| 冬の森紀行 |

2003.12.25
戸隠神社へ雪乞いにいきました
おかげで・・・
クリスマス寒波がやってきてもう安心!!
その時の自然観察模様を紹介します
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種池お水取り・・・
まずは、全面結氷した・・・流入も流出する川がないにもかかわらず、太古の昔より一年中
水のかれることがないと言う古くから信仰の対象となった神秘の「種池」へ行って、
水乞い・雪乞いのためのお水をいただき・・・戸隠神社へ奉納して祈祷していただくのです。

うさぎの足跡
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その道すがら・・・
まずはヒノキ…これは植林したものですね

ヒノキの特徴は葉の裏側がY字Y字に白い模様が入っていることです
ここで、他の木曾五木といわれた他の樹と区別できます
・・・木曾五木とは、江戸時代に尾張藩が「木一本首ひとつ」といって、五木を内緒で
切ったら、刎ね首にしたという・・・残酷ながら木曾のヒノキ美林を結果として守ったという
もので、ヒノキ・さわら・ネズコ・こうやまき・あすなろの五木です。
Y字が見えますか?・・・腕が悪い・・・ハハ
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これは「いわがらみ」という弦が巻き付いて本体の木が死んでしまったものです
ですから、木にからんだ弦は下のほうで二箇所「なた』で切断してやるのです
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これは、冬にもかかわらず「しらかば」の洞(うろ)で「きのこ」が育っている写真です
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木に寄生するものをもう少し・・・・・
これは、よく「ガン」の治療にも使われる、「さるのこしかけ」です。
生きている木に生えているものは、虫も入っていなくてよく効くようです。
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これは「地衣類」・・いわゆる「コケ類」の「さるおがせ」と言うちょっと珍しい苔。
すごいものは一メートル近くも垂れ下がっており・・ちょっと気味悪がる人も。
ネパールの方達は、山ではこれでお尻をふいてきれいにするそうです・・・・よ。
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次は、上は古い『サルノコシカケ」ですが、下に見えるのが、写りは悪いですが
今話題の「やまぶしたけ」です。ちょっと珍しい。。。
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次は「きはだ」の木です。コルク状の分厚い外皮を少し削ってみると
本当に「まっきいろ」の肌が出てきます。これを練った物が漢方で言う「黄檗(おうばく)です
黄檗は昔から民間療法で使われ、山の人間はお腹が痛いとこれをかじっていました
また、これを薬にしたものが長野の「百草」であり熊野の「陀羅尼助」です
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これも、ちょっとわかりにくいですが・・・木肌が「まくわ瓜(古来からのプリンスメロン
みたいな田舎の果物)」のような肌をしていることから、「うりはだかえで」と言います。
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もうひとつ・・・この木肌は典型的な「落葉松(からまつ)』ですが
両脇は森でよく見かける常緑の葉のひとつ・・「ちしまザサ」です
左は枯れたもの、右は元気のいい2−3年ものでしょうか・・・・・
他に常緑のものと言うと「蝦夷ゆずりは」「ハイイヌツゲ」「ハイイヌガヤ」「ユキツバキ」
などがみられます
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木の新芽を二つ。 
これは特徴的な そしてこちらが冬の森で唯一怖い
「なら」の木です 「うるし」の新芽と葉痕です・・・
ひずめ・・みたいでしょ
そう、「木の芽」に葉の落ちた後の「葉痕」は皆どれも必ず違うので
冬に木を見分ける時の大事な要素なのです。夏は「葉」で見分ければ問題ないのですが・・
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こういう枯れた花・・天然のドライフラワーが冬の森には一杯。。
これは「のりうつぎ」の花。
他にもそっくりなのが、さっきの「いわがらみ」や「ツルアジサイ」の花
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そして、いよいよ戸隠神社・・・
ここは、中社です。種池のお水はここで拝んでいただきます
戸隠はその昔「戸隠三千坊」といって修験道者や山岳信仰・講でとても栄えたとこころで
神仏混交で神社になりましたが今も、中社のほかに奥社・宝光社・日御子社があります。
廃仏毀釈で燃やされそうになった社宝はあちらこちらに運び出したようですが・・・
小布施の岩松院には中社の仁王様がいます
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