最終更新日:平成16年4月16日


3章 不遜な中国、擦り寄る奸族議員


前書き
 本論述は私個人の見解である。こんな考えもあるのか位に読んでいただければと思います。また,本件についての著作権は放棄するものではありません。


 ・馬鹿な議員としたたかな中国
 ・権利の保護と新技術の開発保全は経済戦略の要
 ・対中ODAは全額廃止せよ
 ・特許権等工業権防衛は日本の死活問題
 ・政治家のレベルアップを図れ
 ・アメリカの強さと政治家の質
 ・特権を欲しいままにするエリート、使命に目覚めよ
 ・皇帝『江沢民』に膝まづく馬鹿議員
 ・人民中国は爆発寸前の矛盾の山
 ・戦略なき亡国企業群
 ・SARS禍は人民中国の本質的体質の帰結
 ・人民中国新体制,対日姿勢変化か,変化球か
 ・人民中国新体制汚職撲滅は本気か
 ・売春買春は人類の永遠の問題



馬鹿な議員としたたかな中国
 日本の政治家は中国から招待されてたくさんの議員が行っている。ただで行っているから言いたいことも言えないとも聞く。こういう国益を損なう議員を肝賊議員という。要するにてなづけられているのである。あまりにも多すぎる。「中国に行くときは自前で行け、バカモン」と、言いたいですね。日中議員連盟に名を連ねている者(中国の利益を代弁するエージェントになっている)は日本のことなど考えていないのだろうか。うまい汁を吸うために群がっていると言っては失礼かな。政府が金を出し,日本企業に受注させれば,いろいろな意味で甘みがあると思われる。従って,いわば日本のためにやってきたところも大いにある。彼らが余り感謝しないのもこんな所があると言えば肯けはする。が,問題はこの金が税金等であることだ。
 このような愚かな議員らが、中国へのODAを巨額にしたのだろう。その結果は、中国に産業力をつけ、国内から産業を奪い、国民を失業のどん底に追い込んでいるなど、微塵も考えもしないだろう。なんというおぞましさであろうか。こういう愚かな連中が議員をしている限り日本の誇りは回復しないばかりか、経済の再建はないであろう。日本の未来は暗い。何しろ国益を、誇りを考えた行動をしないのだから。
 中国は奥が深い、海岸部が発展(賃金は上昇)したと言っても、内陸部には無尽蔵のはるかに低賃金(内陸部は日本の1/50以下であろう)で働く人々がいるのだ。現在重慶まで高速道路は伸びている。さらに内陸部の四川省の省都、西都まで伸びるのも時間の問題であろう。同じ設備で物を作ったら中国の方が遥かに安いに決まっている。今や、彼らの電子技術は発展し、ソフトウェアにも進出し、北京の工業団地は建設ラッシュに沸いている。経済は現在年率7%の成長を遂げている世界で唯一の成長センターなのだ。彼らは我々に比べ平均でも1/25と遥かに低賃金だ。つまり、既存のサービス産業でも勝ち目はないということを意味している。実際ソフトも彼らと組んで作っている状況だ。勿論、インドの技術者も来ているがね。福祉福祉と叫んでいるが、福祉は3Kの上に低賃金だ。ヘルパーの賃金は月9万円程度だそうだ。当然、パートでまかなうことになる。今や8割はパートだそうだ。いったい政府は、国民の生活プランをどう描いているのかと言いたいですね。このくらいの賃金で生活しろと言うのであろうか。その上、収入は不安定である。誰がこんなプランを考えたのであろうか。
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権利の保護と新技術の開発保全は経済戦略の要
 彼ら共産主義者は言う、「資本主義者は自分の棺桶も平気で作る」と。ここでの棺桶とは、やがて自分の首を締める事になる設備も造り、技術でも平気で売る意である。今の状況は泥沼のホットな戦いから経済の戦いに変わっただけで日華事変(日中戦争)に似ている。彼らの特許侵害は甚だしい。50年位特許権を確保するように動いたアメリカの気持ちがよく分かる。今や、我が国は「ハイテクなど、新技術の囲い込み」に躊躇しているときではなかろう。日本が指定する技術は国外不出とするのだ。技術には、最新の製造設備を含む。これらマザーマシンは一定期間、製品そのものも輸出不可とするのだ。アメリカから何か言われたら、同盟国だから優先的にできるだけ希望を入れてやれば良いが、輸出仕様に変更するのに時間がかかるので数ヶ月遅れるのはやむを得ない。OSなどでもずれての発売は良くあることだ。習えば良い。また、賃金格差を考慮して、1/2の国には一世代前、1/4は二世代前、1/8は三世代前、1/16は4世代前、1/32は5世代前の製造技術しか輸出できないようにするのだ。勿論国益が絡むので違反者は、厳罰にする。見せしめの意味もあるから技術が陳腐化するに足る十分な期間の有期の実刑とし、保釈は一切認めない位の断固たる処置が必要だ。日曜討論の政治家の話を聞いているとなんともはや危機感がない。アメリカに倣ってサービス産業にシフトしていけば何とかなると単純に考えているのだ。外貨の稼げるサービス産業がどれだけあるかが問題、工業製品の輸出で外貨を稼ぐことは年々難しくなるだろう。アメリカがそのような方法を取れたのも、その方面に圧倒的な強さがあったからだ。マイクロソフトをはじめとして。日本の置かれている状況が分かっていない。国民は救われないよ。
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対中国ODA等は即刻全額廃止せよ
 対中国ODA供与や開発銀行の対中優遇融資は全額止めるべきだ。この国は、われらに敵対する政策を続けてやまず、これらは彼らの経済力を強化するだけで、我らに不利益になるだけだからだ。
 彼らは、反日教育をし、日本を罵倒し、共産主義による統治に対する不満を過去の日本の軍国主義を攻撃することで愛国心を高揚し乗り切ろうとしているのだ。反日教育を愛国主義教育に利用しているのだ。だから反日教育を止められないのだ。自分たちの政権基盤の安泰の為に必要で、利用しているのだ。加えて日本の愚かな政治家(と言っては失礼か。ならば知恵のないである)達は、ご説ごもっともですと拝聴しに北京詣に経費は北京丸抱えで行っている。援助の見返りに賄賂を貰っている如しで正に犯罪である。このような状況だから言いたいことも言えない。この議員らは日本のことなど考えてはいないと言っては過言か、そう言いたくなるのだが。このような国の為に国民の税金を投入するのは犯罪に等しい。日本の対中援助は中国国民には知らせず、戦後の平和主義も教えず、子供たちに、今なお戦前の亡霊のみを繰り返し教えてやまない中国に、対日友好の考えはない。国交回復してから30年は経っていると思うが、今だに友好を叫ぶこと自体が異常である。友好的でないから自分に言い聞かせるように友好を言うのであろう。大体反日教育をしていてよくずうずうしく友好を言うと思うよ。白々しい。このような国との友好を築こうとすること自体愚かなことで誤りだ。反日教育を止め、反日宣伝施設を撤去したら付き合ったらいい。「強い態度に出ることが状況を変える」と、思われる。
 中国とやらなくても他にいくらでもある。おまけに、この国の犯罪組織スネークヘッドなどは最悪だ。日本で白昼堂々と凶悪な犯罪を数限りなく犯している。反日でない国を助け共に繁栄する道を選ぶのが得策というものだ。各国大使に日本をどう教育しているかを教科書を含めて報告させたらいい。勿論毎年だ。して、各国ごとに友好度をグラフ化したらいい。あわせて、国民の対日友好度を定期的に調査して、各国大使には、対日友好度を上げるための方策を考えさせたらいい。各国の子供たちへの宣伝が特に重要だ。いずれ彼らが政治経済の表舞台に登場するからだ。在日留学生も大事に扱ったらいい、これは国民一人一人がそうでなければやがて彼らを反日に駆り立てるであろう事はこれまでの経過から明らかだ。その意味で、国民への啓蒙もまた必要であろう。これら報告書を外交の基本資料としていくのだ。教育は子供たちの頭を作るのだから極めて重要だ。親日的な教育をしている国が友好国だ。スピッツのように吠え立てる韓国も距離を置いたらいい。この国は日本より中国を頼りに思っているのだろう。伝統的にそうだったからね。旅行も輸入も友好国を中心に行ったらよい。関税で調節するのが難しかったら、関係業者に対する行政指導をしたらいい。常に日本がやってきたことだ。やり方はお手の物だろう。言うことを聞かない業者は、いろいろと締め付けたらいい。方法はいくらでもあるだろう。国益を損なう業者に遠慮は要らない。それが友好国を増やして行く戦略というものだ。日本に、文句ばかり言っていると大変な損害を蒙ることを身をもって教えてやることだ。愚かな者には、こうしていかに友好が大切かを教える他はない。
 東アジアでは、中国や韓国ではなく、台湾、タイ、マレーシア、等はもともと対日感情が良いと思われ大事にしたい国々だ。カンボジア、ラオスはこれからか。経済建設に手を貸したらいい。インドネシア、フィリピン、ベトナムは次に続くか。ただし、おせっかいは止めたほうがいい。何か下心があるのだろうと勘ぐられたらつまらない。関係悪化を招くだけだからだ。勿論、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、カナダ、オーストラリアなどは筆頭の友好国であろう。現在はテロの脅威があるにはあるが。領土問題を解決すれば、ロシアも手を取っていけるであろう。この国も中国がやがて脅威となると内心感じているに違いない。何しろ人口は10倍もあり経済は隆盛の如しなのだから不安になるだろう。日本とロシアは共通の利害を感ずるようになるに違いない。モンゴルも。中央アジアのイスラム諸国。中東和平を実現すれば、中東のイスラム諸国も友好国になれよう。この原点は友好的な対日教育にある。子供たちの頭を対日友好の考えにすることが重要なのである。いずれ彼らが次代を担うことになるのだから。30年〜50年で状況は一変するであろう。戦略的発想に基づき対処せねば状況は変わるはずはない。いくら金をかけてもだ。
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特許権等工業所有権防衛は日本の死活問題
 少なくとも特許権の侵害について中国に激しく迫れるようでなければ国益は守れまい。日本の企業が中国で生産を始めたことにより彼らは製造技術を覚えただけではない、今や大量の模造品を作っている。本物の製品の何倍もの数である。しかも名前まで似せて、見間違うようにして販売している。中国政府は見てみぬ振りだ。加えて深刻なのは、この模造品の品質が年々上がって今では本物の品質と殆んど変わらず値段だけが半額以下で、今やアジア各地にも輸出されるようになっていることである。ひどい話だ。大変な損害を被っている。模造品が蔓延すれば日本製は当然売れなくなるのだ。愚かな日本の経営者は指をくわえて見ているだけ。とても怖くて中国に文句も言えない。日本企業は大損をしているのが現状なのだ。企業家はこれを恥に思い事実を隠すから、後続の企業が次から次と同じ手にかかり大損をしている。『バカモン、横の連携を取れ、特に米企業との連携を取れ』と、言いたい。日本政府は当てにならないからだ。税金だけは取るが何もしない。税金は守ってもらうからこそ払うものだ。奉仕ではない。役人は考えたことがあるのだろうか。中国ビジネスは人件費が安いからなどといって出て行くととんでもない落とし穴がある。日本の政治家は国益が損なわれているのにどんな手を打っているのか。状況は変わっていない。腰抜け議員が多すぎる。いったいこの問題にどれだけ取り組んだのだ。給料分働けと言いたい。賄賂で骨抜きにされているのか。中国の政治家はやはり大国の感がする。手なずけるのが上手だ。どうすれば手なづけられるか本能的に分かっているのだろう。歴史的に多くの民族を手なづけてきたからね。歴史の重みというものを感じてしまう。日本は島国だったから交渉が下手なのだろうか。そう言って済む問題ではなかろう。我々にとっては腹ただしい限りだが、中国国民にとっては頼もしく感ずるだろう。それが国益というものだと思われる。
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政治家のレベルアップを図れ
 日本では、人気のある(名前が売れている)ずぶの素人が政治家になっていく場合が多いのだから質が悪いのは当たり前だ。そういう議員を選ぶのは国民にそのレベルの目しかないということだから自業自得であろう。政治家になるためには候補者になるための資格試験を通過した者にしか認めないことにする事に法律を変えたらいい。そうすれば質の悪い政治家を排除できよう。専門的な知識や国際情勢をある程度知っていなければ政治家は勤まらない。候補の中身によって試験のレベルも変えることは勿論である。少なくとも政治家は勉強するようになるから質の良い政治家が選ばれることになるであろうよ。3000ページ位の政治家教本をその道の専門家達(大学教授に分野ごとに担当してもらう。)に起こしてもらい公開する。試験はこの中から出題するようにすればいい。試験問題は、3000通りくらいのものを創っておいて、ランダム(問題番号は宝くじの当選番号の決め方と同じでよい)に当日プリントアウトして、実施する。こうすると、問題漏洩も防げるであろう。こうすればある程度の基礎的政治知識のある、政治家としての素養のある者が登場してこよう。これは日本のためと思われる。
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アメリカの強さと政治家の質
 アメリカは中国の言う通りにはしない。それが独立国の証なのだ。流石はアメリカの議員は質がいい。と、言っては多少語幣があるが。彼らの中にもロビイスト、他国の利益の為に動き回るエージェント(代理人。スパイという意味もある)はいる。もっとも米国のエージェントは経済に関する代理人であるから、政治的などこかの代理人とは異なるので彼らの名誉の為に言及する。が、どこの国にもこの種の者はいるものではある。であっても、この国のよさは、自国の利益を中心に考え政治に明るく信念のある議員が多いことにある。
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特権を欲しいままにするエリートよ、使命に目覚めよ
 日本の不幸はだめな議員にとどまらず、特権にあぐらをかく、「落ちこぼれエリート」と呼ばれる国の富を掠める者が少なからずいることである。何の役にも立たないこの者達に払う金があったら「科学技術の開発や若者に投資しろ」と言いたい。その方が遥かに金が生きる。特に若者は貢献する期間が長いから投資効率もよい。それと、「たくさん種をまけ」と、言いたい。どんな芽が物になるか分からないからだ。残念なことに、こんな者がいるということはそれだけ遅れた国だということであろう。たまり水にはボーフラが湧くともいうが、たまり水でもない、移り水の癖して国民の税金を掠めるドロボーのような「天下り役人」が大勢いる。また、許認可権を乱用し、天下りポストを要求する(現実にある)などはもっての外だ。日本の不幸だ。なぜこんな国賊を生かしておく(その地位を用意しそこに据えるという意)のか不思議な国だ。いつの世にも、どこにでもいるのかも知れないが、昔のドラマに登場する悪徳代官みたいだ。私はこの者たちがその給料に見合う以上の働き(給料の3倍上と言われる、が、退職金は公務員の数倍の率と聞くからこの3倍でも足りないであろう。)をしているのなら、それは正当であろうと考えるのにやぶさかではない。しかし、聞こえてくるのは上記の如しである。かかる立場の者は位置にあぐらをかくのではなく、立場を自覚して国民の為に尽くして欲しい。その能力はあるはずと思うのだが。もっとも、私欲を追求するのみの良心を失った者には辛いことではあろうが。制度を全て、全廃して、本当に必要なものだけを妥当なコストで再構築した方がいいのかも知れない。が自分で自分の手術ができる意志の強い人は何人いるだろうか。疑問ではある。
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皇帝『江沢民』に膝まづく馬鹿議員(14.12.13)
 先般,北京において,中日国交回復30周年記念式典(日本では日中とごまかして言っている)が催された。自民党をはじめとして,日中議員連盟に属する議員百名以上が北京から招待されて出かけて行ったようだ。一万人を越す一般国民も旅行業者の宣伝に乗せられて見に行った。自分の金で記念式典を見に行くという行為自体馬鹿みたいだ。小泉首相も出席したい旨申し入れたそうだが,向こうは断ってきたようだ。四月に靖国神社に参拝したからだそうだ。一片の赤紙で国難に殉じて散って行った者の冥福を,国の代表が祈らないなら,誰が命をかけて国を守る。自衛隊は飾りとなろう。それは中国の狙いだから執拗にいちゃもんをつけるのだ。内政干渉も甚だしい。極めて非友好的な仕業だ。一国の行政代表を断って,百人以上の議員を招待するとは。中国の得意の日本国内分断作戦だ。日本は完璧になめられたものよ。招待されて行く議員も議員だ。こういう馬鹿議員がいるからいつまでもなめられるのだ。首相の参加を断るなら全員出席を断れば良いのだ。国内がばらばらだからいいようにもて遊ばれるのだ。日本をこけにして。この馬鹿議員どもは中国に行って臣下の礼でもをとってきたのだろうか。この国は,記念品として,模造品である,ロレックスの「時計」を配るようだから,模造品の製造なんか,「屁」とも思っていないに違いない。この国は国際的な決まりなんか守る気は無いと思っていた方が良いだろう。もし守る気があるなら,政府機関が模造品を配ったりしないだろう。こんな国とはまともな付き合いは当分の間できないだろう。もっとも、中国にしてみれば、「中国はここまでできるようになりましたよ。技術を信じてどうぞ進出してください」という挨拶代わりだったのかも知れない。また、特に親しい友人であったので気を許した可能性はあるが、そう考えたとしても不用意であろう。
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人民中国は爆発寸前の矛盾の山(14.12.13-15.2.27)
 エイズ患者5000万,貧富の格差「爆発寸前(農民の所得は都市労働者の1/3とか,15.1.14NHK)」,増え続ける国営企業のリストラによる失業者(毎年2000万人,失業者総数1億3000万人とか,15.1.14NHK),大連近郊での国内航空機爆破事件,迫る食糧危機,体制への不満,漢族ではない少数民族への激しい弾圧,法輪功等宗教への徹底弾圧,賄賂役人の腐敗横行,倒産寸前の国営企業,いつのまにか国営企業が高級党員の経営になっている不正(15.1.14NHK),決まりの朝令暮改,日本の比ではない少子高齢化,15.2.26の報道によると,北京の二つの名門大学,北京大学と清華大学で25日,黒色火薬による手製爆弾の爆発事件があった。死者は出ていない模様だが負傷者が二十数人出たようだ。
3月5日からの全国人民代表大会(全人代=国会)開幕を控え警備強化に乗り出していた胡錦濤政権に衝撃を与えている。
 北京では,97年3月,全人代開会中の厳戒態勢の中,市内繁華街を走行中の路線バスで爆発事件が起き,当局は「テロ事件」と断定した。それ以来,大規模な爆発事件は発生していない。しかし、中国全体では,一昨年3月上旬、江西省の小学校爆破で教師・児童計41人が死亡したのに続いて,同月中旬,河北省石家荘市で死者108人を出した連続爆破事件など,これまでたびたびテロが頻発している。
 この国の矛盾はいつ爆発してもおかしくないのだ。もっともエイズは人口を減らすのには好都合だろう。この国はエイズ対策を全然やっていないという。不貞の者は死んで結構と考えているのかもね。人口が多過ぎるくらいだから,好都合の部分はあるのかも知れない。かってに死んでくれるのだから。こんな山と抱える矛盾から批判の目をそらすため,『皇帝』は徹底した反日教育をし,日本をこけにし,日本かく乱を平気でやって,自分の力を誇示しているのだろう。尻馬に乗る日本の議連の者はなんと言うべきや。
 自分の利益しか考えないのか,利用されているのに気が付かないのか,『馬鹿な議員よ』と,言っては失礼かな。
 腰抜けだから,断る勇気も無いのだろう。年間二兆二千億円以上の対中貿易赤字を出しているのだから,こちらはお客様のはずだ。なのに馬鹿みたいに卑屈な態度は何だ。2003年1月27日発表の財務省速報では,対中国輸入7兆2165億円,対中国輸出4兆9794億円,その差貿易赤字は2兆2371億円である。統計には表れない密貿易もあるかも知れない。今や,デフレの元凶は中国なのだ。
 私は,別に敵対しろと言っているのではない。中国と対等な関係を作れと言っているのだ。それが国民に対する議員としての責任の取りようと考えるのだが。
15.2.26加筆
 15.2.10の報道によると,14.9の全人大会で党総書記・国家副主席に選ばれた胡錦濤(こきんとう)氏は,江沢民路線を継承するという。氏は中国の抱える諸問題に正面から取り組む考えを述べたようだ。即ち,失業問題,貧困層への救済策を考えると。これ自体は前向きな姿勢と評価してよいと思う。批判の目を外国に向けさせるのではなく真面目に解決しようとする姿勢は多少は期待しても良いと思われる。が,言うは易く,実行は難しいと考えられよう。なぜか,まず,中国国民や政治家自体のモラルの問題がある。日本とて同じだが,悪徳役人や悪徳党員ないし悪徳高級党員をどこまでコントロールできるかに全てがかかっていよう。「梨下に冠を正さず」の心構えをどこまで,指導者が実践できるかに全てがかかっていよう。これができたら,その政治レベルは日本を遥かに越えることになろう。中国には先人がいる,諸葛亮孔明である。かの人は清廉潔癖の忠臣であったと伝えられている。歴史にその名をどう刻むかは,氏の政治姿勢にかかっていよう。まだ,党総書記として着任したばかりだからこれから展開される,政治的手腕を見ることにしよう。(/15.2.26)
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戦略なき亡国企業群(14.12.17-16.3.2)
 日本のODA予算の半分以上は中国に行っている。国民はこの事実を知っているのであろうか。特にオリンピック開催を大阪と闘った北京市の予算の半分以上は日本のODA予算だそうだ。日本は、予算を付けて北京を応援していたわけだ。日本には国益という考えが無いのであろう。中国のODAを巨額にしているのは,外務省中国大使阿波を頂点とするチャイナスクールの面々とそれにつながる日中議連の者達だ。外務省に巣くう癌だと思うがの。中国につながる者達を総入れ替えして,対等な外交ができるようにする必要があると思われる。相手国の利益しか考えない連中は即刻首でも良いくらいだ。にもかかわらず,中国要人のあの態度,憤慨しているのは私だけであろうか。
 中国の高速道路建設に手を貸し,軍の機動力向上に貢献した。湾岸戦争ではアメリカの放ったミサイルには目がついていた。劇場化したあの戦争を茶の間で見ていた人たちの中で最も驚愕したのは中国人民軍の指導者たちであったろう。軍の近代化の遅れは深刻だった。前の中越国境紛争では,中国人民軍はベトナム戦争を戦い抜き米国を追い出したベトナムに手痛い敗北を喫した。自国軍の兵士はまるで人形のようにばたばたとやられていった。彼らは旧来の人海戦術を取っていた。これが完膚なきまでも殲滅されたわけだ。朝鮮戦争のときは多大な犠牲を払ったが,これで米軍を押し返したから,これで戦えると考えていたのだろう。大軍で押し寄せる戦い方は,中国の伝統的な戦い方なのだ。以来,軍の近代化はそれなりにしてきたはずだが,世界の軍の電子化は想像以上だったのだ。従って,ここ十数年というもの軍の近代化電子化を強力に推し進めたわけだ。これに多大な貢献をした国はどこか。勿論,日本だ。広東の実力者「ケ小平」が進めた「改革開放政策」継承した「江沢民」。この時代,「バスに遅れるな」とばかりに,多くの日本企業が生産拠点を中国へ移していった。電子機器の生産も移した。これらは中国軍の近代化,電子化に大いに貢献しただろう。つまりは彼らの攻撃力アップに貢献したわけだ。更に最近は最先端の電子部品の工場を「NEC」は中国に建設すると言う。これらは中国のミサイルの攻撃精度を更にあげるだろう。熱線誘導ミサイルは既に旧世代と思われるが,スカッド程度のミサイルもこれは搭載している。対空ミサイルとして最も標準とされているものだ。が、これはもう時代遅れのようだ。つい最近イスラエルの旅客機がミサイル攻撃を受けたが,これをかわしたようだから,イスラエルは熱線追尾ミサイルかく乱装置を開発して,旅客機にすら設置しているということだ。これからのミサイルは電子の目がついた誘導ミサイルが中心となっていくだろう。目標を確実に補足し,飛行を制御し,確実に破壊する。この開発に力を発揮する工場を中国に作ることがどんな意味を持つかを考えているのであろうか。中国が日本を攻撃することなど無いとでも思っているのであろうか。国境を接する国は常に大なり小なりの軋轢はあるものなのだ。国防に関する戦略が欠落しているのではなかろうか。中国の攻撃力を向上させることにまったく関係ない企業が進出することは,日本の失業が増えない限りとやかく言うつもりは無いが,中国の攻撃力アップにつながる企業群の中国進出には歯止めをかける必要があると考えるのだが。
16.3.2加筆
 以前,韓国が経済不振のとき泣きつかれた日本は彼らにDRAM技術を教えた。その結果は言わずもがなである。先端分野であった半導体業界は,所謂,ひさしを貸して母屋を乗っ取られた格好ではないか。実にお人よしである。最近の報道によると,その歴史を忘れ,ソニーは韓国のサムソンと次世代半導体か液晶技術の開発だったと思うが,国内グループと袂を分かち,組むようだ。このソニー,国内に巣くう「トロイの木馬」だな。現在週末になると韓国企業でアルバイトをする日本企業の技術者が居るそうだ。要するにこの者達は産業スパイと言うわけだ。技術を守るためにはこの種のアルバイトを規制する必要があるのではなかろうか。韓国放逐では技術の漏洩となるから止めた方がいい。外務省は出入国管理をしっかりとする必要があると思われる。日本の領土である竹島を侵略している自分はさておいて,靖国などの信教の自由に関し日本にあれこれ注文を付ける韓国と先端技術の分野で組むとは何ということか。現経営陣になってから,ソニーはメーカーとしての本分を忘れ「邪道」へ走った。今また,国益に反する道を率先して歩もうとしている。我々は,国益を害する企業指導者は誰かをその行動から見てゆく必要があると思われよう。国益を害する企業の製品は買わないようにすることが、結局のところ国益を守ることに通ずると考えられよう。もっとも,このソニー,目前のコストばかりに目が行き,自前の技術を育てず,外注に走ったのでまともな技術が無いのかも知れないな。自前で作らねば,技術など残るわけも無い。サムソンから教わろうと考えているのかも知れぬな。哲学の無い企業は淘汰される運命にある。「シャープを見よ」彼らの戦略は正しい。彼らの戦略こそ「日本の製造業を蘇らす」戦略と思われる。シャープが三重県に建設した最先端工場はそれを支える企業群を回りに生じせしめ,問題の解決も迅速に成されるとか。
 長期戦略にたって考えないと自滅しよう。正に,「狭き門」こそ命の道である格言は今も健在である。ソニーよ,メーカーとしての本業を忘れるな。「末子末葉の産業は時代と供に変遷し業態は変われども製造業は永遠なり。と考えるが。(/16.3.2)
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SARS禍は人民中国の本質的体質の帰結(15.5.14-15)
 人民中国の担当者が2002年10月以来翌3月までSARS隠しを行ってきた結果,現在世界中に新型肺炎コロナウイルスは拡散し,新構造のDNAを有するウイルスに次々と進化を遂げていることがワクチンの研究と製造に困難をもたらし,SARS制圧を困難にしているようだ。5月14日現在では死者の数512人を数えるまでになっている。広東省,香港,北京は大量の死者が出ている。対岸の台湾にまでその禍は拡大している。
 この状況に,日本政府は15億円の無償資金援助(6.2読売では17億円の援助を執行となっていた。)をする考えのようだ。これに対して,人民中国は,困っているときにどれだけ助けてくれるか注視していると言っていた。この言葉は,援助を請うてはいないのであろう。感謝の言葉ではない。何とぞんざいな言葉か,中国に対する日本の貢献度を見るぞと言いたい訳だろう。医療関係者も足りなく,いつになったら制圧できるか分からない状況にもかかわらず,よくでかい態度が取れると感心するよ。こんな生意気な口の利き方しかできないとは呆れて開いた口がふさがらない。そんなつもりは無いのかも知れないが。私が,政策担当者なら,こんな口を利かれながら,良い援助などする必要が無いと感じてしまうね。人の心を理解できない担当者がいるということは日中関係にとって百害あって一利無しと思える。人に援助をしてもらうときは,まず,感謝の言葉を述べるのが常識と考えられるが。日本に対してはそんな必要は無いと言うことであろうか。だとすれば,日本はなめられた極地と言うべきであろう。我々は援助はしてやる。が,「首相らの靖国神社参拝に文句をいうな」くらいはきっちりと言ってしかるべきと考えるがな。15日の読売報道では,深く感謝しているとなっていた。改めて言い換えたのであろうか。
 中国は急速な近代化をなしている最中にあるから近代化に差があるのであろう。科学技術を優先する余り,医療分野をなおざりにしてきた結果であろうか。衛生状態が相当悪いと考えられるね。中国社会は医療体制も含めて,抗体の無い新ウイルスに対してはほとんど無防備に近いことをさらけ出してしまったというべきであろう。この種の問題は大人口をかかえる人民中国には今後も極めて高い頻度で起こるであろうことを予見させずにはおかない。中国には秘境とも言える地域が無数にある。それぞれの地域に宿生ウイルスがいたとしても驚くに値しない。せいぜい外部の人間が秘境を訪ねるときは気をつけることだ。
 宿生ウイルスとは当地にだけ存在するウイルスで普段から接触のある生命体には免疫抗体ができているから何の問題もないが,外界からの侵入者などは,この抗体が無いため感染すると発病し,ひどい場合は死に至る。数年前,タイやマレーシアだったと思うが,次々と奇病にかかって豚が大量に死んだことが報道されていた。このときは,開発によってそれまで触れることの無かった,洞窟に住むコウモリの宿生ウイルスに感染したことが後で判明したが。この種のウイルスは,感染源である生命体が特定されないと効果的な対策がとれない。今回のSARSも感染源となった生命体がいるはずだが,まだはっきりせず推論の域を脱していない。従って,根本的な対策が完成したとはいえない状況と判断される。
 初期制圧に失敗した人民中国は,これから恐怖の倍々ゲームの幾何級数的患者数及び死者数の増加に遭遇するであろうな。もう広範囲に感染者が拡散している。医療関係者が次々に感染している状況は既に非常事態である。戒厳令を出して全ての人の移動を禁止して,発病していない感染者だっているはずであるから,全数検査をしなければならない状況だろう。が,そこまでやる勇気がない。その結果はいずれ人類への教訓となるに違いない。どんな不便さや経済的利益より人命は重いはずだが,中国では人は掃いて捨てるほどいるから,人が死ぬことよりも経済利益の方が重要なのであろう。
 4.17現在で死者160人,5.12現在で死者502人。20日間で342人増加したことになる。平均にしても17人/日。一ヶ月で540人,3ヶ月なら1620人の死者が出る勘定になる。増加期にあるならこの数字より大幅に増えることになろう。収斂期ならこれよりかなり少なくなろう。いずれにしても死者の総数は1000人は確実に超すことになろう。この数字は,中国が犯した細菌戦にも相当しよう。とても間違いました。すみませんでは済まない数字だと思うがね。既に、関係者120人が処分されたようだが。人民中国は国際社会に対して,どう謝罪し責任を取るつもりだろうか。少なくともこれが原因での死者や感染者に対する補償はすべきと考えるが。(/15.5.15)
 対中国集中投資に対する危険性の証明(15.5.15加筆)
 今や人民中国は世界からの投資を呼び込み,世界の工場と化している。今回のSARS禍はこれに対し,いかに一国への集中投資が危険かを図らずも証明してしまった。特に保健衛生に問題のある地域に対してはね。今回のSARS禍は多くの企業家に教訓をもたらしたに違いない。さまざまな安全保障の観点から適度の分散投資は最も合理性があることを我々に教えている。今回はウイルスだから生命体に寄生しなければ生きられないものだが,細菌なら自ら生存できる訳だから,これがウイルスと合体してくると大変な脅威になる。要するに保健衛生の悪い地域は危険がいっぱいということであろう。産業界としては世界の各地に分散投資しなさいという天の忠告に見えますね。さあ,産業界よどうする。(/15.5.15)
 経済の混乱の極み,助け合うことこそ生きる道(15.5.18-19加筆)
 ホテル業界は閑古鳥が鳴き,スーパーや百貨店の売り上げは激減。旅行業者は客足の激減でいずれの業種も深刻な経営状態になっている。だから前皇帝「江沢民」は両立策をとろうとして呼びかけたのだろう。
 が,倒産は政府の緊急融資でしのぎ,まず,SARS撲滅を優先するべきと考えるがね。出稼ぎ農民の10%前後は故郷に逃げ帰っているという。医療水準の劣悪な農村部への感染拡大は時間の問題だ。極めて深刻な状態であることが分からないのか。援助してくれる国には拝み倒しでも最大限の医師派遣などの人的援助を請うべきであろう。が,その際例えば医療水準の高い日本に援助を請うのなら,いつまでも過去にこだわらず,首相の靖国参拝など未来永劫文句を言わず,現在助けてくれる国は大切な友好国と考えて行動するのが人民中国のためだと思いますよ。58年も前に権力を失い処刑された人をいつまで怨み続けるのか。イエスは自分を殺す者のために祈ったという。人民中国最高位を占めた氏が敵をも許す器がないならば2000年前の人にも遥かに及ばない。それはとりもなおさず氏の徳の低さを証明するものとなろう。人を許すことができないなら同じ尺度でやがて自分も裁かれることになろう。統一をしたということは,大義の名の下に大量殺戮をしたのではないか。人民中国自身も手が綺麗な訳はなかろう。氏自身もだ。過去を水に流し助け合うことこそが日中が許しあい分かり合う道と考えますよ。これなくして日中の真の友好などありはしないと考えるがね。
 15.5.18未明現在のまとめでは623人の死者となったもようである。5日間で121人の増加。24人/日と現在増勢の状態にある。河北省も新たに渡航自粛となった。中国は,まず,SARSの徹底撲滅を最優先課題として取り組むべきだ。身の安全に危険のある限り一般人は誰だって逃げますよ。命は一つしかないのだからね。シンガポールを見習うべきだ。人民中国は人口が多いから大変だとは思うが,どんなことをしても,少なくとも感染拡大は阻止することだ。(/15.5.18-19)
15.5.27-28加筆
 15.5.24未明世界保健機構の発表によると,現在までの死者の総計は689名となったようだ。11名/日である。26日未明の発表では700名を越えたと。これだけ見るとピークは過ぎたように見られる。24日NHK報道によると今回のSARS禍の原因となったコロナウイルスとほぼ同じ遺伝子構造をもつウイルスを,広東で日常的に料理されている天然動物である「ハクビシン」の糞などから香港大学の研究チームが発見したと発表された。他に同様の菌が「いたち」などからも発見されたと。同菌の宿生生命体とみられる動物が高い確率で発見されたのは今回が始めてである。DNAに異なる部分もあるので慎重な発表では有るが。いずれにしても真相の究明と撲滅に全力を尽くしてもらいたい思う。
 現在は台湾が猛威の最中にある。また,カナダのトロントでは撲滅宣言がなされた後3人の死者が出て,SARSが復活したというから,撲滅と言っても安心はできないということであろう。これらの情報は報告があった分だけでの話しだから数を誤魔化されれば真相は藪の中だ。世の中には過少申告というのがある。日本ですらそうなのであるから,人民中国は推して知るべしいう事であろう。それはさておいて,今後の展開は農村部への感染をどれだけ少数に抑える事ができるかにかかっていよう。中国当局は薄氷を踏む思いの中か。
 それにしても日本は安全なのであろうか。結局のところ,自分の身は自分でしか守れない。北の鎖国半島はいかがであろうか。厳重な警戒はしているようだが,心配しているのは私だけではあるまい。ここでの情報は世界保健機構には届かない。
 今回,台湾での感染がこんなにひどくなった原因の一つは世界保健機構から台湾を閉めだすことに人民中国がご熱心であるからだ。自分達のことしか考えていないということであろう。実に身勝手な政府集団ということになるな。とても徳のある政治家の施策とは言えまい。平和的に統一したいと本気で考えるのなら,北風政策は百害あって一利なしだね。広い心こそが状況を変える。今の状況は巨人人民中国がひ弱な台湾をいびっているようにしか見えないね。こんな政策でなびくと考えるのなら人の心を知らない浅はかな人間ということになる。もっとも,脅迫して言うことを聞かせようと考えてのことかも知れないが。しかし,これは徳のある政治家の姿勢ではないことは確かである。
 28日の報道によると,これまで広東料理として親しまれてきた食材に「ハクビシン」などの野生動物を使った料理などを全て禁止するとの決定をしたようだ。
 これらの食材を扱っている人達の中に,今回のSARS禍の原因とみられるコロナウイルスの抗体を持っている人が16人(だったと思う)見つかったとのことだから,この人達は比較的安全であるが,一般人は危険であるからこの決定となったもようだ。世界に多大な迷惑をかけたことへの反省であろうか。これは動物保護の観点からは良いことだが,疫学的観点からは感心しない。解決の方法は,抗体を培養しワクチンを作っておくことではないか。法律で禁止すれば無くなるわけではない。へたをすると闇に流れることになるかもね。政策は最悪の事態も考えてする必要がある。人民中国が真に取り組まねばならないことは,この防疫体制の強化に他ならない。それには,上下水道の整備。危機管理体制の強化,医療スタッフの充実。免疫療法の研究等などやらねばならないことは山ほど有るはずである。一片の法律でことが済むほど簡単ではないことを学ぶことが今の人民中国には必要なことだと考える。
 我々がとやかく言うことではないかも知れないが,今日では,この種の問題はあっという間に世界を駈け巡ることになるのだから,無関心ではいられないと考える。
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人民中国新体制,対日姿勢変化か,変化球か(15.6.2)
 6.1読売報道によると,ロシアのサンクトペテルブルグでの小泉首相と中国胡錦濤国家主席との会談では,@SARS禍に対して,どこよりも早く17億円余の無償援助をした日本に対して,深く感謝の言葉を述べられた。A歴史を鑑として,互いの国民感情に配慮して友好を深め一衣帯水の関係を築きたいとも述べた。B首相の靖国参拝やMD配備にあえて言及しなかった。
 対する小泉首相は,@二千年の長きに渡って,中国とは友好関係にあった。対立があったのはむしろわずかな期間である。として,友好期間が主体であったと強調。A今後も,中国は経済的脅威としてではなく,相互補完関係として経済関係を発展させて行きたい旨語った。
 中国はまだまだ経済発展のためには日本の協力は欠かせないとの認識のようだ。中国国内世論への配慮のため,歴史を鑑として云々を言ったが,本音は対日関係を悪化させるだけの靖国発言はしたくないのだと考えるね。これは氏がまともな考えの持ち主だということになろうか。既に,3月の全人代でこれまでの対日方針を変更する布石は行っていた。という事だから,余り日本国民を刺激することはせず,日本の協力を取り付けた方が,人民中国が抱える内陸部と海岸部との貧富の差など山積する課題を解決して行くためにはプラスとの判断と思われる。指導者が変わったこの期を捉えて無用の対日摩擦を回避する策を取ったと考えられよう。もともと中国国内で反日感情が増幅されたのは江沢民氏が行った徹底した反日教育及び反日宣伝がその原因の大半である。この対日強固策は誤りとの判断になったということであろう。その判断は正しい。いつまでも過去の一時期の不幸にこだわるべきではない。その事を続ければ不毛の対立を生むだけであるからだ。
 そもそも国の指導者は国益上プラスとなることはするが,マイナスになることはまともな考えならしないものだ。だから,靖国カードを使うことにより日本から利益が得られるとの判断があれば,中国は靖国問題を持ち出す。利益にならず逆にマイナスとなればこのカードは持ち出さなくなるのである。
 朝日を始めとする,日本の反日新聞が首相の靖国参拝と過去の軍国主義を結びつけて誹謗するから中国当局にいらぬ心配をかけ,中国当局をして対日強固策を取らざるを得ないように人民中国指導者を追い込んだのだ。売国奴「朝日ら」の罪は重いと言わねばなるまい。朝日や毎日(旧日日)も戦争を支持したのである。日日などは所謂「百人斬り」の虚話を戦意高揚のために書いたのはふざけた話だ。この話は今や真実のように一人歩きしている。遺族が今般事実無根として裁判に訴えたようだ。このために該当の2人は戦犯として処刑されている。「百人斬り」の話はすでに日日新聞記者の創作であったことが明らかになっている。いずれ裁判で明らかにされるであろう。このようにマスコミは大罪を犯している。
 首相は勿論だが,私も戦前の中国への攻撃は悪いことだと考えている。二度としてはならないとも思っている。それでも,靖国神社には赤紙一枚で散っていった,多くの兵士の魂が眠っていることを考えると,国民として冥福を祈らずにはいられない。戦犯にされた人々にしたって満州事変から日華事変などの日中戦争に責任は無い。たまたま対米開戦の時の指導者であったに過ぎない。時の運命にその身を翻弄された人々である。あのような決定をしなければならなかったのはむしろ断腸の思いであったとも思われる。あの時代に生きたが故の時代の犠牲者とも言えるのである。恐慌の起こった時代国民を食べさせるために,修羅の道を選んでしまったと。いわば,全員を食べさせる糧が無いために集団自殺に追い込んだようなものである。これからの時代こんなことの無いように生きる必要がある。排他することではなく互いに尊重し助け合うことこそが恩讐を越えてアジアが繁栄する道であろう。愚かな選択だけはしないで貰いたい。その際,基本線としておくべきことは,言うべきことは言い,聞くべきことは聞く耳を持つことであろう。ここで言うべきことには,歴史の事実を捻じ曲げないで正しいことは正しいと言うことである。歴史的背景を考慮する必要はあるが。
 宗教界の人達は,これに反対する人もおることは承知しているが,日本人はあらゆる宗教にもともと寛容なのである。  キリスト教の信者でもないのに,キリストの生誕祭としてのクリスマスを祝いキリストの体としてのケーキを食べ,ワインを飲むことにより,流されたキリストの血を飲むことを象徴としてキリストと血肉供に一体になる儀式をしている。葬式は仏教でし,七五三では神社にお参りし,結婚式では,信者でもないのに,キリスト教会で式を挙げる人もいれば,神道形式の神前結婚式を挙げる者もいる。孔子の教えに感銘し儒学の教えである忠孝烈の考えが浸透していた。無神論のはずの共産党員が仏式の葬式を出し戒名を得る。この日本人の感覚には何の矛盾も無い。これを何と言うべきか。日本人の行動様式は宗教や思想に縛られていないというべきで。何でやってもうまく行くのである。要するに良いと思えば何でも可なのであろう。キリストも信じ仏も信じ毎日エネルギーを与えてくれる太陽に感謝する。あれをすればこれがだめになるというものではないのである。全てOKなのだ。私は,これは素晴らしい考えだと思いますね。所謂軍国主義と戊辰戦争以来の戦死者の霊を祭っている靖国神社は元々何の関係も無い。単に,国のために散った英霊を祭っているに過ぎないのである。たまたま日中戦争や太平洋戦争で散った英霊も祭っているのに過ぎない。これはどこの国でも行われていることだ。英霊とは国のために殉じた人の霊魂を指して言う言葉である。自分のために生きたのではなく,他のために生きた霊なのでこういうのであろう。そして,霊魂とは人々の心に生き続けることによって生存すると考えられる。だから思いのあるところに霊魂は現れるのである。これからの宗教人はもっと寛容であるべきだ。
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人民中国新体制汚職撲滅は本気か(16.1.19)
 最近の報道によると,胡錦濤政権は汚職を撲滅する方針を掲げたようだ。官僚の汚職,即ち政治体制の腐敗は,古今東西例外なく政治体制の崩壊を招いている。腐敗は市民の支持を失うから当たり前といえば当たり前,戦前の日本で青年将校による事件が頻発し軍部が台頭したのも元はといえば,政治家の腐敗があったからだ。その意味では,先の方針は正しい。どこまでも貫く覚悟が必要だとは思う。ただ,政敵を追い落とすためだけに利用することが無いように期待したい。そんなことをすれば歴史が氏を指弾せずにはおかないであろう。公平無私の精神。これが最も強い武器となるであろう。これは正当で誰も批判できない。ただ,人間は誰しも完璧ではないことを考えると,追い詰めることをせず,やり直せる機会を与えてやることは,上に立つ者の度量ではあろう。世の中は皆で人生ゲームを楽しんでいるのだから。再起の機会を与え希望とするのである。罰もほどほどが良い。
 なぜ秦が30年ももたないで滅んだか。厳格に法を法のために守ろうとして,人が主人であることを忘れたからである。歯車だって,多少のがたが無ければうまく回転しないのである。法とて同じである。うまく回転するには,適度な遊びが必要なのである。これを奪えば人は牙をむくであろう。氏の政策が成功するには,この遊びに相当する部分をいかに考え出すかにかかっていよう。遊びは多すぎても少なすぎてもだめであり,潤滑油も必要であることを付け加えよう。これが成功すれば氏は人使いの天才ということになるでしょう。期待して待っていますよ。不毛の対立を助長するだけの反日教育などしないですむように頑張られることを望みます。
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売春買春は人類の永遠の問題(16.1.19)
 つい最近,成長著しい中国広東省での日本人による集団買春事件に中国人民の反発が大々的に報じられていた。所謂日本人による「買春ツアー」である。ここで春を買っていたのは,日本人の建設業者の団体のようだったが,内三人が国際手配されたようだから,不名誉の極みである。以前は韓国で同様な「キーセン観光」として,韓国人がいっせいに騒いだことを思い出して,つい可笑しくなった。この時は,これを報道した報道陣も現地で同じことをやっていたとの情報を後日聞いたから,もうどうしようもない。言っている本人たちも信用できない訳だ。批判している者はまともなのかと思いきや裏切られる。この者達も聖人君子ではなく,立派な「男」という訳だ。
 この問題いつになっても場所を変えて引き起こすものであろうか。恥ずかしいことだが,日本の男達は余程に好きでめでたい連中ではある。
 これは客を取る人がいるから客になる人が生まれるのだが,中国女性がなぜ身を売るかを考えてみよ。聞けば貧しい四川省からの出稼ぎと聞く。彼女らは体以外売れるものが無いから春を売るのである。まあ,日本人にしてみれば,春を買って金を渡すわけだから,言ってみれば慈善事業をしているようなものでもある。私はこれは決して良いとは言わないが,これを非難するだけでは彼女たちの生活を助けることにはならないのではないかな。騒いだ結果,日本はおろか,台湾,香港からの観光客も激減とか。とうの彼女たちこそ困っているのではないかなと思いもする。
 観光客が減って困っている人たちもいるのでは。この問題なにも中国だけの話ではありませんよ。日本でもこの手合いはたくさんいる。それこそ昔から。一般庶民は言うに及ばず,高名な代議士先生も例外ではない。
 総理になったとたん,女の『蜂の一刺し』で総理の座をあっけなく失った某総理もいる。先般はこれが元で議員の座を失った某幹事長もいる。ノーベル賞をもらったとたん古女房を追い出し,新しい女房を迎えた『人でなしノーベル賞受賞者』もいる。恥ずかしながら教師の中にも隠れてビデオを撮って悦に入っている「痴漢もどき」がいる。某米大統領は大統領官邸で,クラークと「むにゃむにゃ」という話も聞いている。芸能界は言うに及ばず,文壇で活躍している(いた)人士の中にもである。現代に限らず過去においても,クレオパトラにシーザーやアントニウスが腑抜けにされた。唐代でも楊貴妃に玄宗皇帝が腑抜けにされ,女禍を招いて,安禄山・史思明の乱を招き帝国を傾けた。秀吉は淀殿に現(うつつ)を抜かし秀長を自刃に追い込み豊臣氏を滅ぼす元を作った。所謂「傾国の美,傾城の美」をはじめ上から下々まで,この例には事欠かない。これ自体がドラマとなっている。そうそうかの有名な「源氏物語」あれは宮廷の「男と女のドラマ」だと思いますよ。人類の歴史は「戦いの歴史」でもあるが,「男と女の愛物語史」と言えなくもないでしょう。
およそこの世に男と女がいる限り,この商売消えることは無い。お互い好きであればこそ,種が種として続いているのであろう。否定しても消えるものではない。無駄な努力というものであろう。が減らすことはできよう。
 貧しい社会から豊かな社会へ脱皮する過程では貧富の差が拡大し,豊かな者が貧しい者を金でハーレムに住まわせその子孫の繁殖を図る。これが人間のもっている種の保存の原理なのであって,買春はこの小規模な名残に過ぎない。いわばその一生を面倒見る金が無いため,時間妻を雇っているようなものである。西郷さえ奄美大島に流されたとき,流人の身分で「現地妻」を娶っていた。確か,長崎に来ていたヨーロッパ人の現地妻となっていた人(蝶々婦人・マダムバタフライとか言ったな,車掌さんが歌ったのを何度も聞くことができたので覚えている)がいたな。GHQが日本を占領した後,日本では混血がたくさん生まれた。勿論,現地妻の子としてね。ベトナム戦争の時代タイでも同様のことがアメリカ軍人によってなされたと。およそこの問題は人種や国境は無いのだと思いますよ。全ての男がしているわけではないが,やっていない者も単に「金とチャンスが無かっただけ」なのかも知れません。「据え膳食わぬは男の恥」という事を中学二年のとき国語の時間に聞きましたよ。そのときは,へえーそんなもんですかねと聞いていましたがね。現在でも,金に余程に余裕を持つようになると,日本でも正妻の他に非合法だが所謂二号を人によっては三号,四号以下を持つ者もいるのであって,これはDNAに組み込まれた本能というべきものである。中国人も豊かになって大金を持つようになるといずれ同じことを他国ですることになるな。大人になってあまり騒がず,『金を落としてくれて有難う』位におうように構えるのが良いではありませんか。人助けでもあるのだから。非難するのなら,彼女たちの生活が,故郷への仕送りができるように,職場を皆で作ることだよ。これをせずに「非難だけする」というのは無責任と言いませんか。
 男は女を好きになり。女は男を好きになるからこそ,今日まで人類が繁栄できているのではありませんか。そんなに目くじらを立てなさんな。私自身はこれをいい事とは思っていませんし,皆で理想に生きられたらどんなにかすばらしいとは思ってはいますがね。それより『売るならエイズを心配しなさい』と位は言っておきたいですね。
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