まどかの自己満足的思い出話
第1弾 「私とMSX」


第1回 「MSXとの出会い」


 それは、小学4年生の時でした。
 まだファミコンが全盛の頃、私は友達のS君とよく遊んでいました。

 ほとんど家で一緒にゲームをやる毎日で、いつもは私の家で遊んでいました。
 そんなある日、私はS君の家に行ってみたいなぁと思い、S君にその旨を伝えました。
 すると、S君は快くOKしてくれて、S君の家におじゃますることになりました。
 
 私達の家はさほど離れていなかったので、数分でS家へ。そして、早速ゲームをして遊ぼうということになったのですが、部屋を見回してもファミコンが見つかりません。

「S君、ファミコンはどこにあるの?」
「え? うちにはファミコンないよ」
「ええ!? じゃあ、家でゲームできないんだ?」
「ううん、ゲームはあるよ」

 と、S君が指差したその先には、黒いワープロ(当時は1行ディスプレイが主流)の様な物体が……

 どう見てもゲーム機には見えない。

 これが、私とMSXとの最初の出会いでした。


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