚目のディスクが発売されたのは2年後のことだった。
う〜ん、時間かかりすぎ。しかも、2枚目のディスク、クリアまで長すぎ。70時間もかかったよ。
やること極端すぎ。もっと、要領よくやってくれよ。挙げ句の果てに、
1枚目に見られた「アーク」のアジアっぽい世界観がだいぶ損なわれてしまっており、なんだか感じ悪かった。
BGMが「A列車で行こう」なのは何故?まあそれでも、ギルドの仕事をこなしたり、モンスターを仲間にできたり、
ありがちなシステムながらも、それなりに楽しめたのも事実である。 最近、「アーク3」もプレイしてみたが、今度はギルドの仕事増えすぎ。 っていうか、ギルドの仕事を順番にこなすだけのただの「お使いノルマゲーム」だった。 正味3時間程で、「アーク3」は封印された。 全作を通してバランスが悪く、中途半端なのが残念なところである「アーク」シリーズだが、 3つをまとめて3で割れば、かなりいい出来のRPGになったかもしれないのに。 わたし個人的には、「アーク2」も「アーク3」もいらなかった。 「アーク1」をきちんと完成させて、それ1本だけでもう姿を現して欲しくはなかった…。 恐らく、PS2で「アーク4」出ちゃうんだろうなぁ。 (すくるど) |
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