最終更新日:平成15年1月14日


3章 社会論



前書き
 本論述は私個人の見解である。こんな考えもあるのか位に読んでいただければと思います。また,本件についての著作権は放棄するものではありません。


  はじめに
 ・エイズは人類への福音か
 ・エイズ撲滅は知識と倫理観の確立に
 ・売春・買春は全て大人として


 初めに
 ここでは,まったく新しい視点,自然の摂理という観点から社会現象を論じて,その解決策に迫ってみようと思う。
 >索引に戻る


・エイズは人類への福音か
 この問題を具体的に考える前に,その原因を正確に認識することから考えることにする。そうすることにより問題の本質に迫ることができると考えるからだ。
 エイズの発生は,私の記憶するところでは,アフリカで,ある人物が,猿と姦淫をしたことからエイズ菌に感染し,人類に猛烈な勢いで伝播していったと聞く忌まわしい病気なのである。そもそも動物は,同種の間では互いにそこに存在する菌については長い歴史という時間をかけて抗体ができているから,たとい感染しても発病することは無いのであるが,ここに抗体の無い異種の動物が交わったとするとどうなるか。結果は明らかであろう。抗体が無いから発病し,ひどい場合は死に至る。従って,自然の摂理は結果として,同種動物間で繁殖をするようになっていたのだ。こういうこともあったからであろうが,旧約聖書(第三篇,モーセ五書の一つレビ記。これは宗教書ではあるが,刑法も定めていた)では『獣姦した者は殺さねばならない』となっていたのである。つまり,抹殺を要する重罪であったのだ。現在の刑法はどうなっているのであろうか。私としては,多くの人が亡くなっているエイズ禍の現状を考えると,その影響は甚大なので,獣姦は死刑でも足りないくらいだと考えます。注:2親等以内の近親相姦,現在の同性愛者,隣家との浮気,その他もあるが,これらどれも同罪だったから,この問題についてはかなり厳しい定めと考えられるかも知れないね。
 感染経路はどうか,特定の夫婦間だけしか性交渉が無ければ,何れか一方が感染していなければ感染しないから,発病も無い。感染したとすれば少なくとも何れか一方が不貞を働いたからである。不特定多数の者と性交渉をしていた者は当然だが感染する確率が高くなる。死亡する確率もだ。して,子孫が絶える確率もだ。こう考えると,「自然の摂理」は間違いなく不道徳な者を歓迎しないことが理解できるであろう。
 これに対し,コンドーム等の避妊具を使えば百%感染を防止できると医療に携わる人たちは考えて,現在の対策は進められている。私は,これにだけ頼るのは極めて危険であると考える。なぜなら人間はそれほど冷静には行動できないからだ。もし,持ち合わせが不幸にしてなかったら,どう行動するか考えてみよう。一回位大丈夫と考えはしまいか。この甘さが命取りとなる。して,この危険に遭遇する確率もまた,不道徳な者ほど高くなる。だだし,非加熱製剤を利用させられた血友病患者は例外である。これは危険を承知の上,ほったらかしにした元厚生(現厚生労働)省の担当役人と,非加熱製剤を販売し続けた旧みどり十字らの責任だ。これについては気の毒というしかないが。現在は加熱処理した血液製剤が使用されている。加熱することによりエイズ菌は死滅するのである。
 こうして考えてみると,このエイズ禍は,確実に不道徳な者の子孫を絶やす効果が高いというべきもので,人類の歴史の中で考えるなら,人類の進化と確実に方向を同じくしていると言えるであろう。
 従って,人類の進化という観点を考えるなら,エイズ禍は人類の進化を促進する作用を有するものと言えよう。
 どの道人間はいずれ死ぬべき運命にある訳だから,不道徳な者は,早く死ぬことによって,確実にそのDNAは葬り去られ,道徳心の高い者のDNAが残って行くことに貢献することにも事実上なっているとも思われる。
 予言の書によると,世紀末に『恐怖の大王』が降ることになっていたが,繁殖のプログラムに介入する,この「エイズ」こそ予言のそれだと考えられなくもない。
 人類はこの「エイズ」という「ろ紙」を通過して,不道徳な者は間引かれ,更に高貴な存在へと進化するに違いない。

 >索引に戻る

・エイズ撲滅は知識と倫理観の確立にある
 今現在アメリカは純潔教育にシフトしているという。して,思春期の生徒の「経験者」は確実に減少しているという。親が『だめなものはだめ』と言うだけでも,子供は,何か分からないけれども,親がそう言うのだからそうなのだろうと,結局は,親の言うように行動するようになるという。「なぜ純潔か」に理由は要らない。『その方が,あなたが幸せになるのです』と言えばそれでよい。確率論から言って正しいからだ。して,この倫理観の確立こそが究極のエイズ対策なのだ。間違いなく不特定多数との交渉が激減するからである。
 また,現在では,結婚の際は,互いに,この種の菌に感染していない旨の医療機関の証明書を添付しなければ,結婚できないように法律を変える必要もあろう。でないと,私が信用できないのか。などという悲劇を避けることができないからだ。また,感染した者が結婚し,感染させてしまう事態も考えられるからだ。
 また,感染していない者同士なら必ずしも避妊の必要はない。
 だから,避妊具の勧めは,不道徳な性交渉の奨励のような側面があることに注意しなければならない。報道によると,とある東京だったと思うが,小学校の4年の児童に性教育として,何かを男性器に見立てて,コンドームの装着を女児にさせたというからひどいものだ。しかも,親には内緒にするよう児童に求めて。この教師は狂っているとしか言いようがない。親にも言えないようなものを教えるな。この教師,首になったとは書いてないから,今ものうのうと赤面もなく教壇に立っているのであろう。教育委員会も委員会だ。我々は色キチガイを作りたい訳ではない。こんな教育をするということは,したくなったら適当に相手を見つけてやりなさいと言っているようなものだ。1月13日の成人式では,コンドームを配った自治体があることをNHKは報道していた。まるで不道徳な性交渉を奨励しているような感じだ。これではエイズ禍が減ることはない。だいたいエイズにかかっていない健康な者同士ならコンドームは必要ない。結婚してから性交渉はすればよいし,結婚時にエイズにかかっていない事を医療機関の検査で証明してもらってから結婚すればよいのだ。倫理観の確立についての話が先である。2月18日の新聞報道によると,川崎市のとある小学校の女性教諭は,1年生に対して,性教育と称して,男女の性器の名称を教え,かつ書かせていたと。指導要領の逸脱と思われる。私自身としては,性に関する知識などは必要に応じ親が教えれば良いと考えている。小学低学年で教える必要などなく、中学からでも十分と思われる。もっと他に教える必要のあるものがあるであろう。そんなことに時間を割くということは,必要なことを指導する時間が削られているということだ。
 こんなことで,幸せな人生があるのだろうか。人間の経験は全て脳に刻まれるのだ。遊んだことも。して,エイズになったら,子供がいたら何と説明するのだ。子供を残して,死んでゆく自分は,子供まで感染していたら,子供の人生を奪うことに,何と詫びればよいのだ。高価なエイズ薬を一生途切れることなく医者の処方箋を守って飲み続ける。薬のために一生働きつづける。これは地獄だね。副作用はないのであろうか。一生飲み続けて副作用の出ない薬なんてあるのだろうか。所詮薬は,毒だ。劇薬だ。この事実を忘れてはいまいか。私は,本人は所業を悔いて,その身を黒変して死ぬのがその人の運命と考えるが。反面教師として効果があろう。「私と同じ事をして後悔しないで」という意味で,身を挺しての教訓となるからだ。この言葉は20歳位のエイズに感染した女子大生が報道番組で語った言葉であり、痛々しくも悲痛な叫びにも思えたので、敢えて載せたわけである。行動を気をつけてもらいたいからである。
 それとは別に、医療保険制度について考えてみたい。エイズ患者はますます増えることが予想される。すると医療保険の支出が増えるわけだから徴収する保険料も増え続けることが予想される。受益者負担を原則とするならば、まじめな生活をしている者はエイズに感染する確率はきわめて低く、逆に不道徳なものは高いということが言えるのではなかろうか。従って、エイズのような病気は特殊な病気で、健康保険とは別に各保険会社の発売する医療保険に加入することによって補填するようにした方が公平と言えるのではなかろうか。普通の生活をしていてかかる病気ではないのだからである。これに相当するものは、梅毒、淋病などの性病も同様と考えられる。
 このように制度を変える事で,不道徳な者もいっそう注意をするようになろう。結果は道徳観の向上につながろう。それが皆にとって良いことと思えるのだが。ただし,非加熱製剤の被害者はこれとは別に,国と製薬会社の責任でエイズに関する部分は負担し、保障する必要がある。血友病そのものの部分は健康保険適用とすることで費用負担区分は問題ないと思われる。ただ,常識的に考えるなら,その他非加熱製剤被害者には損害賠償をする必要あるのは勿論であろう。
16.11.1加筆
 世界はいつまでエイズに関して寛容でいられるであろうか。深刻なのは本人が感染していることすら気がつかないで性交渉をしている者がいることである。そうでなければ増えることはあるまい。また,仮に知っていたとしても,わが身の不幸を他人にも味わわせてやろうと考える者が現れても不思議はない。すべての人が善人とは言いがたい状況があるからである。従って,今のままではこの先エイズ患者は増えこそすれ減らすことは困難である。減るとすれば新たなる感染者よりも死亡する感染者の方が多い場合であるが,世界の状況から判断するとその確率は極めて小さいというべきであろう。
 伝染病患者は治るまで隔離することが現在でも認められているのだが,所謂特殊な接触傷害による血液感染のため法定伝染病には指定されていないため,事実上感染が野放しになっている状況ですらある。感染者の人権を尊重する余り,非感染者の人権を軽んじてはいまいか。
 私は,この問題に早く折り合いをつけなければやがて爆発的に感染が広がると危惧するのである。最も良い方法は,感染者をいくつかの集落(コロニー)に集住させて治療に専念させることだと考える。仕事はその集落内でやるようにすれば何の問題もない。勿論,外界との移動は断つ必要がある。これを全世界で実施することしか防ぐ方法はあるまい。もちろんすべての者がエイズ検査を受けることが前提だが。年に一回は定期的に検査をする。このように徹底的にしてはじめて撲滅が可能と思われるのだが。勿論,エイズの完治薬が現れればそんなに恐れる必要はないのかも知れないが,現在のところ確実に死に至る病である現実は極めて重たいと考えられよう。私は,「人権制限」か「人類の滅亡」かという選択なら未来の子供たちのために「人権制限」を選びたい。
 >索引に戻る

・売春・買春は全て大人として処分が適当
 昔テレクラ,今出会い系サイト。いやはや時の移り変わりはめまぐるしい。今やここで,少女が誘いをかけ。馬鹿な男が話に乗る。春の売買が成立する。これに対し,大人のずるさと未成年者は責任能力がない無能者と考えてのこととは思うが、自ら誘った少女も被害者という。この年代の少女は実際に判断力が無いわけではない。法に疎いから保護のために無能者扱いをするわけだ。しかしながら、サイトへの書き込みの九割以上が少女の方からという実態を考えると、この少女を被害者というには、実態を反映していないのではなかろうか。売春をやるような少女はもはや少女ではないと考えるのだが。現行憲法では「女子は16歳以上で,親の同意があれば結婚できる上,この者がすぐ離婚しても,次に結婚するときは未成年でも親の同意さえ必要ない」と,いうことだから,性交をするようになった者は大人として認めるということを意味している。これは,決して16歳にならなければ性交できないということを意味してはいない。憲法でそう決めているに過ぎません。憲法の児童保護規定を自ら破る者は,破った段階で大人としての義務を負わせて良いと考えるのだが。これで売春に歯止めがかけられるのなら,それはそれでそれに越したことはない。自分から誘ったのなら,大人として扱うべきである。
 だいたいこの種の「春の売買」はどちらも同罪だが,責任は持ちかけた方が重い。話を持ち掛けなければその先の話しは無いのだ。だから,話を持ちかけたのが少女なら、少女の方も加害者なのだ。少女を甘やかすからこの種の事件が後を絶たないのだ。もう,まともな正常な考えに立脚してこの問題に取り組むときだと考える。この種の少女は経験によって脳に神経回路ができて,我慢できなくなるのだろうか。6年くらい保護観察処分にして,麻薬の中毒と同じように,絶つことをしなければ,また,同じ犯罪を犯すだろう。その結果は,不特定多数との交渉となり「エイズ」に感染する確率が高くなる。保護観察処分にすることは,いわばエイズから守ることにもなるから保護することにもなるでしょう。6年位鑑別所生活して頭を冷やさせ,性癖を直すことが必要と思われる。これは本人のためとも考えられよう。これをせず野放しにすることは,一見児童を守るように見えるが違うと考えます。この者達はまた,同じ事をする確率が高く,エイズ感染に追いやる結果となろう。そうなっては可愛そうだから敢えて厳しく言うのである。勿論、大人の相手も厳しく罰することは言うまでもない。
この問題は、どうしたらこの問題をより減らすことができるかが問われているのだと考えます。その意味で先般成立した法律は少女も処罰することになったことは良かったと思います。
 子供(児童・生徒)を守るということは,厳しさを求めることでもあるのだと思います。皆さんはどう考えますか。
 >索引に戻る