66回目 (2007.5.4 静岡市 用宗港沖)


<左:キスの一荷> <上右:当日の釣果>


66回目の出船は、ホームグランドの用宗港沖。

前回の釣行が不完全燃焼だったので、今回は4時に起床しようと早めに布団に入ります。
翌日、4時に起きてみると連日の寝不足で身体が睡眠を要求し、結局、5時過ぎまで寝てしまいました。

現地に着くと波も風も穏やかで、ボートが何艘か出船しています。
当日は大潮の満潮だったので、いつもの出船場所から少し離れたところからボートを出します。
岸から5分のポイントに着き、仕掛けを下ろして時計を見ると6時20分でした。

仕掛けを下ろしてすぐに「ブルブルッ」というキス特有の小気味良い当りがあり、リールを巻くと予想どおりのキス。
当日はめったにないといって良いくらい穏やかな日で、ボートが潮に乗ってゆっくりと流れ、キスの数を追加していきます。
ポイントの水温は17℃、水深は13mから16m範囲です。
途中、魚探が「ピーピー」鳴り、画面全体に魚の反応が出ることがあります。
あまりうるさいので何だろうと思い、サビキの仕掛けを下ろします。
コマセ無しなので、なかなか針掛かりしませんでしたが、やっと竿が曲がったのでリールを巻くと、15cm位のサバ。
さっそくこのサバをエサに、呑ませ釣りにチャレンジします。
しばらくして、また魚探が反応するのでサビキを上下すると、今度は同サイズのカタクチイワシ。
こちらも呑ませのエサにとバケツに入れますが、針外しにちょっと手間取ったため、すぐに昇天してしまいました。
呑ませの方は、しばらく流しましたが反応がなく、仕掛けを上げてみるとあちこちに齧られた痕がついており、きっと小魚かカニが齧ったんだろうと思いました。

10時ころに1艘のボートが近づいてきて様子を聞かれたので、「20匹から30匹くらいは釣れてますよ」と答えると、その方(N氏)は、何と70匹を越えているとのこと。
色々と情報を教えていただきましたが、驚いたのはN氏が私のHPを見て、名前まで覚えておられたことでした。

N氏が岸の方に向かってから、クーラーのキスを数えたところ、ちょうど40匹でした。
N氏から、この辺りはマゴチも居るというので、先ほどの仕掛けに小型のキスをつけて仕掛けを下ろします。
このころから、風が吹き始めてきたので、さっそく改良したパラシュートアンカーを試してみます。
前回は思うように開かなかったものの、今回はパラシュートの周囲にアルミ線を入れているので気持ち良く傘が開き、しっかりとボートにブレーキがかかり大満足です。
突然、ドラグが「ジーー、ジーー」と大きな音をたて2回鳴りました。
あたまの中で「ヒラメは30、コチは40だったかなぁ?」と思いつつ、興奮しながら次の当りを待ちますが次の当りがありません。
2分程して仕掛けを上げるとエサのキスがありません。
次の当りを待ちますが、結局、この日の当りはこれ1回だけでした。

11時ころになると更に風が強くなってきたので、離岸提と離岸提の間に避難して仕掛けを下ろすと、前回はフグしか居なかったポイントでキスが釣れました。
気を良くして釣りを続けることにしましたが、風が強くオールで漕がないとすぐに岸よりのテトラポットに近づいてしまい、釣りよりもボートを漕いでいる方のが長いくらいです。
1時間ほど粘りましたがフラストレーションが溜まるばかりで、3匹追加したところで沖上がりしました。

岸でボートを上げている際に、別な方(U氏)と知り合いになり、その方は9時から12時まで離岸提と離岸堤の間で10数匹の釣果だったとのことです。
その方も離岸提の先まで出たそうですが、当りが無かったので、離岸提の間に戻られたとのことでした。

自宅に帰ってキスを数えると64匹。
呑ませのエサに使った1匹を加えると自己最多の65匹となり、久々に充実した釣りを楽しむことができました。


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