年代別の栄養 
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母性栄養

乳児栄養


1 母乳栄養

@母乳栄養の長所
●乳児の疾病、死亡率が低い。(免疫体が含まれているため)
●乳児に必要とする栄養素を全て含んでいる。
●乳児の消化・吸収・代謝の負担が少ない。
●細菌などを含まず衛生的である。
●アレルギーの心配が少ない。
●母子間の接触が情緒的発達によい。
●子宮の収縮を促し、母体の回復を早める。
●手間がかからず経済的である。


A初乳の効果
出産後5日間分泌される母乳のこと。成分は日々変化し、610日は移行乳、10日以後は成熟乳と呼ぶ。
初乳には分泌量は少ないが、免疫物質が多く含み、たんぱく質、ミネラルが豊富に含まれているので、新生児には必要な栄養が与えられ、アレルギーを防止する。

2 人工栄養
@牛乳
炭水化物、ビタミン、鉄の添加や完全殺菌が必要である。そのため、実際用いるのは離乳後期の10ヶ月以後になる。

A乳児用粉乳
母乳に近づけるよう調整が行われたもの。

3 混合栄養
母乳不足、授乳時間に制限がある時など、授乳の一部を人工栄養で補うことである。

4 離乳
乳汁栄養から固形食に移行する過程である。機能上は乳汁を吸うことから、食物を噛みつぶして飲み込むことへと移行していく過程であり、この間に食品や量や種類を多くし、献立や調理の形態を変化させていくことが大切である。

@離乳の必要性
●乳汁のみではエネルギー、各栄養素が不足し、正常な発育や健康が保てなくなる。
●離乳食を与えることによって唾液の分泌も旺盛となり、消化機能の発達とともに固形食に対する欲求が出てくる。そして乳歯の生歯を促す。
●各種の食品の味や匂い、舌ざわりに慣れさせて味覚の発達を助長し、偏食をしない食習慣を導く。
●精神の発達を促進させる。

A離乳遅延による障害
●体重増加が停止し、発育不良となる。
●病気に対する抵抗力が減退する。
●貧血になって顔面、皮膚の色が悪くなり、筋肉の弾力性がなくなる。

B離乳の時期

生後5ヶ月頃から始めて1215ヶ月頃、遅くとも18ヶ月頃までには完了することが推奨されている。しかし、子どもにはそれぞれ個人差があり、離乳の時期や基準に固執するより、子どもの様子をいながら徐々に離乳を進めていくことが好ましい。

C離乳の要点
11品、1回1さじから始め、徐々に量、種類を増やしていく。
●流動食、軟食、固形食へと移行していく。
●味つけは薄味にし、偏食しないようにできるだけ多くの食品を与える。
●卵黄は必ず加熱してから与え、卵白はアレルギーを起こす心配があるため注意する。
●空腹で機嫌のよい時を選んで与える。
●はちみつはボツリヌス症予防のため、満1歳までは控える。