血液の状態をサラサラ血液、ドロドロ血液とよくいいますが、実際に区別するのであれば、サラサラ血液、ドロドロ血液とは呼ばず、”健康な血液”か”不健康な血液”かで区別される方が正しいようです。そんな血液の誤解を2006年10月26日放送の「主治医が見つかる診療所」より紹介します。

〜3つの誤解〜
1 血液の粘度
@【水】くらいの粘度
A【ラー油】くらい
B【蜂蜜】くらい
血液はどんな時も(2)の液体とほぼ同じ粘度である。人間には恒常性という体内の状態を一定に保つ機能があるため。

2 顕微鏡で見る赤血球
@赤血球が繋がっている
A赤血球の形がいびつになっているなど

@のトリックは血液採取時にプレパラートにのせる血液の量にある。
沢山採ると、赤血球の数が増え、お互いに繋がりやすくなる。
A赤血球の形がいびつになるトリックは、血液を空気に触れさせる時間にある。
空気に触れると、赤血球の形が壊れ、形がいびつになってしまう。

3 血液ドロドロ測定機?
<MC−FAN>
血液の流れを目で見て分かるようにしたはじめての機械。
見た目のインパクトから、「サラサラ血」「ドロドロ血」などの言葉が生まれた。
しかし、実際はドロドロに見えるからといって不健康とはいえない。
ストレスがかかっただけでドロドロに見えるようになる!
人間の体はストレスがかかると防御反応のひとつとして、すぐに血を固められるように血小板が増える。

MC−FANの真実
血球の仕組みを観察する機械であり、人間の体内の血流を再現するものではない!

人間の体の中の血流は拍動流といい、心臓の拍動により伸び縮みしている血管の中を通るので全く異なっている。
MC−FANは体の外に出た血液・血球の状態を知るのにとても良い機械。

<本当に不健康な血液とは?>
見た目や顕微鏡、MC−FANでは、健康な血液なのか不健康な血液なのか判別が付かない。
では、不健康な血液とは??
血漿中の「血糖・中性脂肪・コレステロール値」がどれもオーバーしていたため。
血液が健康か不健康かはこの数値に隠されていた!

<血糖の意外な話>
糖は甘いショ糖やエネルギーの源になる炭水化物などに分かれるが、どちらも分解され、血液中でブドウ糖となる。
そのため、ケーキなどの甘いものの変わりにせんべいを食べても、結局血液中には多くのブドウ糖が溜まる結果に!

<コレステロールの意外な話>
コレステロールは食べ物から2割、体内で8割合成されている。
そのため、食べ物を制限してもそう大きな変化はない。体質が原因の場合が多いのだ。

<動脈硬化>※動脈硬化検査
血管は歳を追うごとにどの程度硬くなっていくのか。模型を触って確認。
番組で調べた結果、各年代の血管は以下のものと同じ程度の硬さであった。

20代の血管:水道のホース          
40代の血管:ガスホース
70代の血管:ごぼう 


「血液の素朴な疑問」

Q.血液検査で50%の病気が分かる?
  50%ではなく一般的な病気の80%が分かります!

Q.血液型と性格は関係あるの?
  当番組の医師陣は、全く根拠がないと言い切る。

Q.蚊に刺されやすい血液型は?
  O型>B型>AB型>A型 の順番で刺されやすいという統計がある。

Q.お酒は血液に悪い?
  【1日に飲むお酒の量の目安】
 ビールなら・・・ジョッキ1杯半日本酒なら・・・約1合ワインなら・・・約1杯
  ※厚生労働省より



2006年11月