44回目 (2003.05.02 京都府 宮津市 栗田港沖)


<私のお持ち帰りの釣果(キス大1匹は頂き物)><

44回目の出船は大いに迷いましたが、天気予報を信じて、しつこく栗田湾のメバル釣りにチャレンジしました。

今回は平日ということもあって、久々の単独釣行です。
前回の藤原氏からの情報を参考に、シラサを半杯にして、アオイソメとオキアミを用意しました。

8時に栗田湾に到着。
天気は上場のはずか、結構な風が吹いています。
港を出るところで、小さな手漕ぎボートに二人乗った人が引き返してくるので様子を聞いたところ、あたりはポツポツあるけれどこのボートじゃあ危ないので引き返してきたとのこと。
確かに風は吹いていましたが、まだウサギが飛んでいないので、出かけることにしました。
各種HPの天気予報では、今日の京都北部の天気は、波1mから0.5mで、弱い風となっていました。
予報どおり波はありませんが、風は予報を裏切って結構強く吹いています。
白波こそたっていませんが、風呂場で水面を波立てたようにチャプチャプした感じです。
風は港から外に向かって右から左の方向に吹いています。
いつものポイントに向かいましたが、沖に出るほど風は強まります。
ポイント近くは風に押された波と岸壁から跳ねかえる波とで弾むようになっていて近づけません。
仕方がないので、風裏の岸よりの狭いポイントでキスを狙いましたが、風が巻くような感じで、当りもまったくありません。
意を決して、対岸の風の吹いてくる方向の山陰に向かいました。(湾を出て右側の方向:私がいつも行くのは左側の海釣り公園の方向)

感が当り、風は弱まっていましたが、魚探に反応はありません。
岸にぶつかるくらい近くなると、魚探が激しく反応します。
何だろうと水面を覗くと小さなイワシの群れが無数に泳いでいました。
ここは風は弱いものの、時々強い風が吹き、方向も色々と変わります。
苦労してやっと1匹目の魚を釣ったのが10時半、2時間かかって上がってきたのはササノハベラでした。
迷わずリリース、その後も粘りますが、2匹目が続きません。

昼近くなり、波が収まったかと思い、また対岸に向かいますが、まだ近づけません。
別な場所はないかとうろうろしましたが、全然ダメでまたもや対岸に向かいました。
ふと気がつくと、ボートに差した「ボー研隊」の旗が吹き飛ばされて、玉網の網も風で飛ばされていました。
幸い、「探偵団」の旗はかろうじて残りましたが、ちょっとショックでした。
メバルをあきらめキス釣りに転向しますが、同じく反応なし。
あちこちポイントを変えましだダメで、シーアンカーを入れても結果は同じです。
昼を回って大きく場所を移動し、港右側の砂浜の外れの方に異動したところ、ボート釣りの人に聞いたところ、1時間でキスが1匹とのこと。
話している最中に2匹目が釣れたので、少し離れた場所でアンカーを下ろしますが反応なし。
めったにしませんが、漁船も通らないところなので、ボートに寝転がりうたたねしてしまいました。
僅かに寝た程度ですが、気づくと1本の竿が反応しています。
上げるとまぁまぁのキスです。
ところが後が続きません。
あきらめかけたところにもう一本の竿に反応があり、小気味良い引きをしてくれます。
あがってきたのは、残念ながらチャリコでした。
14時を過ぎ、もう帰る時間でしたが、シラサエビを殆ど使っておらず、最後だと思い、またまた湾を横断します。

相変わらず波はチャプチャプでしたが、幾分治まっていたのでメバルを狙います。
何度か流して上がってくるのはササノハベラばかりですが、やっと小さなメバルを釣りました。
しかし、余り小さいし、他にも獲物がいないのでリリースしました。
自分のポイントに見切りをつけ、よくボートが停まっているところに向かいます。
ここは初めてですが、わりと良い掛け上がりになっています。
14mの深さで、やっと待望の良型(20cm)のメバルが上がりました。
そして待ちに待った、メバルの反応(中層に幅広く帯び状の反応)が魚探に現れました。
時間は15時になっていましたが、家に電話し女房の許可を得てもう一時間粘ることにしました。
魚探の反応はあるものの、食い気はいまいちです。
と思っていたところに当りがあり、上げてみるとササノハベラにしては、まずまずの型。
いつもはリリースしますが、型がよいのでキープしました。
エサが無くなるころに、もう一匹キープサイズのメバルを追加し、エサの無くなりとともに沖上がりしました。

港に戻るとボートエースの人がいて、様子を聞くとキス1匹とのこと。
私と同じくメバルを狙って湾内を駆けずり回ったようですが、ダメだったようです。
この神戸ナンバーの車に乗ったボートエース氏は面白い艤装をしてあり、「鬼にゴム棒」の変わりにキャンプマット(銀色)を丸めて、ボート両側に括りつけていました。
安定性を尋ねたところバッチリとのこと。
氏曰く、「3万円の中古ボートセットに6万円のゴム棒は高すぎる」。
私も6万円が貯まるまでは、これを付けてみようかと考えさせられました。
帰り際にこのボートエース氏からキス(写真で一番大きなもの:21cm)を頂き、帰途につきました。
もう春のメバルは終わりにし、次回からはキス釣りにチャレンジしようと思っています。


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