おでかけマルチの音楽データを
「MM音楽館」で聴こう!!


はい、どうも。「MM音楽館」の館主やってます、まどかですぅ。

このコーナーでは、「MM音楽館Ver0.6以降」で、P/ECE付属のゲーム「おでかけマルチ」の音楽データを間単に聴く方法を御紹介します。

「おでマル」の音楽データはファイルパック形式のデータをテキスト形式に変換して、プログラムの中に埋め込まれています。
今回は、このテキストデータをバイナリデータに戻し、fpkファイルとして「MM音楽館」で聴いてみましょう。

やり方はとっても簡単なので、是非試してみてください。
 音楽データのある場所
「おでかけマルチ」の音楽データは、"mus.c"というファイルにテキストデータとして、"...\PIECE\app\odemaru"フォルダの中にあります。

 中身は、muccでコンバートしたテキストデータとは少し違った形式になっているので、このままでは拙作のC2Binay.exeでバイナリ化できません。残念ですね(^^;

でも、以下のやり方と、この形式に対応させたC2Binary_dec.exeを使えは簡単にコンバートすることができるので、早速やってみましょう。


 やり方
まず、"...\PIECE\app\odemaru"フォルダの"mus.c"ファイルをどこか別のところにコピーして下さい。これ以降の"mus.c"はこのコピーしたファイルを使用します。

今回のやり方では、ファイルの中身を少し削除するので、必ずコピーを使ってくださいね

はい、コピーできましたか?
それでは、その"mus.c"ファイルを適当なテキストエディタ(メモ帳など)で開いてください。

すると、中身は以下のようになっていると思います。

//バイナリデータ[mus.fpk]
//SIZE [5828 byte]

unsigned char MUS[] = {
75, 65, 80, 70, 3, 0, 0, 0, 109, 117, 115, 95, 48, 48, 52, 46,
112, 109, 100, 0, 0, 0, 0, 0, 80, 0, 0, 0, 24, 8, 0, 0,
109, 117, 115, 95, 48, 48, 51, 46, 112, 109, 100, 0, 0, 0, 0, 0,
104, 8, 0, 0, 24, 5, 0, 0, 109, 117, 115, 95, 48, 48, 49, 46,
112, 109, 100, 0, 0, 0, 0, 0, 128, 13, 0, 0, 68, 9, 0, 0,
0, 6, 147, 7, 166, 7, 185, 7, 204, 7, 223, 7, 242, 7, 1, 8,
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
長いので中略
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
56, 3, 1, 226, 255, 8, 227, 151, 0, 1, 227, 184, 0, 1, 227, 92,
4, 1, 226, 14, 9, 227, 166, 0, 1, 227, 184, 0, 1, 227, 225, 5,
1, 226, 29, 9, 227, 181, 0, 1, 227, 79, 7, 1, 226, 40, 9, 21,
0, 28, 0, 35, 0, 42, 0, 49, 0, 56, 0, 63, 0, 70, 0, 77,
0, 84, 0, 0
};

ファイルの先頭行でも書かれているとおり、この数値の配列は音楽データをFilePack.exeでパックしたバイナリデータで、それを10進数で表してあります。

「おでマル」のプログラム中で、このMUS配列の中を参照して、音楽を鳴らしている部分があるので、間違いありません(^^;

で、この数値のテキストデータをバイナリ化して、"mus.fpk"として扱えば、「MM音楽館Ver.0.6以降」で曲を聴くことが出来るんですよ。

えー、テキストデータをバイナリ化するには、「MM音楽館」に付録として付けている、拙作のC2Binary.exeを使えばいいのですが、残念ながら、C2Binary.exeはmuccが吐き出す、16進数表記でのテキストデータにしか対応させてないので、変換することが出来ません。

そこで、10進数表記のテキストデータに対応したC2Binary_dec.exeを作ったので、それを利用して、バイナリ化したいと思います。

しかし、このままのデータでは正しく変換することができないので、"mus.c"の中身を必要な部分だけ残して、他の部分を削ります。

必要なのは、数値の部分だけなので、最初の3行と、最後の"}"は削除してしまいましょう。
削除したら以下のようになります。

75, 65, 80, 70, 3, 0, 0, 0, 109, 117, 115, 95, 48, 48, 52, 46,
112, 109, 100, 0, 0, 0, 0, 0, 80, 0, 0, 0, 24, 8, 0, 0,
109, 117, 115, 95, 48, 48, 51, 46, 112, 109, 100, 0, 0, 0, 0, 0,
104, 8, 0, 0, 24, 5, 0, 0, 109, 117, 115, 95, 48, 48, 49, 46,
112, 109, 100, 0, 0, 0, 0, 0, 128, 13, 0, 0, 68, 9, 0, 0,
0, 6, 147, 7, 166, 7, 185, 7, 204, 7, 223, 7, 242, 7, 1, 8,
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
長いので中略
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
56, 3, 1, 226, 255, 8, 227, 151, 0, 1, 227, 184, 0, 1, 227, 92,
4, 1, 226, 14, 9, 227, 166, 0, 1, 227, 184, 0, 1, 227, 225, 5,
1, 226, 29, 9, 227, 181, 0, 1, 227, 79, 7, 1, 226, 40, 9, 21,
0, 28, 0, 35, 0, 42, 0, 49, 0, 56, 0, 63, 0, 70, 0, 77,
0, 84, 0, 0

はい、削除できましたか? できたらそのまま上書き保存してください。

それでは、いよいよ変換です。

中身を調整した"mus.c"をC2Binary_dec.exeにドラッグ&ドロップしてください。
すると、"mus.pmd"というファイルが出来ると思います。
この"mus.pmd"の拡張子を.fpkに変更してください。

ファイル名は8文字以内の小文字なら何でもいいので、例えば"odemaru.fpk"というように変更すると、わかりやすいと思います。

では、できた.fpkファイルをPIECEコミュニケータなどを利用してP/ECEに転送してください。

はい、お疲れ様でした。これで、「おでかけマルチ」音楽を「MM音楽館Ver.0.6以降」で、自由に聴くことが出来ます。

ちなみに、「おでマル」の音楽データは"mus_004.pmd"・"mus_003.pmd"・"mus_001.pmd"の3つです。3つしかないので、"mus_002.pmd"が無いとか言わないでくださいね(^^;

それでわ。