住宅設計について
1.デザイン
住宅の外観デザインはどのように決定するのか。
住宅は本来施主のものであるので、その希望を尊重しますが周囲の景観と調和することは大切です。
そこを考慮して施主に提案します。
ですから私独自のデザインに固執するつもりはありません。
個人住宅とはいえ、その外観は街並みを形成するひとつの要素であると私は考えます。
2.間取りという概念
住宅の設計において、よく間取りという言葉を耳にします。
特にハウスメーカー等のプランでは決まった部屋の組み合わせ方を変えて家を形造っていくようですが、私が住宅を設計する場合には屋外空間や外観デザイン等も含めて一体的にイメージします。
三次元的に設計していくので、スタディー模型を作成しながらの作業になります。平面図だけで素人である施主に設計イメージをお伝えするのは難しいです。
3.光と風
住環境において、光と風の動きはとても重要です。
単に明るい部屋、風通しのいいプランというだけでなく1年を通して、また1日の中で太陽の光がどのように動くのか風がどこから入ってどう抜けるのか、それを考えながら設計します。特に光の廻り方は自分の家で実感しましたがその動きによって季節が変わっていくことが、家の中にいて体感することができます。
モダンスタイル
和風スタイル
洋風スタイル
大きな窓も深い庇で直射光
を遮り、左右の高窓で一日中
光が注がれます。
また正面の小窓からでも
十分に風を取り込むことが
でき、上部のFIX窓からは、
季節によって変わりゆく樹木
がのぞきます。
我が家のリビングより