当日は非常に寒く、小雨の降る中、ボートを組み立てました。
港では地元の人が4〜5人でタモを持って堤防をブラブラしています。
話を聞くとチヌが寒さの余り、岸に寄っているところをタモで掬っているとのこと。
まさかと思ってみていると、目の前で25cmクラスのチヌを掬っているではありませんか。
地元の人に言わせると、こんな寒い日は沖でチヌが腹を浮かべて弱っているとのこと。
こちらは、カレイかアイナメでも釣れればいいなと思って話を聞くと、カレイは4月以降が良いとのこと。
しまったと思いつつ、エサも買ってあるので出船し、2時間余り場所を変え釣りましたが当たりはまったくありません。
釣りはあきらめて、出船前の話を思い出し浮いているチヌを探しましたが素人には難しく、魚影を見ぬまま帰港しました。
もうじき港に入るというところで、先ほどのチヌすくいの見物人の一人が呼ぶので、そちらに向かったところ、タモを持っているならここにチヌがいるのですくってみろとのこと。
さっそくボートから降り、タモを取りに行き掬わせてもらいましたが、キャッチはできませんでした。
その後、2匹のチヌを見つけチャレンジしましたが、中々うまく入りません。
もう帰ろうとしたところ、先ほどの人がまたまた呼ぶので駆けつけると、50cm余りの大きなチヌがいました。
今度こそはと思い、慎重にチャレンジしましたが、魚の方がタモより大きく、もう少しというところで逃がしてしまいました。
結局はボウズでしたが、貴重な体験をさせてもらいました。
ちなみに、同行した小倉氏は根っからの釣り好きなので、チヌ掬いには余り興味を示さず、港の横の小川に数百匹で群れている大型のボラにルアーを投げて遊んでいました。
私から見れば、引っかけているようにしか見えませんが、本人に言わせると口にひっかけているんだということで、釣り上がりはしないものの、何度か魚を引っかけて満足しているように見えました。