147. 犬を噛んでもニュースにならん!


 

 ことわざで、「犬が人を噛んでもニュースにならないけれど、人が犬を噛むとニュースになる」というのを聞いたことがあります。
 でも、「人が犬を噛む」なんて、そんなわざとらしいニュース、見たことありません。
 逆に、野犬とか放し飼いの犬が人を噛む、というニュースは、たまに目にします。
 このことわざ、なんか、180度、間違ってねえか?と、思えて仕方ないのですけれど、どうなんでしょう。
                                        (紹介不要)




 よく耳にはしますが、そもそもこれってことわざなんでしょうか。

 いずれにしても、犬が人を噛んで大けがさせたらやっぱりニュースになりますね。
 白昼、大都会の真ん中で、犬に噛みついて走り回っていたら、それもニュースにしてもらえるかもしれません。 





 まずはじめに、これはいわゆる「諺」の範疇にははいらないと思いますが、私の記憶では、昭和40年頃、殺人事件が多発して(別に、際立った殺人事件ではなく、たまたま数日間続いただけです)、「殺人事件」程度では新聞記事にしても世間が驚かないという話題に併せて、当時のテレビのキャスター(というよりは当時は、ニュース解説者ですね)が発言した言葉ではないかと思います。
 当時のガキである私は、犬が人を噛むのは当たり前と思ってまして...つまり、質問者の方とは世代が違うんでしょうね。
 今では、ペットの管理がどうこうとか..うるさい時代になりましたから、犬が人を噛むことは珍しいでしょう。
 あまり答えになってませんで...スミマセン...
                                         言魔さん


 私も、子どものとき、犬に噛まれたことがあります。
 「どーもない、どーもない。唾でもつけとけ!」というのが親の言葉。
 今から思えばなんとおそろしいことを言ってたんでしょうか。 へたしたら狂犬病であの世行きだんたんですぞ!






発祥の地はイギリス!


 「犬が人を噛んでも…」は,新聞学やマスコミ論,また新聞の編集の仕方などの本で「ニュースヴァリューとは何か」という話の箇所でしばしば出て来る有名なセリフです。
 20世紀初頭に,英国の著名なジャーナリスト,Alfred North Cliffeが言ったそうです。
 といっても,犬が云々というのは一つのたとえ話で,言わんとしていることは「平凡な出来事よりも珍しい出来事のほうがニュースヴァリューは大きいので新聞などでも大きく扱うのがよい」ということに過ぎません。
 また,これのヴァリエーションとして「犬が人を噛んだらニュースだ,しかし人が犬を噛んだらもっとニュースだ」というものがあります。
 こちらのほうが実際の報道姿勢に近いかもしれませんね。
                                   うにうにさん


 

 20世紀初頭のイギリスには野良犬がうようよいて、人が噛まれるのは日常茶飯事だった! なんてことはないですよね。



home  


back