最終更新日:平成16年1月13日

対日攻撃ミサイルの目標着弾確率を計算する
 次の6つのパラメーターに各数値を入力し、計算のボタンをクリックすることによりミサイルが指定個数攻撃目標に着弾する確率及び指定個数以上のミサイルが攻撃目標に着弾する確率を求めることができます。あらかじめ書いてある迎撃率はPACVで改装後の初期値です。現在のPACUでは迎撃率は残念だが0である。これにより敵性国家からミサイル攻撃を受けた場合、我が国の攻撃目標となった都市または地域にミサイルが着弾する確率と期待値が分かります。
 迎撃率の初期値は最近の米軍のPACVによる迎撃実験における成功率、5発の内1発が失敗したという報道を参考とし、迎撃率80%としている。が,これは現在の最大迎撃率と考えておいた方が安全である。なぜなら迎撃に使ったミサイルは米軍が発射したミサイルであること。ノドンを使って実際の状況を模して行われた実験とは思えないからである。確実なのは実戦での迎撃率66%速度が速いことを考えれば,60%位に低下すると考えて対処しておいた方が安全である。また,北のミサイル命中率は慣性誘導であることと国会答弁を考慮し50%を採用した。が,GPSに進化すれば命中率は90%以上になるものと思われる。迎撃よりも攻撃は簡単であるからだ。
 また,発射された直後などで,どこに向かっているかが分からなければ迎撃はできないなどと言っていると,最終局面だけでしか迎撃できず,迎撃率は極端に低下するすることが明らかだ。従って,予告の無いミサイルは,たとい信頼関係がある国が発射した物でも,発射した瞬間から警戒態勢に入る必要がある。演習の場合は相互に通告する必要がある。
 なお、本計算においては、操者の練度等は百%と考えている。
 このシートでさまざまなケースを計算して調べることで、脅威の実像を正確に把握することができる。知れば知るほど呑気に構えている余裕はないと考えるのだが。

入力エリア

 

ミサイル発射数

(個)

同じ目標に発射されたミサイル数。(1以上)

第一次迎撃率

(%)

迎撃ミサイルによる迎撃率(0〜100)

第二次迎撃率

(%)

迎撃ミサイルによる迎撃率(0〜100)

第三次迎撃率

(%)

迎撃ミサイルによる迎撃率(0〜100)

ミサイルの命中確率

(%)

ミサイルが命中する確率(0〜100)(参考:通常50,核:100)

目標着弾数

(個)

攻撃目標にミサイルが着弾する個数。(0〜発射数)

計 算 結 果

 

目標着弾確率

(%)

ミサイルの攻撃目標数着弾確率

目標数以上着弾確率

(%)

ミサイル攻撃目標着弾数以上の着弾確率

着弾数期待値

(個)

発射ミサイルの目標着弾数期待値

計算時間

(秒)

計算に要した時間


 

注意
 この計算式を知りたい方はソースをご覧あれ。
ミサイル発射数が多いと,コンピュータの性能にもよりますが,計算にかなり時間がかかる場合があります。
ミサイル発射数の初期値は1台のイージス艦が一度に対応できる最大の数としてあります。自衛隊のHPでは15目標に対処できるとなっていたので12を訂正した。
私のパソコン(CPU:Mobile AMD Athlon(tm)2400+518 MHz,e-Machines,OS:windows XP Home Edition ver2002 S1,メモリ:512MB,HD:60GB)では計算に要した時間は12個で0.34秒でした。また,仮想メモリを288MB→2048MBとすると24個の場合で2.614秒から2.574秒に変わりました。途中で2度ほど警告で,「N」を入力しての数値です。少し速くなるようです。  36個で15.393(15.483)秒,48個で58.444(58.054)秒,60個で166.29(165.287)秒でした。ただし,これには途中で二度の警告に答える時間も含まれている。