【車を襲う悪魔たち】
ピカピカの車を襲うさまざまな悪魔たちと私の戦い方を紹介します
ここで紹介しているのは、筆者の戦い方であって、必ず勝てるというものではありません。負ける場合もあるかも?
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嫌ですねぇ!!鳥の糞。たいてい洗車したての時にやられるんですよね。なんでも鳥って良く光ってるものにひかっけるのが好きらしいです(ほんとかいな?)。しかも最近の鳥(特にカラス)何食べてるんだか知りませんが酸が強力で、ほっておくと塗装が溶けて手の打ちようが無くなってしまいます。だから気が付いたらすぐに除去しなくてはいけません。
乾いてしまった鳥の糞を取る時は、絶対そのまま擦り取ってはダメです。糞は硬いし、たまに石や銅線なんかが混じっているので擦ると必ずキズになります。
まずティッシュペーパーを畳んでお湯で湿らせたものを糞に乗せて蒸します。暫くすると糞がふやけて柔かくなる(うへっ汚ね!!)ので、そのままティッシュごとつまんで拭き取りましょう。これで傷つけずに除去できたはずです。
拭き取った跡がちょっと染みになっている場合はクリーナー等で磨いてWAX(コーティング)をしておけば良いでしょう。もし塗装がボコボコしていたら泣いて下さい。軽くコンパウンドをかけて、WAX(コーティング)すれば目立たなくはできますが、根本的には解決できませんのでムキになって磨きいて塗装を剥がしてしまわないうちに諦めましょう(T_T)。
せっかくWAXしたばかりなのに、雨が降ると雨水が流れた跡の黒いシマシマの水垢ができてしまって、白い車だとなんか汚くてかっこ悪いですね。なんで付くのでしょうね?雨の中の汚れでしょうけど(空気が汚いんだよね)、雨が流れるときに塗装表面の微妙な凸凹に引っかかってくっついちゃうってことかな?。それから余分なWAXが溶けて流れて雨の汚れと混ざってこうなったりもするので、WAXよりコーティングの方が表面が硬くて滑らかなので水垢は付き難いです。
付いてしまっても、とりあえずシャンプー洗車でほとんどの場合は落とせます。ひつこいものはクリーナー入りシャンプーで落としましょう。それでも落ちないひつこい水垢は、白用WAX(研磨剤入り)やクリーナー入りWAXで落とせます(ポリラックやゴールドグリターでも良く落ちる)。
雨染みって簡単に言うと、雨に濡れた後、ボディーに付いた水滴が乾いて水玉模様の輪っかの跡がポツポツついてしまったやつです。水滴中のゴミや不純物(それだけでも雨染みになるけどこれだけだとシャンプーでも落ちやすい)に厚塗りしたWAXの余りが溶けて混ざって塗装表面上に固着してしまう感じかな(想像です)?
水滴の形に大小様々な水滴状の跡が出来ていて、触るとちょっとザラザラ(表面に汚れが付着している為)していて、濃色系の車だと結構目立って汚いのでカッコ悪くなってしまいますよね。
やっぱり一番の原因はWAXだと思うんですよ(これも想像)。WAXって柔らかい油じゃないですか、やっぱり雨でちょっと溶けるんですね。で水滴の中の汚れとこの油が混ざって水だけが乾くと・・・ね?。WAXって拭き取る時にウエスが濡れてるとWAX引きずって変な汚れになるでしょ?あれと同じじゃないかな。だからWAX掛けて直ぐに濡れるとふき取りの甘かった部分の厚塗りWAXが流れて汚れを呼び込んでしまい、そのまま乾くと固まって水玉の形に汚れの塊として残って雨染みになるんだと私は思ってます。
WAXが主主成分?だから早期発見時は同じWAXの上塗りで溶かせば消える場合もあるけど、汚れを含んでいるために意外と強力で、普通のWAX(研磨剤の入ってないやつ)じゃ残ってしまうことが多いです。
ちなみにポリラックやゴールドクリターみたいにこういった汚れを分解して(るのかな?)くれるコート剤ならほとんど気にならない位までは仕上げることが可能(ポリラックやゴールドクリターの場合元々雨染みになり難いんだけど)です。
まぁ表面上に固着した汚れなので剥がし取れば良いので、被害が少ない個所なら粘土(つまむ程度の量をちぎって使用)でその部分だけコリコリと軽く擦れば取れるはずです。
もし全体に付いてしまった場合はクリーナーや雨染みクリーナーで磨くか、多少傷ついても後から磨くつもりで全体に粘土を掛ければ落とせるでしょう。
また、真夏夕立のように、雨の後いきなり炎天下のような時は、急激に蒸発するのと熱のため、染みが表面じゃなくて塗装面に食込んでしまう場合があります。染みが浅いうちならコンパウンドでなんとかなるのでこんな時は早めに手入れをしてあげることが大切です。
雨染みが嫌な人(好きな人はいないか?)は、なるべくWAX(蝋)はやめて(使う場合はなるべく薄く塗って拭取り後乾拭きをする)、なるべく表面張力が弱くて玉のような水滴ができ難くて無駄な厚塗りになり難い、ついでに硬い樹脂のため焼きつきにも強いコート剤を使用することをお勧めします。コートもシリコンを含むので、最初の内は拭取りが不充分だった個所は雨染みが付く場合がありますが、シリコンが無くなり落ち着くと付き難くなります。あとコートの良いところは、濡れても走ればほとんど水滴が流れてしまうので、乾く前に一っ走りすれば対策完了っていうのも良いです。
前項の雨染みと同じようでもっともっと怖いのがウォータースポットです。ピカピカにWAXしたボディーに雨が降ると、葉っぱの上の朝露のように綺麗な水玉がポロポロと・・・「おぉ美しい」なんて感動してると痛い目に合いますよ。この水玉を横からみると何かににてませんか?そうですレンズです。レンズに日が当たるとどうなります?子供のころ黒い紙をレンズで燃やしたでしょう?同じことがこの水玉で起こってしまうのですよ!!
真夏の通り雨などコロコロ水玉状態で炎天下だったりすると、このレンズが容赦無くボディを痛めます。ただ焼くだけ無くレンズ内の不純物を日光写真のように焼きつけたりなんてしちゃいます。軽い症状なら表面のWAXやコートだけで済みますが、ひどいと塗装そのものを痛めます。ソリッドカラーなら焼かれた表面を削れば治療できますが、メタリックやパール等クリア塗装がしてある場合、クリア塗装を通り越してメイン塗装にアバタのような染みができたしまったらもうアウト!!どうすることもできません。とりあえず表面だけ磨いて綺麗に見えてもある角度からみると醜いアバタが浮かび上がってきます。
もうこれはウォータースポットを作らないように努力するしか方法は無いですね。特に危険なのは小さなコロコロの水玉なので、これができないようするこれには表面張力の少ない樹脂コートが良いです。表面張力が弱いと水玉が潰れやすく、水玉が分離し難いので大きな水滴になる(水玉同士がくっ付いて大きくなる)おかげで、自重で更に潰れやすくなり、おかげで重いのでツツーッと流れ安くなります。よく「コートは水玉にならないって聞いたのに水玉になるじゃないか」という方がいますが、水玉の意味が違うんです。蝋WAXの水滴は小さな丸い水玉に、樹脂コートの水滴は大きな潰れた水玉になります。小さな丸いレンズは焦点距離が短く、大きな潰れたレンズは焦点距離が長いので、ボディと水滴の距離(密着)では前者が圧倒的に不利になります。
・・・・・つづく