ケブカトラカミキリ


ケブカトラの裏面と採取したイヌマキの枯枝

ケブカトラカミキリの発生場所とイヌマキの被害状況

2014.4.12 千葉県 匝瑳市 山桑

ケブカトラカミキリはその名の通り、体中に長い毛を生やしたカミキリである。

従来は、四国の室戸岬などでナギで採集されることが知られていたが、静岡からは遠く手の届かない虫だと半ば諦めていた。
ところが2009年頃から千葉県でイヌマキを食害していることが社会問題にまでなっていることを昨年知り、インターネットで色々と調べ、友人の仁藤氏と採集にチャレンジすることとした。

他の友人に聞いた情報では、ピーク時には一人で数100頭も採集した人がいるが、最近はあまり採集されていないとのこと。
ダメモトでも良いので現場を見たいとの思いもあり、2014年4月12日に千葉県匝瑳市に向けて出発した。
現地に着くと確かに至る所で庭先のイヌマキが伐採されたり枯れているが、枯れたものは樹皮がなく、生木で穴の開いたものは中々見つからなかった。
それでもあちこちクルマで走り回って、畑の脇に穴だらけのイヌマキが何本もある絶好のポイントを発見することができた。
さっそく地主さんに交渉したが、市でも伐採すると言ってきたが代わりの苗木をくれないので断っており、私たちにも触ってくれるなとのことで断念。(上記写真の場所)
仕方なくその近辺で生木を探したところ、穴の開いたイヌマキを発見することができ、こちらの地主さんは枝を伐採したり幹の皮を剥ぐことについて快く承諾していただいた。
しかし幹の穴は一つしかなく、穴の近くに他の食痕もなかったため、先端の枯枝と近くの別な木の枯枝を持ち帰ることとした。
これまで見てきた脱出孔は全て幹だったため、枝では難しいとは思ったが、若干の食痕もあったので衣装ケース一杯の枯枝を持ち帰った。

4月28日に感動の1頭目が出たが思ったより小さいなという印象だった。
しかし5月3日には見た目が倍近い迫力の2頭目が出てきて嬉しかった。(上記写真の個体)