kodaishisokatu    最終更新日:平成14年9月3日

古代史の総括

 この表はこれまでの研究成果の要点を時間の流れに沿って並べ、どのように変わっていったかを明らかにするためのものである。


年代

件名

内容

参考

分類

-198000

現生人類の発生

20万年前アフリカに現生人類が現れる

DNA分析

先史

-98000

人類シベリアへ

移動するマンモスを求めて極寒のシベリアへ

 

先史

-28000

スンダランド

 寒冷化が進み海水面低下が進行し日本列島は大陸とほぼ陸続きとなり、インドネシアに幻の大陸スンダランドが出現していた。

-5度

先史

-21000

マリタ遺跡

バイカル湖の近くブリヤート人の居住区で細石刃、楔形石核、石のナイフ

-10度

先史

-20000

スンダランド成長

寒冷化進行の中で海水面が100m以上も下がりインドネシアは陸続きの大陸となり、人類の集住が起こる。インドネシアが化石人骨の宝庫の訳はこれである。

 

先史

-18000

マリタの終焉

最寒冷期に向かい動物・住民の東遷が起こる。

 

先史

-18000

オボンキ遺跡

サハリン、細石刃が出土

-15度

先史

-18000

柏台T遺跡

細石刃、焚き火の跡が見つかる。

-15度

先史

-18000

北方人本州へ

最寒冷期平均気温-30度にもなる時があった。津軽海峡前面凍結時氷原を渡って本州へ移住する。

-30度

先史

-17000

スンダランド水没へ

最寒冷期を過ぎて地球の温暖化が進む中この幻の大陸は水没へと向かう。人類の移住が起こる。

-15度

先史

-16500

石垣島海中遺跡

南方海洋民、石舞台等の構造物の造営(推定)

-14度

先史

-16000

港川遺跡

9体分の人骨(港川人)が見つかる。スンダランドの住民が移住したもの

-12度

先史

-13000

地球温暖化進行

最寒冷期に比べ平均気温は7度上昇

-8度

先史

-11000

ガーシャ遺跡

アムール川周辺で貯蔵用土器が出土

極東ロシア

先史

-10000

新宿区百人町遺跡

約12000年前の煮炊き用土器出土

-5度

縄文

-10000

玉蟾岩遺跡

土器、石器、稲籾

中国湖南省道県 -5度

縄文

-7500

上の原遺跡

海洋渡来民の集落、丸のみ石斧、磨製石斧、壷型土器、雑穀栽培

鹿児島県錦江湾北側 -4度

縄文

-6000

氷河期の終焉

富山県入善沖の日本海水深30mに森林の跡。

海水面-30m以上

縄文

-6000

対馬海流の本格化

日本列島の温暖化が進む。山葡萄、くり、どんぐり、きのこなどの木の実が大量に産するようになる。

-3度

縄文

-5000

南京稲作遺構

7000年前の炭化米

 

縄文

-5000

河姆渡遺跡

熱帯ジャポニカ、舟のオール、移動式かまど、稲穂の絵が書いてある土器

中国浙江省余姚県

縄文

-4500

南京稲作遺構

6500年前の炭化米

 

縄文

-4300

鬼界カルデラ大噴火

上の原集落は火山灰に埋もれる。

 

縄文

-4000

南京稲作遺構

6000年前の炭化米

 

縄文

-4000

対馬・佐賀貝塚

潜水魚をしていた漁労民の人骨が発掘

 

縄文

-4000

朝寝原貝塚

島根県頓原町板屋V遺跡、6000年前の稲のプラントオパール発見

+3〜4度

縄文

-4000

多摩ニュータウン遺跡

遺跡数約800箇所、日本最大規模の縄文遺跡。1000を超える住居跡、磨り石と石皿。磨製石斧

 

縄文

-3500

南京稲作遺構

5500年前の炭化米

 

縄文

-3500

福井県遺跡

石斧の柄が出土

 

縄文

-3500

三内丸山遺跡

巨大集落、栗園、大型住居、物見やぐら(灯台的目印)、ヒスイ、黒曜石

+3〜4度

縄文

-2500

三内丸山の繁栄

栗栽培の拡大、広範な交易、土器、土偶、網籠、漆器、耳飾。高度な文化を感じる。

+3〜4度

縄文

-2500

多摩ニュータウン

縄文中期層から249本の磨製石斧

 

縄文

-2000

三内丸山の崩壊拡散

寒冷化の進行により栗の栽培が悪化、元のブナ・ナラ林に戻り集落は分散森の中に散る。

+0度

縄文

-2000

中国雲南省大激子遺跡

4000年前の太古米

 

縄文

-1000

朝鮮サンチョンチン・トンサム洞貝塚

朝鮮・縄文人交流跡・縄文土器・炭化米

 

縄文

-600

唐津市菜畑遺跡

確認された日本最古の水田

 

縄文

-400

福岡・板付遺跡

本格的水田遺構・環濠集落・10戸

 

弥生

-300

福岡・空港遺跡

大陸からの移住者の人骨

 

弥生

-200

山口県豊北町土井ケ浜遺跡

山東半島・斉国等からの出国者この地眠る。

 

弥生

0

津軽水田遺構

青森県田舎館村、水田耕作・早稲の誕生

 

弥生


参考文献
@平成13年放送 NHK 日本人遥かな旅
A角川書店 <長江文明の探求>長江文明の曙 梅原猛、厳文明、樋口隆康 共著
B講談社学術文庫 日本書紀(上) 全日本語訳 宇治谷 孟著
C教養文庫717-D-101 古事記物語 大田 善麿著
D三省堂 地図対照世界史年表 改訂版 三省堂編修所編
E三省堂 地図対照日本史年表 改訂版 三省堂編修所編
F第一学習社 新選 日本史図表 坂本 賞三、福田 豊彦監修
G講談社学術文庫 中国通史 堀 敏一著
H学研 図詳エリア教科事典 1 日本歴史
I学研 図詳エリア教科事典 3 世界歴史
J株式会社 たま出版 大和民族はユダヤ人だった ヨセフ・アイデルバーグ著 中川 一夫訳

links

三内丸山遺跡


e-mail : kwaoto23@beige.plala.or.jp