…話したいことが…たくさん……あるんだよ…

……そうだな、たくさん…たくさん…話さないとな…








synchronicity〜シンクロニシティ〜


















◆@◆


「もしもし……?」


……

「だいじょうぶですか…?」




「もしもーし?」




(…どうしよう… …大丈夫かしら…)




ドキドキしていた…。




その日はいつもより早くに目が覚めて、天気が良さそうだったから…

……と言っても、私達の住むスラムの上空を

ミッドガルっていうすばらしい(イヤミよ)大都市が覆っているから

天気が良さそうっていうのは予想なんだけどね。

昨日よりは少し明るいから、きっと上の方はいい天気…。いろいろ用事を済ませて

いつものように伍番街の教会にやって来たの。

私はここで、お花の手入れをすることが日課になっていたんだ。


そしたら、ものすごい音がして、天井を突き破って花畑のど真ん中に人が落ちてきたから、

もうビックリ!


つぶれたお花も心配だったけど、…この人…動かない…。


ハニーイエローの明るい金髪…ツンツン頭…。

   
息は…してる。腕とか…しっかり筋肉がついていて逞しいんだけど、

なんか…かわいい……

…なんて思いながら顔を覗き込んでたら、突然、閉じていた睫毛が大きく動いて

アイスブルーのまん丸の瞳が現れたの。


 「!!」


 「………」


 「だ……大丈夫?…ここ、スラムの教会…伍番街よ。いきなり落ちてくるから
 驚いちゃった」


私…夢中で話し掛けちゃった。…ドキドキしてた。……だって、

…だって、この瞳の色は魔晄を浴びた証し… …それは、この人がソルジャーだってことを

意味してる…。



 「屋根と花畑、クッションになったのかな…運、いいね」



…ドキドキしてた。



  「花畑… …あんたの花畑?…それは悪かったな…」



…ドキドキしてた。



同じ言葉…、同じ仕草…

まるで、「あの日」の再現のようで…偶然と呼ぶには…あまりにも……… …。



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