132. あなたはアスパラガスに反応しますか?


 

 アスパラガスを食べるとおしっこが青臭くなります。
 この現象、起こる人と起こらない人がはっきりしているようで、友人に話しても、何のことかさっぱりわからないというひととおまえもかというひととくっきりわかれます。

 アスパラガスに固有の化合物が消化・分解されるときに生成する副産物とか、遺伝的に酵素欠損あるいは逆に酵素活性が高いとか、原因は推定できますが種々の学術書などめくってもしくみがわかりません。

 アスパラガス食べて2分でトイレにいっても症状(現象)が出るあたり、生理学的には面白いトピックだと思います。
 どなたかご回答をお願いします。
                                mortefさん


 あの変なにおいはアスパラガスのせいだったんですね。 メールをいただくまでちっとも知りませんでした。
 それにしても、そうなる人とならない人がいるなんて不思議ですね。
  



 疑問ナンバー132のアスパラガスの件ですが、米国のDiscovery channelのオンラインサイトに関連した記事が有りますのでお知らせします。
 実はこの記事は数ヶ月前に見付けていたのですが、ブックマークするのを忘れようやく探し当てました。

 アドレスは
   http://www.discovery.com/area/skinnyon/skinnyon970115/skinny1.html  です。

 臭いがするのは、すべての人ではないようです。
 成分はメタンガスに近い内容の様ですが、文中の”methanethiol”が私の家の辞書には載ってません。 どなたか調べてください。
 ちなみに私はアスパラガス食べてもこの経験はありません。
 また、新しい記事見付けたら連絡させていただきます。
                                 サンデイエゴの能天気さん


 ドッカーンと英語のHPを紹介していただきました。
 以下、そのまんま転載しておきますので、心ある方(?)は是非翻訳をお願いします。 私もがんばろっと!


Why Asparagus Makes Your Pee Stink

"This is of no practical importance," the urologist tells me. "It wasn't part of my training. It's something we contemplated over pizza and beer." When I admit that I have actually timed the arrival of the distinctive odor in my pee after eating asparagus (about 15 minutes), the good doctor suggests, facetiously, that my groundbreaking research might lead to a tenure-track position at a fine university.

It is a sadly neglected field. But I'm not the first to ask.

In 1891 a scientist named "Nencki" had so very little to do that he convinced four guys to eat seven kilograms of asparagus (that's about three and a half pounds each). He collected the pertinent pee, worked some medieval magic on it, and concluded that the smell was due to a metabolite called methanethiol.

So there you go. Nencki claimed that as your body metabolizes asparagus, it produces this smelly chemical, which your discriminating kidneys see fit to dump into the bladder.

This probably doesn't qualify as red-hot science, but it's warm enough to spark differing opinions.

In 1975 a chemist from California claimed in Science that gas chromatography had fingered a different culprit: S-Methyl Thioesters, to be precise. No methanethiol.

Then there's the 1980 reference in the British Medical Journal that simply refers to "metabolites." Another asparagus scholar favors "six sulfur-containing compounds."

I'm voting for methanethiol, partly because the guy who did the gas chromatography left no forwarding address, and partly because the methanethiol entry in my aging Merck Index of chemicals is so interesting.

Methanethiol is composed mostly of sulfur with a splash of hydrogen, plus some carbon, a brew famous for its effect in rotten eggs, cabbages and paper mills. Convincing, no? Merck also notes the asparagus connection and, most intriguing, warns that methanethiol may be a narcotic in high concentrations.

Now if you're scowling at your screen and muttering, "My pee doesn't smell like asparagus," first ask yourself if you eat asparagus.

Even if you do but lack the smell, you're still OK. In fact the fabulously funny book, The ReSearch Guide to Body Fluids (by Paul Spinrad, Juno Books, N.Y., 1994), says just 22 percent of survey respondents experience asparagus pee.

Early investigators thought genetics had divided the world into stinkers and nonstinkers. That was until 1980, when three researchers had the presence of mind to wave pee from the nonstinkers under the noses of the stinkers.

Lo and behold, the problem proved to be one not of producing the stinky pee but of being able to sniff it out.

If you've been deprived of this gift, don't give up hope. To increase the concentration of methanethiol molecules available to your snoot, you could either intentionally dehydrate yourself before you dine (this is unhealthful); or pee into a cup and sniff that. Or eat three and a half pounds of asparagus for lunch.

And if you experience a narcotic effect, you could be looking at a tenure-track position at a fine university.

Vocabulary
Asparagus fleet, n. Roman emperors were so fond of asparagus, which probably originated near the Mediterranean, that they kept special boats for the purpose of fetching it.




なんと、英語の文章をK子さんが翻訳してくれました。 ありがとうございます。 うれしいなぁ。


 はじめまして。 K子と申します。 サーフしていてこのページを見つけました。
 お役に立てたらと思い、とっても長いですが、アスパラガスについての文章を訳してみました。
 文章自体がちょっとおふざけっぽいので、そのようにしました。
 科学屋ではないもので、組成に関してはハッキリ言えないところもありますが、多分間違ってはいないと思います。  それではお楽しみ下さい。



 「なぜアスパラガスを食べるとおしっこが匂うのか」  
 「これは大して重要な事じゃないね」と、泌尿器科の医師は言った。
 「こんな事、学校じゃ習わなかったしね。 ま、ビールとピザの席で議論したくらいじゃないかな」。

 実際、自分でアスパラガスを食べてからどれくらいでおしっこが匂いだすのか計ってみた(大体15分後)。
 このすばらしい医師は、おどけた様子で、私のこの新発見はいい大学での終身的地位を保証してくれるだろうと言った。  
 悲しくも、この分野での研究は進んでいない。 でも私が第一発見者でもないけどね。  

 1891年、Nenki(ネンキ?)と言う科学者が、ちょっとした事をやった。
 4人の男性(多分)に一人あたり7kgのアスパラガスを食べてくれるよう説得。
 そして、食べたあとの尿を採取し、中世の魔法をぱぱっとふりかけ、「メチルメルカプタン」と言う代謝物質を発見した。
 ほ〜ら出てきた。 ネンキは、皆さんの体の中で代謝されたアスパラガスが匂いの元となる化学物質を作り、腎臓がそれを濾して膀胱に流れつく、と言う事を発表。  
 ま、これはメジャーな科学の大発見ではないけど、あったかい議論を戦わすには充分な題材だった。

 1975年には、カリフォルニアの科学者が「サイエンス誌」に、「ガスクロマトグラフィーが真犯人を発見」というレポートを出した。
 真犯人の名前は「Sメチル・チオエステル」と、メチルメルカプタン説を否定。
 その後は1980年に、「ブリティッシュメディカルジャーナル誌」に「代謝物質」として、他のアスパラガス学者が「6つの硫黄(分子?)を持つ物質」というレポートを発表している。  

 私はメチルメルカプタンに一票。 なぜかって、ガスクロマトグラフィーの学者のは、自分の住所を残してないし。
 それと、私の古いMerckの一覧表にメチルメルカプタンが載っているからね。  
 メチルメルカプタンの構造の大半は硫黄、しぶきほどの水素、あと炭素が少し。
 腐った卵の匂いなんかで有名。 それとキャベツ、パルプを溶かす鍋の中身の匂い(訳注:嗅いだ事ないけどすごい匂いがするらしいです)。
 無理やり納得させようとしているわけじゃないよ。
 Mericはちゃんとアスパラガスとの関連も書いているし、ここがおもしろいんだけど、注として「高濃縮したメチルメルカプタンは麻薬のような働きをすることもある」とも書いてあるんだ。  

 さ〜て、今度は君達がこのスクリーンを見つめてつぶやく番かな。
 「俺のおしっこはアスパラガスの匂いはしない」ってね。
 なんにせよ、まずアスパラガスを食べないとね。  
 もし全然おしっこが匂わなくても、あなたは異常じゃない。
 「体液の本」って言うすばらしくおもしろい本が、「たった22%の人がアスパラ臭いおしっこをする」という調査結果を載せている。  
 初期の科学者は、世界が出来た時、アスパラを食べて「匂う人」「匂わない人」の2つに、人類が遺伝子的に分けられたと考えていた。
 それも1980年までの話。
 それからは3人の科学者が「匂う人」に「匂わない人」のおしっこを選別させたんだからね。  

 でもさ、ここに問題が一つ。匂う物質を作らない人でも、匂いのするおしっこを嗅ぎ分ける事は出来るんだ。
 もしあなたがこの天性の贈り物を受け取らなかったとしても、あきらめちゃいけない。
 例えば匂いがするように、体内のメチルメルカプタンの濃度を故意に上げるとかね。
 食事の前に極端な脱水状態になっておくとか(でもこれは不健康だからお勧めしないけど)。
 おしっこをカップにとって嗅いでみるとか。
 それでもダメなら7kgのアスパラガスをランチに食べるなんてどうかな?
 それでハイになったら、いい大学で教授にでもなっている夢が見られるかもね!


     用語アスパラガス フリート(アスパラガス輸送船) 
        名詞 地中海沿岸が原産と思われるアスパラガスを、ローマの皇帝が好んで食べた。
            これを運ぶため作らせた特別な船のこと。




 最後に自分の持っている辞書にメチルメルカプタンについての記載があったので、いっしょに載せます。
    メチルメルカプタン(methylmercaptan) 
       腸内蛋白質の分解産物で、アスパラガス摂取後の臭気はこの物質の排泄による。 
                                         (南山堂 医学英和大辞典より)


 で、結局、匂う人と匂わない人がいるのはなぜなんでしょうね?





お役に立てて幸いです!


 こんにちは!回答ではないのですが、私はアスパラガスを食べた後臭い尿が出ます。
 よく行く店でつけあわせにアスパラガスが出るのですが、最近になってこの事に気づきインターネットで検索していたらこのページにたどり着きました。
 丁度今日も一束食べて10分後にトイレに行くと臭いました。 病気かな?と思っていたので安心しました。 これで疑問が一つ無くなりました。 インターネットって凄いですね!

                                    山田さん



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