29回目 (2002.06.22 大阪府 岬町 谷川港沖)

<本日の釣果>


29回目の出船は谷川港です。

ねらいはアジ。
先週のキス釣り大会と今回と久々の二週連続の釣行となりました。
これは先週のキス釣り大会で大会開始直前に、急遽、釣り竿を一本に制限したためイソメが大量に残り、これを理由にしたら続けて釣りに行けるかもしれないという作戦が見事に成功したものです。
ちなみにイソメは木箱のものと購入時のパックに入ったものがありましたが、海砂を若干湿らせ、スーパーのチャリ袋で二重にくるみ、冷蔵庫に保管したところ90%以上が生き残りました。
いつもの長谷川氏は野球大会があるとのことで、こちらも久々の単独釣行です。

釣り場の選定は、HPを見ていただいたM氏から「谷川で中型アジが回ってきました(クーラー一杯釣れました)」などという、涎の出そうなメールをいただき、本当に迷いましたが、ムシエサが大量に余っていたので、谷川のアジ、チャリコねらいにしました。
当日の天気を金曜日からチェックしていましたが、大阪湾より日本海の方が天候的にはボートが出せそうな雰囲気でした。
しかし、大アジに未練が残り、HPやTVなどの情報から谷川の天気を「昼から雨で波高1mくらい」と決断し、予定どおり谷川港にしました。

夜中の1時45分に家を出発したところ、岸和田付近から雨が降ってきて、関空あたりでは更に雨足が強くなってきます。
「チョット待ってよ、予定が違うじゃない」と思いつつ、4時に谷川港に到着。

スベリには先客が一人いて、ゴムボートの準備をしていました。
私も荷物を降ろし、車を移動してゴムボート氏と話をしながら明るくなるのを待ちます。
日の出は5時くらいなので、本当なら4時半くらいから明るくなるはずなのに、雨のせいで薄暗いままです。

ゴムボート氏が出船し、私も「日の出になれば明るくなるだろう」と思い、少し早めにボートを組立てはじめ、5時ちょっと過ぎに出船しました。
ところが雨も小降りになり、風もなく、波も1mでちょっと高いかなぁという位なんですが、雨のためか見通しが悪く、やたらと波長が長く感じられ薄気味悪く感じられます。
出船してすぐに1qくらいの沖に出て釣り始めましたが、釣果もなく嫌な波が続くので、1時間も釣らないうちに港の離岸堤に戻り様子を見ることにしました。

職業船や遊漁船はいるものの、マイボートは前述のゴムポート氏と私だけ。
ゴムボート氏は出船前に話していたとおり、岸に近いところで波にゆられています。

薄明るくなって、波も小さくなったように感じられ、ゴムボート氏のところに様子を聞きにいきました。
すると「豆アジなら100匹以上釣ったよ。刺身サイズは5〜6匹だけどね。あなたもこの辺でやってみたら」と言っていただいたので、少し離れたところでサビキを出しました。

とは言え1000円分以上のイソメも使わねばならず、胴付き3点針とちょい投げの仕掛けも併用します。
ゴムボート氏は見ているうちに、4本の竿を使い分け鈴なりの豆アジをゲットしていきます。
こちらは胴付仕掛けに時々ベラやカサゴが掛かりますが、なかなかアジは釣れません。
やっぱりコマセがないと無理かなと思っているうちに、こちらにもアジが回り初めました。
ゴムボート氏が間断なく釣っている間に、こちらはポツポツといった感じで数を伸ばします。
そのうち、良型のカマスが回ってきて、たて続けに2匹釣れ、その後も小型のカマスが時々かかりました。
カマスに針を何本か持っていかれたところで、竿を磯竿に変えたところ、またアジが釣れ初めました。
10時くらいになって、ゴムボート氏が先に帰られました。
ゴムボート氏曰く、「今日は穏やかな方だよ。」

前回がベタ凪だったので、今日はなんだかヒビリ気味でしたが、意を決して沖に向かいました。
沖では職業船と遊漁船がいる当たり(岸から1qくらいの水深20m前後のところ)で、3点仕掛けと岸よりで釣ったアジをエサに呑ませの仕掛けをおろしました。
行ったり来たりを3回くらい繰り返したところで待望の当たりがありましたが、針掛かりしません。
アジの方も頭を少し齧られており、イカか何かがいるようです。
アジを変えて、流しているとすぐ目の前まで漁船が近づいてきます。
顔が見えるところまで近づいてきたので、「釣れますか?」と聞くと、釣り客の一人が横に首を降ります。
遊漁船の仕掛けは胴付きの3点仕掛けでエサはイソメです。
10人近い釣り客がいましたが、確かに釣れていないようでした。

何度か流しているうちに、やっと魚が針にかかりました。
慎重に上げてくると、なんと大型のキスが掛かっていました。
前回、この場所ではチャリコやカサゴが釣れており、深さも深いので、この時期にこの場所でキスが釣れるとは意外でした。
キスなら針がかりしにくいのも納得できます(タイ用の針)。
そのうち、ハリスが頻繁に切られはじめフグの到来を告げます。
もう一度キスが釣れたところで、ハリス切れが激しくなってきたので沖上がりすることにしました。

家に帰ってキスとカマスは塩焼きに、ベラとカサゴは煮付けにしました。
カマスは思っていた以上に美味しく、ベラも関東・静岡では捨てますが、結構おいしく食べられました。

<蛇足>
雨は10時くらいから上がりましたが、ボートを片付けている12時30分から、また振り出しました。


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