桃の栽培

剪定前 昨年伸びた小枝がいっぱい。

青く見えるのが4mm目の防風ネットで6月に広げる。
剪定後 良い果実を作るには剪定が重要となります。
桃の開花
桃の着果はよく花が咲けば実が止まるので必要のない花は
付けないように事前に上向きや込みすぎた桃の蕾は摘蕾・摘花
しておく。

特に人工受粉は行わない。
縮葉病

予備摘果
開花後3週間
新葉がチジレて落葉する。
発生予防は発芽直前に石灰硫黄合剤をたっぷりと散布することで
防げます。

枝に幼果が沢山付いているので、短果枝30cm以下なら
2〜3個、中果枝45cmなら3〜4個、長果枝60cm以上なら
4〜5個の良いものを残し摘果する。
桃の本摘果
開花後40日
袋掛け前に最終摘果をする。
桃の実は縦に筋があり、左右の成長が同じとは限らない。
左右の大きさが同じ物を残し、枝の長さに応じて1〜3個
(葉30枚に1個)に摘果する。
最終摘果が済めば殺虫剤(スミチオン)殺菌剤(ダイセン)を
散布する。
桃の袋掛け
小さな害虫や病気から桃の実を守るために、摘果が終わると直ぐに
紙袋を掛ける。
今年は1500枚の袋を掛けをしたので、指先が痛くなった。
袋の口から害虫が中に入らないよう、口を捻じって枝に密着させて
付属の紙巻針金できつく結ぶ。丁寧に行わないと、この時
幼果が傷ついたり、枝から取れてしまったりする。
害虫対策 夜蛾等の大きな害虫は紙袋の上からでも桃の果汁を吸う。
刺された桃はその部分から腐り始める。

建設用の足場パイプで櫓を組んで、全ての桃の木を4mm目の
防風ネットで覆います。
市販されている防風ネットは50mx4m幅が最大のため、
ネットとネットを縫い合わせて、昔使っていた蚊やのようにします。
早生桃
白鳳の収穫
桃は日光に当てないと赤く色付かないので、紙袋を収穫
2週間前には外し日光に当たるようにします。

暴風ネットですっぽり桃の木を覆ってあるので、カラス等の
鳥害や害虫に刺されることはありません。

この対策に成功するまでは、傷だらけの痛んだ桃しかできず
1%も収穫できなかった。なかった

桃の大きさは250g〜300g程度
大形桃
ゆうぞらの収穫
桃を持って5本の指で締め付けたとき、ソフトボールのような
感触があれば完熟です。


桃の大きさは350g〜500g程度と大きい
直売所にて
販売
直売所には完熟した桃を朝に収穫し持ち込む。

何回か販売するとお客様は桃はないのとレピーターとなられ、
再度収穫して販売した。

陳列すると開店前にお客さんが来て売切れてしまう。
中には出品している農家の常連さんもいる。
新鮮で味が良いこと、そのうえ市価の半値以下