とくに読み方の無い「々」ですが、「のま」を変換すると「々」になるのは、以前富士通製のワープロと、富士通製の日本語入力しステム(OAK)を使用したときに変換されました。
 読みがないので、日本語入力システムの違いやメーカーによって微妙に違うようですね。
 確実なのは、使っている入力システムのマニュアルやヘルプに頼るしかないようですね。
 ちなみにMS−IME(98&97)では、やはり、「どう」と入力したところ「々」がでました。
 「々」は(IME98の場合は)特殊文字として扱われているらしく、「きごう」と入力し、変換すると、いろいろな記号のなかに、ぽつんと「々」がありました。
 簡単に入力するには1文字入力するだけで変換できるように単語登録をするしかないようですね。

 調べていて気になったのが時々みかける「仝」。
 この文字、私は学校で習った気がしないんですけど、なにかの略字なんでしょうか「全」ではないですよね。
 どなたかぁー! おしえてください!!
                                    MIZUKIさん


こいつも漢字辞典には載っていません。 いったい何者なんだ?




 調べたところ、「同」の異体字だそうです。
 「々」とは違い、漢字です。 MS-IME95でも異体字で表示されます。 だから読み方は「同」と一緒で「ドウ・おなじ」です。
 JISで記号扱いになっているのは、制定時の誤りだそうです。 JISは認めないんだろうけどね (^^;

 あと、「〆」も記号扱いですが、「しめ」と読むれっきとした漢字です。 国字(日本で作られた漢字)だけど。
 ついでに言うと、"一ヶ月"などの「ヶ」は「个」の略字です。 元字は見慣れなせんが、中国では「一个、兩个、三个」など「個」の意味で使われています。
                                    翠環さん


 なんと、「仝」と「々」は同じものだとは。 しかも漢字。
 こんな訳の分からないもの、どんなときに使うんでしょうね。




 「同」の異字が話題になっていますが、この字って建築屋さんの図面や見積書なんかでよく見かけるように思います。
 ちなみに業界の専門用語(?)に「はつる」という言葉があって、漢字では石へんに斤と書きますが、これも辞書には載ってないようです。
 特定の業界にしかない漢字というのがあるのかもしれません。

                                    tajiriさん


 ATOKの文字パレットで検索してみると、「斫」という字は、音読みは「シャク」、 訓読みは「き−る」でした。
 手持ちのハンディサイズの国語辞典で「はつる」を引いたら、「けずりとる」というような意味でしたが、漢字は載っていませんでした。
 いずれにせよ、特殊な字、特殊なことばのようです。



 最後にまとめていただきました。


 まず「同の字点」という名称は昭和21年3月,文部省教科書局調査課国語調査室が作成した「くりかへし符号の使ひ方〔をどり字法〕(案)」で名づけられたものです。
 この案では「呼び名」の欄に「同の字点」と書いてあります。 あくまでも呼び名であって,読み方ではありません。 各種変換ソフトが「どう」「のま」などの読みを設定しているのはあくまでも便宜上ということです。
 なお,JIS規格(JIS X 0208)では97年の改正で「おなじ,くりかえし,のま」という訓が設定されました。 これも,あくまでも「検索を容易にするため」(同規格398 ページ)です。

 出生届に「々」を使えるかという件。
 子の名前に使える文字は,ひらがな,かたかな,常用漢字,人名用漢字に限られています(戸籍法施行規則第60条)。 しかし,昭和56年9月14日付けで法務省民事局長から通達が出されており, 直上の音を延引する場合に用いる「ー」,同音の繰り返しに用いる「ゝ」「ゞ」,同字の繰り返しに用いる「々」 は名前に使えることになっています(法務省民二第5536号通達「戸籍法施行規則の一部を改正する省令の施行に伴う戸籍事務の取扱いについて」)。
 なお,通常は姓はすでにある字の通り受け継がれるのですが,外国人が帰化するような場合は,新たに姓を作ることができます。 このときに使える文字も原則として名前のケースと同じです。

 「仝」の用法について。私も家の設計図で見ました。 一覧表の中で「仝上」という使い方をしていました。 また,以前調べものをしていて,ある会社の昭和初期の会社要覧にいろいろな統計表が載っているのですが,今なら横書きに算用数字を使って「同上」の意味で「〃」などを使うところを,縦書きなので漢数字で,「同右」の意味で「仝」が使われていました。
 もっと調べれば,「仝じ」(おなじ)とか「仝一人物」のような用例が発掘できるのかもしれませんが,私の狭い経験ではまだお目にかかっていません。 いずれにせよ,この字はもっぱら表などの中で記号的に使われることが多かったのは事実のようで, JISが記号扱いをしているのを一概に「制定時の誤り」と決めつけるのはどうかと思います。

 なお,これまでのJISでは,「仝」は句読点などと一緒にまとめて「記述記号」に分類されていましたが,97年の改正で「仮名又は漢字に準じるもの」というカテゴリができてそこに入りました。
 「ヽヾゝゞ〃仝々〆〇ー」の10字で,いずれも文章中では前後関係によって何らかの読み方を持つようになる文字です。
                                   うにうにさん






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