男塾の授業内容一覧

男塾の毎日の授業(シゴキ!?)内容は、毎朝塾長である江田島平八が回転する的に矢を射って当たった場所によって決める「奉弓の儀」にのっとり決められていく。しかし、こんなことばかりしたら命がいくつあっても足りないと思うのは私だけだろうか?

直進行軍

読んで字の如くひたすら直進するだけの授業(これが授業か?)。まず、教官(この時は飛行帽)が日本刀を倒して進む方向を決め、あとはひたすら直進あるのみ。民家だろうが葬式会場だろうが派出所だろうがおかまいなしに破壊して直進しなくてはならない。この授業で飛行帽はローン未返済のマイホームを一号生たちに壊されることになる。

油風呂

別名「地獄船」。たらいの中に油をいっぱいに張り、火のついているロウソクが乗っている笹舟を浮かべて下から火をたく。もちろん、一歩でも動いたらロウソクが倒れて火だるまになるのは必至。ロウソクの火が完全に消えるまで続ける。長い男塾の歴史をさかのぼっても、このシゴキに耐えた者は五人といない(らしい!?)。富樫(秀麻呂も?)が挑戦し、見事耐えた。

剣山地獄腕立て伏せ

男塾の授業の中では比較的まともな授業。普通の腕立て伏せに、地面に剣山が敷いて、背中の上に大きな石盤が乗せられた状態で三百回以上もの腕立て伏せを行う。なまけるようなことあれば、教官が石盤の上に乗ったり押し付けたりして胸が剣山に刺さることになる。椿山がそれを証明するための犠牲になった。

竹林剣相撲

これは授業というよりは男塾の寮である「男根寮」の教育の一環であり、土俵の外の周りに剣山が敷きつめられた状況で行われる。ルールは土俵の外にある剣山に落ちなければよく、何回土俵の中で倒れてもかまわない。また、殴っても蹴っても自由である。寮長である権田馬之助と椿山が闘い、椿山の勝利に終わる。

義呂珍(ぎろちん)

西洋の処刑道具「ギロチン」を使った授業(どこが授業や!!)。まず、ギロチンの下の穴に自分の首を固定し、上にある刃を押さえるためのロープを口にくわえて我慢する。まさにロープが命綱となっていて、放した瞬間首が胴からサヨナラすることになる。主に授業中にあまりにもなまけていた塾生に対しての制裁とも言うべきものである。

殺シアム

まさにその名の通り1対1の殺し合いである。男塾の校舎の中で行われ、ボクシングやプロレスなどで使われるリングの上で闘うことになる。たまに、校外から客を集めて観戦料金を徴収し男塾の経済的危機脱出のために開かれることもある。ルールは無用、どちらかが死ぬまで行われるとされているが本当に死ぬまで続けたことがあるかどうか定かではない。

まあ、行われるたびに死人が出るようなら塾生が一人もいなくなってしまうと思うが。

大海島巡り

男塾では毎年恒例の夏期合宿である。とある海から南へ三百キロ離れたところにある赤鬼島、青鬼島、金鬼島という三つの離れ小島へ行き、男塾海の家にいる三海魔王にシゴかれに行くというもの。地元の漁師も青い顔して逃げ出すほどである。ちなみに三海魔王とは各島の島主である、赤鬼島の鬼蛸入道、青鬼島のキャプテンエイハブ、金鬼島の乱坊少佐、のこと。

地獄禅

十人くらいが一組になり一本のロープで全員をつなぎ、頭の上に骨をも溶かす硫酸がなみなみに入ったティーカップをのせて座禅をするというもの。もし、誰かが動こうものならば連鎖反応でその組全員が硫酸をかぶることになる。教官(鬼ヒゲ)が言うには、これで岩のように強固な精神力と一連托生の協調性がつちかわれていくとされる。

まさに「クレイジー!!」の一言である。

撲針愚(ボクシング)

別名「ピカレスク・マッチ」。ルールは普通のボクシングとほとんど変わらないが、唯一違うのはグローブが鉄でできていてその表面には無数のトゲが出ているというもの。

まさに、一発当たれば重傷確定、二発当たれば死亡確定、である。マフィアの地下試合でもめったにお目にかかれないのもよくわかる。 

羅惧美偉(ラグビー)

この「羅惧美偉」は塾長の許可がなければできないほどの荒試合とされている。ルールは一チーム十五人ずつでどんな武器も使用可能。次に劇薬(本当はただのしびれ薬)入りの日本酒を全員飲まされる。そして、二十分以内に鍵の入ったラグビーボールを解毒剤の入っている金庫のあるゴールに持っていって解毒剤を飲んだチームの勝ち。もちろん負けたチームは全員死亡となる。

わざわざボールごと持っていかなくても、鍵だけ取り出して金庫を開けに行けばいいと思うのは私だけ?

驚邏大四凶殺

塾長いわく、「男塾最大級名物、門外不出、秘伝中の秘伝」というシロモノ(この時をもって門外不出でなくなるが)。四人一チームで富士山麓の宝獄院という所で行われ、そこの住職、修羅和尚とその弟子風海、林海によって進められる。鬼ヒゲが言うには、「男塾に奉職して二十年、正体を聞こうにも聞けない」とされている。なぜなら、過去二十年の生存率は0%、一人も生き残った者がいないからである。

さすがに、門外不出とされるだけのことはある(こんなのが外にもれたら男塾の存続に関わるな、こりゃ)

大威震八連制覇(だいいしん ぱーれんせいは)

三年に一度、男塾で先輩後輩の区別なく命を賭して行われる格闘技試合のこと。八人対八人で闘う団体戦であり、各個人の技量はもちろんのこと団結力がものをいう勝負である。大威震八連制覇を制する者は男塾をも制するとされる男塾最大の修羅興行。また、前回の勝利チームには指名権があり、相手チームを指名できる特権がある。開始する前に、灼熱に焼けた鉄棒を両チームの大将が互いに受け取るという「灼赤棒の儀式」が終了すれば、大威震八連制覇の開催が決定する。この興行は、主に信州長野八ヶ岳連峰にある八竜(ぱーろん)の長城で王大人(ワンターレン)とその部下たちによって進められる。

 

 

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