スキーでの話


今シーズンは,だいたいどこのスキー場も十分に雪があるようですね。
さて,スキーシーズンですので,スキーに行った際の話をひとつ。

車で玉原スキー場に行ったときのことです。
スキー場まで,あと数キロという辺りで,道路上にも雪が目立ち始めました。
このときは,まだスタッドレスタイヤを履いていなかったので,路肩でチェーンを装着することにしました。
金食い虫2号の前輪にチェーンを巻いていると,背後に人の気配。
そこここで,チェーンを装着しているので,私以外にも車から降りて作業している人達はいます。
しかし,すぐ背後で人の気配がするんです。
なんだろうか?と振りかえるとそこには一人の青年が立ってます。
私と顔が合うと,その青年は「チェーンの付けかたを見させてください」と言うではないか。
「チェーンも色んな種類があるから,同じタイプのチェーンならいいけど,違うタイプのものだと参考にならないんじゃない?」と私。
「それでも,いいので,見させてください。」と青年。
青年は,しばらく,私の装着作業を見ていたようだが,その後,金食い虫2号のすぐ後ろに停めてあった自分の車に戻って作業を始めたようだ。

しばらくして,金食い虫2号のチェーン取りつけも終わったので,出発しようとすると先ほどの青年がやってきて,「取りつけたんですけど,ちょっと見てもらえませんか?」と言うので,どれどれと見てみると。
あちゃー,なんだこりゃ!
ネットタイプのチェーンなんだけど,ネットがちゃんとタイヤを包んでないし,手前側のフックなんて3箇所くらいしか留めてないし,裏側のフックなんて,全く留めてないし・・・
「これで大丈夫ですかねぇ」と青年。「ナニ考えとんねん。これで大丈夫と思っとるの?」(kocyun心の声)
「だめたよ,これじゃぁ。ちゃんと説明書を読んでやり直さなきゃ」と私が言った時,青年の車の後部座席のパワーウインドーが「ウィーン」という音をたてて,開いた。
後部座席には,いかにもネーチャン(アクセントは後ろね)といった風の女性が2人乗っている。
「ねぇ,まだぁ」と言ったかが早いか,「寒い寒い」と言いながらパワーウィンドーは閉められた。(冷たいのー)
まぁ,チェーンを付けられない青年も青年だが,連れのネーチャンもネーチャンだよ。
みっちもさっちもいかなくなってる青年は可哀想だが,これ以上付き合いきれないので,もう一度付けなおすように言って,出発させてもらった。
つづく・・・

えっ,続かんでもいいって?(笑)