かなり古い話ですいません。
昔々あるところに宮島の池という池がありました。(今もあるでしょう)
大小2つの池からなる野池です。
当時,どっかの釣り雑誌にその池の情報が出ていたので,
体の大きな少年は,少ないお小遣いを交通費に使ってその池まで行きました。
雑誌に出ていた地図を頼りに行ってみるとそこには釣り人は一人もいません。貸し切りです。
2つの池ともに池の中心はリリーパッドで覆われていました。
リリーパッド際を狙ってキャストするうち,あらら,リリーパッドに引っかけちゃいました。
うーん,はずれない。格闘すること数十秒。
諦めてラインを切ろうとしたところ,「ゆらーっ」て感じで,ごっそりとリリーパッドの塊が釣れちゃいました。
あらら・・・とラインを巻き上げていると,んっ?
なんとリリーパッドの塊の後ろをとってもランカーなバスが
これまた「ゆらーっ」っとついて来るではあーりませんか。
およよ,こいつをなんとかできないものか,ええい,アクションじゃ!おりゃ!
しかし,重たい塊をやっと引きずっているのにアクションなんてあったもんし゜ゃない。
もう,足下まで来ている。手で掴み上げてやろうか。
でもランカーなバスちゃんは,手の届くところまで来て,挨拶をして「ぷいっ」と反転帰ってしまいました。
でも本当にかなりなランカーちゃんだったですよ。

逃がした魚は大きい。