メイ | 「はー、おいしい」
ディアーナ | 「やっぱり、シオンのお茶は最高ですわね。特にこのアールグレイが絶品ですわ」
メイ | 「なになに、ダージリンもいけますって」
シルフィス | 「………」
メイ | 「何?シルフィス」
シルフィス | 「いえ、何で私はお二人とお茶を飲んでいるのかな…と」
ディアーナ | 「深く考えてはいけませんわ」
シルフィス | 「はあ」
メイ | 「そうそうお茶くらい美味しく飲まなくちゃ」
ディアーナ | 「ですわね」
シルフィス | 「………」
メイ | 「考え込みなさんなって、ほらアイシュのケーキもあるから…」
ディアーナ | 「シルフィスはフルーツタルトとマロンケーキどちらがいいですの」
シルフィス | 「では、マロンケーキを」
メイ | 「んで、お茶は何がいい?」
シルフィス | 「昆布茶」
メイ | 「………」
ディアーナ | 「………」
シルフィス | 「何か?(ほんとに不思議そう)」
メイ | 「いや、何でもない。(あるのか!そんなもん)」
ディアーナ | 「い、今。持ってこさせますわ。(確か、ありましたわよね…)」
メイ | 「(それにしてもシルフィスって渋い趣味してる…)」
ディアーナ | 「(あなどれませんわ。)」
シルフィス | 「あれ?姫様何か落ちましたよ」
ディアーナ | 「あらほんと。気がつきませんでしたわ」
メイ | 「なに?本」
ディアーナ | 「私のじゃありませんわ。私たちの来る前からあったみたいです」
シルフィス | 「誰かの落とし物でしょうか?」
メイ | 「読んでみれば、」
ディアーナ | 「駄目ですわ。私たちのではありませんし、」
メイ | 「持ち主の手がかりがあるかもしれないじゃない」
ディアーナ | 「そうですわね…」
メイ | 「そうそう。ねー、シルフィス」
シルフィス | 「はあ」
ディアーナ | 「では読みますわよ。『このように、このシリーズは座談形式で進んでいく。尚、お茶会は時と場所・メンバーを選ばずに行われる。』」
メイ | 「なにそれ」
ディアーナ | 「さあ」
シルフィス | 「続きがありますよ。『一話一話繋がりが無いので、カップリング等は変動が激しいが気にしないように』」
シルフィス | 「訳が分からないな」
メイ | 「ま、取り敢えず紛失物として届けましょうか」
シルフィス | 「それが良いですね」
ディアーナ | 「じゃあ、今日はこれでお開きですわね」
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