35回目 (2002.10.19 大阪府 岬町 深日漁港沖)


<小型ながら待望のスズキ(フッコ)>


<左:常連の石井さんと83cmのスズキ><右:松井氏の釣果の一部>


35回目の出船も前回と同様に深日漁港でスズキの呑ませ釣りにチャレンジしました。

またもや話しは前後しますが、結局3度の挑戦でスズキは釣れず、あきらめてボウズの釣行記を書き始めたところ松井氏からメールが届き、10月12日にスズキ釣りに行き7匹釣ったとのこと。
それも家族に法事用にスズキを釣ってきてと頼まれて、10時には7匹釣れてもってきた入れ物に入らないから帰ったという、私からすればものすごい話しでした。
また、ボートを漕ぎながら釣ると良いとのアドバイスも頂き「これはもう、是が非でも行かなければ!」と思いこんでしまいました。
通常の釣行は家族との暗黙の了解で月1回のペースのため、もう止めようと思っていましたが、松井氏のメールの話しと釣行記の投稿の件と長谷川氏がどうしても行きたいと言っているからと家族を説得し、約1ヶ月の間に4度目の釣行となりました。

深日に着くと松井氏や常連の皆さんも来られており、3艘のボートが準備していました。
皆さんアジのエサによるスズキ狙いとのこと。
3艘のボートを見送り、準備を終えて7時30分に出港しました。
まずは港の出口でアジをエサのアジをキーブし、松井氏のボートに近づいて様子を聞きます。
するとまだ30分程度しかたっていないのに、もう1匹釣っておられているとのこと。
俄然やる気を出して港中央のポイントに向かいます。

ここには既に、遊漁船や漁船が来てアジを釣っており、こちらも負けずに呑ませの仕掛けを下ろすと、しばらくして待望のアタリがありました。
激しい魚の引きに耐えつつ、やり取りを楽しんでいるとしばらくしてすっぽ抜けてしまいました。
次のアタリも間もなくやって来ましたが、またもやすっぽ抜けてしまいました。
沖上がりの後で松井さんにも確認しましたが、どうやらエサを付ける時にハリを深く刺しすぎたのが原因だったようです。
2度の失敗で自分でもそれとなく気づき、その後はハリを浅めに刺しました。
しばらくして、2度アタリがありましたが、今度は2回ともやり取りの最中にハリスが切れてしまいました。
4度のバラシのあとにアタリが遠のき、ポイントを移動しようとしました。
移動してすぐに2本の竿がほぼ同時に曲がり、長谷川氏と1本ずつ巻き上げましたが、両方ともエソでした。
移動の途中、松井氏に聞いたところ、既に4本釣り上げているとのこと。
松井氏に堤防前のポイントを聞き、そちらに移動しました。

釣り方は呑ませのフカセ釣りで、オールで漕ぎながらポイントを行ったり来たりするという松井氏流のやり方です。
2回目を流している時に突然竿が曲がり、5回目のアタリがありました。
前の4回のバラシ程ではありませんが、中々のファイトをしてくれます。
バレルなよと心で祈りつつリールを巻くと、姿を見せてくれたのは小さいながらも間違い無くスズキでした。
長谷川氏にタモ入れを頼んでいるうちに、ジャンプなんぞをしてくれて、ヒャッとしましたが何とか無事にタモに納まりました。

その後、ポイントを移動しましたが、エソが2匹釣れただけでした。
昼になり、皆さん帰り初めたので、我々も沖上がりしました。
岸に戻ると松井氏と友人の石井氏のボートが上がっており、魚を締めていました。
石井氏は83cmのスズキと40cmのツバスを、松井氏は60〜70cm位のスズキを5匹釣っていました。
私のスズキも計ってもらったところ55cmと皆の中では最小でしたが、狙った魚を狙った仕掛けで釣ることができ満足しています。
この一匹を釣るまでに数々のアドバイスをしていただいた松井氏には大変感謝しており、この場を借りてお礼申し上げます。
今後は目標の80cmオーバーに向けて、腕を磨いていきたいと思います。

ちなみにスズキは3枚におろして、半身をあらいに、半身をムニエルに、中骨と腹骨のついたアラは醤油と酒と塩で作ったタレに20分ほど漬けて中火で焼いて食べました。
どれもみな美味しく、病みつきになりそうです。


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