【DIY虎の巻】

ここで紹介するのは、あくまでヒントです。実際に作業する場合は、自己の責任において気を付けて作業して下さい。

プラグ交換

 E46には100000kmロングライフのプラグが使用されているため、プラグ交換を自分ですることはほとんど無いと思いますが、高性能プラグ等に交換する場合、車載工具も無いしいったいどうやったら・・・・?って状態になりますよね。
 まずプラグ交換に必要な工具ですが、プラグを外す為のプラグレンチは16mmのなるべく細身のものを用意します。そしてヘッドカバー等を外すラチェット、とトルクスが必要です。
 最初にワイパーの根元にあるマイクロフィルターのカバーを止め具を捻って手前に引いて外します。マイクロフィルターを外したら、トルクスでトレイのネジを外して持ち上げて外します。これでヘッドカバーが全部見えるので、メクラ蓋とOILキャップを外してナットを外せばヘッドカバーが外れます。安全の為OILキャップは戻しておきます。更にダイレクトイグニッションのコイルのネジとケーブルのコネクタを外してコイルを抜くと、やっとプラグに辿り着きます。後はプラグを交換して、逆の手順で元通りにすればOKです。

ヘッドライトの光軸調整

 ボンネットを開けると、ライトユニットの真中辺に直径3cm位のギヤみたいな形のダイヤルがあります。これを回すと上下方向の光軸が調整できます。またライトユニットの端のサイドパネルに隠れた辺りにある、同様のダイヤルで左右方向の光軸が調整できます。点灯中にダイヤルを回す時は、かなり熱いので火傷をしないように軍手等をはめて作業することをお奨めします。また、調整する時は片側のライトを何かで隠して片方ずつ行い、くれぐれも対向車に迷惑がかからない範囲で調整しましょう。

ウインカーの外し方(フロント)

 ボンネットを開けて、ウインカーの後端位置辺りにあるサイドパネルの穴からドライバー等を差し込んで、奥に有るストッパーを押すとポコッと外れます。穴から見えている棒のようなものは押しても動きません。ストッパーはもっと奥に有るので、穴から懐中電灯で照らして確認すると良いでしょう。本物のストッパーは幅1cmほどの板状で、軽く押すだけで動きます。ストッパーが外れたらウインカーを前に引っ張りれば外れます。はめる時は前からグッと押すとパチッとはまります。

ウインカーの外し方(サイド)

 ウインカー自体をスライドさせて引っ張れば簡単に外れます。

ウインカーの外し方(リヤ)

 トランクを開けて、テールランプの裏にある蓋のつまみを押せば電球の付いたパネルがパカッと外れます。あとはサイドの内張りカーペットの裏と、パネルのメクラ蓋(丸い蓋)の裏のとナットを全部で3本)すだけでテールランプは外せます。付ける時はナットを締めすぎて壊さないように注意してください。

カーステレオの外し方

 まずグローブBOXの上の化粧パネルを外します。数ヶ所はまっているだけなので、傷つけないように注意して端からちょっとずつ浮かして行けば外れます。次にステレオの上の化粧パネルは1箇所だけはまっているので、同様に外します。最後にステレオの横のネジ2本外してステレオを引き抜きます。コネクタはカバーをスライドすれば外れます。

グローブBOXの外し方

 グローブBOXを止めているネジ(上3本、横2本、下1本)を外します。発煙筒はじゃまなので外しておきます。あとはグローブBOX手前に引き抜くだけです。ランプのコードが2本あるので、強く引っ張らないように注意してください。ヒューズボックスに注意して下さい。

内張りの外し方(サイドシル)

 片端は別のパネルにはまって止まっているので、無理にはがすと割れるので注意しましょう。フロント/リヤ共、センターピラー側から、固定されているピンを探ってはがして行きます。結構固くはまっているので、大胆かつ丁寧に。ピンが抜けたら端はスライドさせて外します。

内張りの外し方(センターピラー下部)

 下側が2本のピンで止まっているので、下側を外します。上は上部のパネルと組んでいるので、下側にスライドすると外れます。シートを外した方が作業しやすいですが、外さなくても大丈夫です。

内張りの外し方(リヤピラー)

 上側がピンで止まっています。下側はボディと組んでいるので上方にスライドして外します。後部座席用のランプの線に気を付けて下さい。

内張りの外し方(リヤシート&サイド)

 座面は上に引っ張れば簡単に外れます。サイド部分は上の方を引っ張れば外れます。下側はボディと組んでいるので上方にスライドして外します。上部の止め具はボディ側に残りますが、はめ難いので外してシート側に付けると後で取りつけやすいです。

助手席シート外しの注意

 助手席シートはボルト4本で簡単に外せますが、下にエアバッグセンサのコネクタが結線されています。これを外すとエアバックの警告灯が点きっぱなしになってしまいます。どうしても外す場合はバッテリのターミナルを抜いてから作業しましょう。もしも忘れてエアバッグ警告灯が点いてしまったら自分では解決できませんので、ディーラーでリセットしてもらいます。

アクセサリの電源

 アクセサリの電源は「紫白」のケーブルです。またグランドは「茶」のケーブルです。間違えないように気を付けましょう。

アンテナを分岐したい時の注意

 カーナビのFM−VICSのアンテナを純正アンテナから分配ブースター等で分岐する時、Cピラー内にあるプリントアンテナ用のダイバーシティユニット(ブースター付)の電源がACCで常時ONになっていないと、ラジオの電源が入っていない時に受信することができません。
 もしアンテナブースターのリモート線が白色の場合は、ラジオのリモート電源が接続されているので、これをACC電源(紫白)に繋ぎ代えます。この作業はカーステのコネクタでも可能です。コネクタのリモート線をACC電源に繋ぎかえれば良いでしょう。
 もしアンテナブースターのリモート線が紫白色の場合は、既にACCでONになっているのでそのまま使用できます。

ヘッドライトが切れた時の応急処置

 キセノンの人には関係ありませんが、ハロゲンのバルブは突然切れます。そんな時すぐにカーショップ等が無ければそのまま片目で走らなくてはならないので大変危険ですね。
 ところがE46ではHi/Lo両方ともH7のなんで、とりえずHi側とLo側のバルブを入れ替えてしまうんです。通常の走行ではLo側が生きていればほとんど支障無く走れるのでこれで安全に走行できます。
 交換はコネクタを捻って外し、バルブを交換するだけなので薄暗くても5分もあれば完了です。ちょっと手が汚れるかもしれませんが安全の方が大事です。
 交換時の注意はレンズに触らないこと(指紋が付くと切れやすくなります)と、道路で作業しないこと(コンビニの駐車場が明るくて良いかも?)位です。

エアクリーナBOXの分解

 エアクリーナーを交換したりメンテのコーナーで紹介したピラミックを取付けたりするときにはエアクリーナーBOXを開ける必要があります。
 エアクリーナーBOX自体は、エアクリーナーの交換が簡単に行えるように、全て留具を外すだけで済むようになっています。
 まずは箱の回りにある留具を、パチンパチンと外します。次にエアフロ側(エンジン側)のパイプを留めている金属製の留具を外します。これでエアフロ側のパイプがスポッと抜けます。これだけでエアクリーナは交換することができますが、空気の入り口のパイプを引き抜けば蓋を完全に外すことができます。